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副田高行賞 おおたはるか個展「真空パック」

夏のファイルコンペ展、第4弾は副田高行賞に輝いたおおたはるかさんです。
HBのコンペには初めての応募で見事に大賞受賞となりました。おおたさん自身の分身をそのまま生き写して描く、そんな描き方が『真空パック』という言葉に込められました。瞬間の気持ちを閉じ込めた生きた作品たち、ぜひご覧いただきたいです!

 

<審査員、副田高行さんのコメント>

いい絵は、人の目を釘づけにしてやま ない。こちらの目をずーっと離さない。恐い。でも、出会ってしまったら、もう逃げられない。

 

奈良の美大へ入学後、絵を描き始めたおおたさん。自分の絵がどのくらいの位置にいるのかが全くわからなかったため、力試しにさまざまなコンペへ応募していたそうです。HBのコンペやチョイスへ入選したことが絵を描く自信に繋がった、とお話してくださいました。

作品は天ぷら紙に水彩絵の具で描かれています。思ってもいないところに滲みが出て、自分の想像の上を行ってくれることが魅力なのだそう。下描きはせず考えずに、その瞬間に見えたものを描くことを大事にされています。

 

 

今年の3月に卒業されたばかりのおおたさん。在学中は洋画コースで油絵を描いていたそうですが、イラストレーションにも興味が出てきて、画材を変えて水彩絵の具でも絵を描き始めたそうです。油絵と違いすっと思うままに描けて、自分のせっかちな性格に合っている画材だなと感じたそうです。はやく絵を完成させたいという気持ちや、その時見えたものをすぐに描きたいという気持ちが今のタッチに繋がりました。

 

 

将来は需要のある作家になりたい、と大きな目標を持っているおおたさん。絵本の制作など自発的に活動しています。自分のためには絵は描けないので、たくさんの人に見てほしいそうです。今後の作品にも期待です!

 

審査員の副田さんとおおたはるかさん。

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