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副田高行賞 原裕菜個展「港町」

夏のファイルコンペ展もいよいよラスト!トリをつとめるのは副田高行賞に輝いた原裕菜さんです。
幼い頃から祖父母の住む長崎へ訪れることの多かったという原さん。長崎で目に映った強く印象に残っている風景を描かれました。原さんが制作されたアニメーションも展示しております、ぜひ見に来てください!

 

 

 

今回描かれた黒のシリーズは元々、原さんの個人的な実験で描いたものでした。昨年参加されたグループ展「DLI展」で試しに描いてみた作品だったそうで、最初は6点ほどの枚数だったものを、コンペに向けて20点に増やし応募。受賞の知らせを聞いた時は、まさか賞をとれるとは思っていなかったそうでびっくりしたとのこと。描かなすぎて怒られるかなとも思っていたそうですが、他の方から見るとおもしろいんだと改めて感じたそうです。
最近では『BUTTER』の装画を見て原さんの絵を知ってくださる方が多いそうです。徐々にお仕事も増えてきました。

 

 

今回はアニメーション制作にも挑戦されました。受賞作の一連のシリーズから、なにか発展させたものを作りたいと思い、絵を動かしてみようと思ったそうです。パラパラ漫画のようにたくさんの枚数を描き、合成や描き直しをくり返して完成。音楽はドイツ在住のアーティストの友人に作ってもらったそうです。長崎のお祭りを彷彿とさせるドラやシンバルの音、和・洋・中が合わさるような異国感ある長崎の雰囲気を見事に表現されました。2人でイメージを行き来させ作りあった作品となりました。

 

 

これまで本や雑誌のお仕事が多かったそうですが、これからまだまだ広げていきたいとのこと。アニメーションや、ストーリー性のあるPV、絵本にも挑戦したいそうです! 今後益々のご活躍が楽しみです。

 

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