鈴木成一賞 杉山巧個展「色を打つ」
夏のファイルコンペ展、第3弾は鈴木成一賞に輝いた杉山巧さんです。
HBでの個展「Lesson 0」後、約1年間新作を描きため応募したところ、見事に大賞受賞となったそうです。草花の瑞々しさや群衆のざわめき、生きものたちの生命力が感じられる作品です。絵を描く楽しさが伝わってきます、ぜひご覧くださいませ!
「群生」
〈審査員、鈴木成一さんからのコメント〉
ミニマルなモチーフの中の強かな情熱が、明るい解放感を与えている。具体性と装飾性のバランスも絶妙で、新たな世界観を創り上げているのではないだろうか。
「トラ」
「藤棚」
今回の展示は、杉山さんご自身の気に入っている絵を飾りたいという気持ちと、楽しく格好つけずに気持ちを一生懸命こめて描くということがテーマだそうです。 『色を打つ』というタイトルは杉山さんの絵の共通点から出てきた言葉。ボール紙のカケラに絵の具を付けて、スタンプを押すようにして描いています。正面に飾られたのは縄をモチーフにした大きな作品。杉山さんにとって縄は素朴でタフで、存在自体がお好きなのだそう。特に気持ちをぶつけて描きたかった作品です、とお話してくださいました。
「木材」
これまではいい仕事をしなきゃ、うまく描かなきゃという気持ちが強かったそうですが、前回の個展で思いきり描けたことで、その後の作品も良い方向に向かっていったようです。今後も、色々なお仕事をやってみたいそうですが、特に本を読むのが楽しくお好きだそうで装画はもっと描いてみたいとのことでした。今後益々のご活躍も楽しみです!
杉山巧さんと審査員の鈴木成一さん。
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