版画のイラストレーター展 凸凹「凸凹な庭」
今週は版画イラストレーター”凸凹“の6名による展覧会です。
2012年の12月に開催していただいて以来、今回が2回目の展覧会となります。
メンバーはアンドーヒロミさん、正一さん、タダジュンさん、楯川友佳子さん、平岡瞳さん、芳野さん。
今回は「庭」をテーマに、6名の作家さんそれぞれの個性あふれる楽しい作品がたくさん展示されました。
また、展覧会のために制作された「凸凹な庭」作品集も部数限定で販売中!
6種類の版画技法の説明や、作家さんのお人柄が感じられるコメントも収録された、
見応えのある1冊です。こちらもお見逃しなく!
盛りあがったインクが何層にも重なっているような、重厚な質感がおもしろいアンドーさんの作品。
リズミカルなカタチや色が楽しく、じっくりと時間をかけて見ていたい作品ばかりです!
アンドーヒロミさんHP http://h-ando.jp/?page=0
同じイメージのものが版から一枚しか刷れないという、モノタイプという技法で描かれた正一さん。筆のたっぷりとした、のびのびした線が気持ちのよい作品です。
正一さんは7月4日から開催のHBファイルコンペ特別賞展での展示も控えています。こちらもお楽しみに!
正一さんHP http://showichi.jimdo.com/
蝶、カマキリ、蜘蛛など昆虫をモチーフに描いたタダさん。
見れば見るほどその不思議な魅力に引き込まれてしまいます。
モノトーンの深みのある色合いと、作品に付けられたタイトルから
さまざまな物語が膨らみます。
タダジュンさんHP http://juntada.com/
自然な木目の質感と、淡い色彩がここちよい楯川さんの作品。
会場にはウサギや、たんぽぽなどを描いたかわいらしい小ぶりな作品も。綿毛などのふわふわとした表現も秀逸で、楯川さんによる木版表現の奥深さに驚かされます。
ひっそりと佇む、島猫がかわいらしい平岡さんの作品。どの作品も、ゆったりとしたおだやかな時間が流れています。作品の佇まいもかわいらしく、原画は手のひらにおさまるほど小さなものも。ぜひ実物を見て頂きたいです!
平岡瞳さんHP http://blog.goo.ne.jp/hitohito1103
小鳥やお花、ちいさな動物がかわいらしく登場する芳野さんの作品。
色鉛筆のような質感が素朴で、やさしい雰囲気に包まれます。
近くでよく見ると、少しずれた色の重なり方がとてもきれい。
手描きのようで、でも手描きでは出せない魅力のある、
芳野さんの作品のおもしろさは必見です!
芳野さんHP http://nocodico.com/
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