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祖田雅弘個展「COMMUNICATION」

今週の作家さんは祖田雅弘さんです。HBでは11年ぶり2回目の個展となります。
今回は「COMMUNICATION」と題し、スティーブ・ジョブズ氏の生涯を描きました。
祖田さんの軽妙なえんぴつ線の筆致からは、さまざまな情報が聞こえてくるようです。
ジョブズ氏の駆け抜けた人生エピソードと共にご覧ください!

 

 

 

– 個展開催おめでとうございます。今回、なぜジョブズを描こうと思ったのですか?

どういったことを考えてモノ作りをしているのかという、彼のエピソードが本当におもしろくて。
理系の人を描きたかったということもありました。
自分自身、機械や基盤、車、静物、宇宙…など、そういったモチーフが好きで
情緒的なものよりはそういうものを描きたい、自分に合っているのではと思いました。
みんなが知っている人物ということもあります。

 

 

 

– 資料はどのようなものを見ましたか?

ジョブズに関する本を読んだり、YouTubeで動画を見ながら描きました。
彼自身やアップルは有名なので、そのイメージをある程度残しながら、
自分の解釈になりすぎないように制作するのに苦心しました、

 

 

 

 

– 画材は何を使っているのですか?

基本はえんぴつで、他にテクスチャなど1枚にいくつかの要素を組み合わせて描いています。
1つの絵の中にどれくらいの要素を入れるか意識しました。
少ないと抽象的になるし、多いと説明くさくなるなと。

 

 

 

 

– 1人の人物に焦点をあてて制作するということをやってみていかがでしたか?

このような制作は初めてだったので大変でした。
1枚、2枚なら仕事などでも描いたことがありますが、 自分の個展でこの枚数を描くとなると違いましたね。
展示する作品全体の仕上がりをイメージしながら描いたので、普段使う脳みそとは別の部分を使っていたような。
資料を読むのはおもしろくて、勉強にもなるのですが、時間がかかるという点でも大変でした。

 

 

 

 

– 今後、どのようなものづくりをしていきたいですか?

ジョブズ氏の制作動機は、世の中を新しい道具でびっくりさせるというのが最大の価値なんですよね。
自分は絵でなにができるかを考えたときに、イラストレーションを描く能力で、
見る人にそれに近いようなことが出来たらなと思います。
自己満足ではなく、正しく機能して役立つ絵。
「この絵があってよかった」というような、効果が最大になるよう役割を果たせたらなと思います。
デジタルでの表現方法も、今後もっと追求していきたいです。

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