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濱愛子 片塩宏朗 展「3133」

今週はイラストレーターの濱愛子さんとコピーライター片塩宏朗さんの2人展です。
濱さんが描く日々の風景と、そっと絵に添えられた片塩さんの言葉。お二人が紡いだ物語、じっくりご覧いただきたいです。

 

 

— 今回、お二人で展示をやろうと思ったのは何かきっかけがあったのですか?

濱さん : 勤め先のデザイン事務所が、今年いっぱいでクローズすることになり,今後は1人でやっていく可能性もあるので、リーダーシップをとって物づくりする経験が自分には必要 と思い、今回片塩さんと展示することとなりました。タイトルの3331は私の勤め先が年内でクローズするので、その締めくくりの意味をこめてつけました。

片塩さん: 僕は極力何も言わず、言葉のみによって絵を支える立場になろうと思いました。テーマ、コンセプトについては、口に出すべきではないなと思いましたし、ただただ濱さんが描く世界が広がったらいいなと感じていました。

 

 

— お二人でやってみたことで、面白かったのはどんなところですか?

濱さん : 絵とことばの組み合わせによる広がりを感じたところです。

— 片塩さんは、絵に言葉をつけるということはこれまでもなさっていたのですか?

片塩さん : 初めての経験です。いつもはお客様がいる状況なので、いないということに戸惑いもありました。やってみると、濱さんの描く絵の世界に入り込んで、物語をみつける作業がとても楽しかったです。30数点で終わってしまうのが寂しくて、ずっとやっていたいなと思いました。また機会があったらぜひやりたいです。

 

 

濱さん : 片岡さんからのメールを開くときには新鮮な気持ちでいたかったので、深呼吸して気持ちを整えてから読んでいました。 

 

 

— 楽しいやりとりですね。今回は、絵 → 言葉 → 絵 → 言葉…と、繋がって展示されていますね。
どのようなテーマがあったのですか?

片塩さん : 最初は、ひとつの絵にひとつの言葉をのせて作品にしようとしていました。
濱さんから展示のタイトル「3133」の意味を聞かせてもらったことで、「絵」 →「ことば」 で完結せずに、数珠つなぎにして、 全体でひとつの物語にしようと思いました。 

 

— まだまだ物語が続くような、すてきな展示になりましたね。今後はどのような活動をしてきたいですか?

濱さん : 広告や装丁のイラストレーション、そしてデザインの仕事も続けていきたいです。チャンスがきたとき求められた事を返せるように力を養っていきたいです。

 

 

今回の展示のために制作された作品集「3133」(限定200部)もございます。
手製本の貴重な作品集ですので、こちらもお見逃しなく!

 

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