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ヒラノトシユキ個展 「Somewhere,Something」

今週の作家さんはヒラノトシユキさんです。HBでは約3年ぶり、3回目の個展開催となります。
広告のお仕事や本の装画など、多方面でご活躍中のヒラノさん。
色鉛筆で描かれたラフな線画や、幾重にも塗られた絵の具の質感など、どの作品も見れば見るほど引き込まれます。さまざまな画材を駆使した自由な作風はヒラノさんならではです。風が吹き抜けるような気持ちのよい空間です、ぜひお立寄りくださいませ!

 

— 今回はどんなテーマで制作されましたか?

僕の場合、テーマを決めて描くというよりは、日頃してきたことや経験に伴うこと、旅行で見たものや撮った写真などを元に日々描いています。日々積み重なった時間の経過や記録、それらの中でやってきたことを展示しようと思いました。

 

 

 

 

— 色んなタッチで自由な作風がいいですね。タッチは違ってもヒラノさんらしさが出ています。描くときに心がけていることはありますか?

仕事でもオリジナルでも、自分の匂いや跡が感じられる作品、心に風が吹くような絵を描きたいと思っています。
自分の絵を並べてみると、落ち着くし、好きだなと思ったりいい絵だなと思ったりするので、その気持ちを大切にして描いています。

ただそれだけではなく、描いた絵に対してイラストレーションになるかは考えます。
どんな絵を描いても、その絵だけでは終わらせないようにはしたいなとか、イラストレーションになるための絵を常に研究しながら描いています。自分の色やタッチを残しつつも、それをどうイラストレーションにしていくのかというのが課題です。

 

 

— ヒラノさんは絵を描くときに画材の使い分けはどのようにされているのですか?

作品に勢いが欲しい時は筆を使い、少し繊細さが欲しい時は色鉛筆を使ったりしています。僕の作品サイトに載せている絵も、タッチが色々と分かれているのですが、お仕事の依頼によって変えてています。

 

 

— 最近はどのような営業活動をされていますか?

昔は色々と営業にまわりましたが、最近は特にしていないです。展示があるときには、DMや、年賀状を送るぐらいです。地道ではありますが、そうゆう事を何年も続けていく事が大事だと思います。

 

— そういった積み重ねが大切なんですね。今後、どんなイラストレーターになっていきたいですか?

極端かもしれませんが、ヒラノさんの一本の線が欲しいと言われるようなイラストレーターになりたいです。

 

ヒラノさんのオリジナルグッズも好評販売中です。
残り僅かのグッズも!ぜひこの機会にお求めください!

 

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