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小林達介個展「kobatatsu image」

今週の作家さんは小林達介さんです。HBギャラリーでは初めての個展となります。
昨年開催された、第3回東京装画賞で金賞を受賞された小林さん。今年も活躍が期待される大注目の若手イラストレーターさんです。木炭で生き生きと描かれた風景や人物、懐かしさも感じられる独特な雰囲気が魅力です。
ご自身、約9年ぶりの個展開催となりました。

 

「タイムマシン」

今回は新作イラストレーションのほか、東京装画賞で受賞された作品、コンペ出品作など小林さんのこれまでの活動を一堂にご覧いただけます。「タイムマシン」は、小説が書かれた当時の最新の技術、蒸気機関車や真鍮の歯車などを組み合わせたり、映画を参考にして描いたそうです。ご自身が白いシャツを着て、ポーズをとり撮影して描いた、リアリティある1枚となり見事金賞に輝きました!

 

「冬の忘れ物」

「主演女優」

 

元々は服飾系の大学で勉強をされていた小林さん。毎月、課題で出されていた100枚ドローイングをきっかけに、絵を描くようになったそうです。小林さんの作品を「毒があって、独特でいい」と評価してくれた先生の言葉がきっかけとなり、絵描きになることを決心。 ドローイングやコラージュ、木版画などさまざまな画材を経て、現在の木炭での表現となりました。描きたいモチーフが少しずつ変わり、次第に画材も変わっていったそうです。

 

「鏡よ鏡」

普段は自分に合ったイメージ作りのため、海外ミステリーやサスペンスものの小説を中心に読み勉強中とのこと。
同じ小説や映画を何度も繰り返し見て、そこから得たイメージを1枚の絵にすることが多いそうです。

 

小林さんが装画をてがけられた『消滅した国の刑事』

 

 

 

今後は、自分の絵に合うようなミステリーやサスペンスの本のお仕事のほか、自分の絵と対極にあるようなジャンルでの仕事も見てみたいとのことでした。小林さんの親しみやすいお人柄と作品、両方の魅力をぜひ多くの方に知って頂きたいです。ぜひお立寄りくださいませ!

 

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