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谷端実個展「縁起者」

今週の作家さんは谷端実さんです。HBでは初めての個展となります。
一富士二鷹三茄子、松竹梅、亀、龍、白蛇…などなど、日本の縁起物を身に纏った、
ユニークなキャラクターたちが勢揃いしました!谷端さんの独特のカラーや、大胆かつ繊細なタッチが存分に楽しめます。隅々までじっくり見ていたい、そんなキャラクターたちにぜひ会いに来てください!

 

 

10歳上のお兄さんの影響で、仮面ライダーやウルトラマン、ソフビ人形、キン肉マン消しゴムが大好きだったという谷端さん。初期の頃の映像の色味や、オレンジ色をした昔のウルトラマン、画面にホコリが入りこんでしまったままの昔の映像…などたまらないものがあるそうです。絵を描く上では、パソコンに取り込むと簡単に消えてしまうようなゴミ、紙のシワ、ホコリ…そういったものも大切にされているそうで、それも含めて見せることのできる、原画での展示が嬉しいそうです。

 

 

大学時代は、寺門孝之さんに絵を教わっていた谷端さん。
紙の端っこが折れたり、汚れたりしても「事件が起きた!」という表現で「良し」と言ってくれる寺門先生。
のびのびとした楽しい教えが、今の谷端さんのスタイルにも影響しているのかもしれません。
谷端さんも「楽しんで描いているなと伝わったら嬉しいです」と仰っていました。

 

 

今回描かれた縁起物のモチーフは、浮世絵の縁起巻きを資料にされました。
キャラクターのフォルムは、思うままに手を動かして描いているそうです。

縁起のいい黄色とモノクロの線画のタッチも味があって好評です!

 

 

CDジャケットや、雑誌「POPEYE」「Number」でのイラストレーションなど、少しずつお仕事が増えて来ている谷端さん。
これからはまだやったことのない、本の装画を描くのが目標だそうです。物語を読んでイメージして描くことで、自分の世界で終わらず、開いている感じの絵が描けたらなとお話されていました。次は女の人も描いてみたいそうです!

ずっと憧れだったイラストレーターという職業。仕事もたくさんこなしていきたい、と抱負を語ってくれました。今後の展望については「これからもなるべく正直に生きたい。絵を見ることも大好きなので、イラストレーションが身近にある人になりたい。がんばっていきたいです!」とのことです!

 

 

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