HB Gallery

Blog

袴田章子個展「健太とケン」

今週の作家さんは袴田章子さんです。HBでは初めての個展となります。
四季折々の自然豊かな風景と、少年と犬のほのぼのとした日々が丁寧に描かれました。
トリミングや色合いも美しく、抜けのある気持ちのよい作品です。ぜひご覧いただきたいです!

 

 

— 袴田さんはこれまで個展をされたことはありましたか?

4年前にもやったことがあったのですが、作風は今と違って鉛筆画での展示でした。
イラストレーションを意識した個展は初めてです。

— 展示をしてみていかがでしたか?

反応をもらえることが何よりありがたいですね。
自分でもこれだけ揃って見ることがなかったので、次の課題が見えてきました。

 

 

— 今回の少年と犬のテーマは、スケッチを描いていて思いついたのですか?

なんとなく描いていたものを、広げていきました。小さい紙に描いていたので、ほんとうに落書きだったんです。

— 2人のほのぼのとした雰囲気がいいですね。
袴田さんの作品は風景がとても印象的ですが、写真は普段からよく撮られるのですか?

ケータイで写真を撮ったりするのですが、だいたい間に合わないんですよね。
撮りたいときに、カメラを持っていなかったり。でも景色は覚えています。

 

 

— 昔見た風景なども覚えているのですか?

印象的な景色だったりすると、大かた覚えていたりします。
あれを再現してみたい!という気持ちで描きます。
ここ好きだな、と思うと旅先でも覚えていますし、新幹線に乗って見た景色などけっこう覚えています。
この辺の森にたしかいい小屋があったなぁとか。
いいなぁと思う景色があっても、速すぎて写真にはおさめられないんですよね。

 

 

— すごい観察力と記憶力ですね!記憶を頼りに描いているとは驚きました。

イラストレーターを志したのはいつ頃ですか?

MJイラストレーションズに入った頃なので、約5年前くらいです。
写真をやっていたときがあったのですが、やっぱり絵の方が思い通りに表現できるなと思いました。
絵で活躍している方を見て、羨ましくなったんです。

— 5年前に入られてから、現在も通われているんですよね。

はい、そうです。最初はイラストレーションというものがわかっていなくて、
2年くらい経って徐々にわかってきました。絵と何が違うのか、結構迷いましたね。

— 絵のタッチも変わりましたか?

最初は鉛筆で細密な絵を描いていたのですが、絵の具を使うようになりました。
絵の具の登場が一番大きい出来事だったなと思います。

 

 

— MJに通ってよかったなと思う一番のことは何ですか?

やっぱり仲間ができたことですね。あとはイラストレーションの楽しさを知ったことです。
毎回飲み会があるんですが、絵の話はほとんどなくて、生活の愚痴を言い合ったりしています(笑)

— みなさん仲良しですよね! 情報交換、楽しそうですね。
最後に、今後どんな活動をしていきたいかお聞かせいただけますか?

今回展示してみて、自分では気づかなかったのですが
「絵本にしてみたら?」 と言っていただけたので、作ってみようかなと思いました。

元々、字のない絵本も好きなので、絵だけで読める本もいいなと思います。
他にも、物語や背景が感じられるような、商品や本でイラストレーションに起用されたらいいなと思います。
憧れは「神谷バー」のお仕事です。ちょっとストーリーが感じられて、CMみたいな感じが憧れですね。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

コメントフィード

トラックバックURL: http://hbgallery.com/blog/2015/03/17/%e8%a2%b4%e7%94%b0%e7%ab%a0%e5%ad%90%e5%80%8b%e5%b1%95%e3%80%8c%e5%81%a5%e5%a4%aa%e3%81%a8%e3%82%b1%e3%83%b3%e3%80%8d/trackback/