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あずみ虫・タムラフキコ 2人展「映画の女」

今週の作家さんは、あずみ虫さんとタムラフキコさんです。
今回は、お二人が共通して好きな”映画”をテーマに、さまざまな顔をもつ女優にスポットをあてて描かれました。
悲哀や憎悪、嫉妬…など、複雑な感情が入り交じる女たちの表情を見事に表現されています。
お二人のタッチを組み合わせた超大作も必見です。ぜひ見にいらしてください!

 

『パリ,テキサス』ナスターシャ・ヤンスキー
(絵:タムラフキコ)

 

『シザーハンズ』ウィノナ・ライダー
(絵 : あずみ虫)

 

今回のテーマはお二人で考えたそうです。

タ:「歌謡曲で、女の人の恋愛をテーマにしてるのもいいね」
あ:「やっぱり映画にしようよ!」
タ:「じゃあ映画の女はどう?」
あ:「顔を描くの難しそう…」
タ:「あずみちゃんが女の人を描くのいいと思う!」
あ:「映画といえばタムラさん!というイメージですよ」

と、こんなやりとりを経て、お二人に共通するぴったりなテーマがみつかったようです。

「あくの強い役の方が、女優さんも輝いている気がする」とあずみさん。
また映画は、ファッションや色彩、構図などワンシーンごとに追究されていてとても勉強になったとのこと。
『死刑台のエレベーター』『浮雲』もいつか描きたい映画のひとつだそうです!
タムラさんは女を描くために、普段使っているオイルパステルから、油絵の具に変えて挑戦!
タムラさんらしい表情豊かな女たちが、生き生きと描かれました。

 

『スモーク』ストッカード・チャニング/アシュレー・チャッド
(絵:タムラフキコ)

 

『エヴァの匂い』ジャンヌ・モロー
(絵 : あずみ虫)

 

左:『パルプ・フィクション』ユマ・サーマン 右:『マディソン郡の橋』メリル・ストリープ
(絵:タムラフキコ/あずみ虫)

正面に飾られた大きな作品は、お二人の初めての共作です。
「からみが欲しいね」と、タムラさんの提案でダンスシーンを描くことに!
タッチの違うお二人の絵が見事に融合しています。
相性がいいね!と、うれしそうなあずみさんとタムラさんでした。

 

『オープニングナイト』ジーナ・ローランズ
(絵:タムラフキコ)

映画のチョイスはお互いに相談はせず、それぞれが好きなものを描いたそうですが、
『風と共に去りぬ』の女優ヴィヴィアン・リーは、お二人の作品に登場していました。
異なる視点がとても魅力的な作品、会場でぜひ見比べてみてください!

 

『風と共に去りぬ』ヴィヴィアン・リー
(絵 : あずみ虫)

 

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