藤枝リュウジ賞 桑原紗織個展「青い空の下で」
HBファイルコンペvol.25 大賞展6週目は、藤枝リュウジ賞を受賞された桑原紗織さんです。普段はHBギャラリーのスタッフとしても働いている、桑原さんの2回目の個展です。
— この度は受賞おめでとうございます!受賞されたお気持ちをお聞かせください。
藤枝さんに選んでいただけるとは思っていなかったので、驚きましたが、今年こそは受賞したいと思っていたのでとても嬉しかったです。それと同時に、展示するんだというプレッシャーも感じていました。
— タイトルの「青い空の下で」のコンセプトをお聞かせ頂けますか?
今まで、楽しんで自然に描いてきた作品に共通するテーマだと思ったのと、夏の8月の展示なので、さわやかなイメージのタイトルにしました。
— 桑原さんは今年のHBファイルコンペの小冊子のイラストレーションも担当されています。さわやかなブルーが印象的です。
こちらもぜひご覧下さい。http://www.hbgallery.com/compe.html
— 前回の展示から、作風ががらりと変わっていますが、何か心境の変化があったのでしょうか?
学生の頃から身近な線画の技法で制作を続けてきました。画材を変えてもっと質感のある作品を作ってみたいなと色々画材を試していたところ、紙版画という技法を知りました。
— 紙版画の魅力はどんな所でしょうか?
刷りあがった時の楽しい気持ちと、圧力のかけ方や紙の塗らし方で、刷り方が変わり、偶然に思いがけない質感のものが出来る所が面白いと思います。
— 計算できない部分が魅力なんですね。今後もこの技法で続けていきたいですか?
景色とか、背景もある絵も描いてみたいので、もう少し続けていきたいです。
— 今回アンティークな小物の絵が多いですが、どのようにセレクトされたんですか?
泥くさい感じのものやシルエットが面白いもの、少しけったいなものなど、自分が楽しく描けるものを選んでいます。紙版画の質感に合いそうだなと思ったので、そういったものを中心に描きました。
— 今後はどんなお仕事をしてみたいですか?
普段絵を描いていて、怖いものやちょっと気持ち悪いものを描く方が楽しいなと思ったので、そういった絵が必要な本のお仕事をやってみたいです。装画のお仕事はまだやったことがないので、今年は目標にしています。お仕事以外では、詩を書いてくれる人を探して、詩と絵の本を作りたいです。
— 受賞によって活躍の場も広がりそうですね!ありがとうございました。
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