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菅野博子個展「㊎メダル」

今週の作家さんは菅野博子さんです。HBでは約2年ぶり、13回目の個展開催となりました。
今回は、菅野さんの地元・いわきののどかな風景や、愛猫ミィ〜、ご家族やご友人など好きな人々を描かれました。菅野さんののびのびとした気持ちの良いタッチをお楽しみください!

 

「ハルコさん 89歳」

2年前に開催された個展後から、コツコツと絵を描きためていた菅野さん。身近な人物から著名人まで好きな人を思い思いに描かれました。来年の東京オリンピック開催にあやかり、タイトルは「金メダル」に。DMには菅野さんのお母さんが描かれています。オリンピックでは金メダルは1つだけれど、モデルになってくれた人、動物たち皆に金メダルをあげたいという気持ちで描いた、と菅野さん。

 

「ヤンくん ♂」

「庭の車の上のミィ〜」

ずっと見てきたお母さんと飼い猫のミィ〜。ふたりとも年をとってきたなぁと感じるそうです。でも今回はタイトルも絵も、明るい印象になって良かったとのこと。2年間、描きたいものをたっぷり描けたそうです。

 

 

見に来た方が知らない人ばかりだとつまらないと思い、著名人も描かれました。田辺聖子さん、佐藤愛子さん、忌野清志郎さん。田辺さんは菅野さんのお母さんと同い年。今年亡くなってしまったけれど、学生時代から田辺さんの本が好きでよく読んでいた、と菅野さん。佐藤愛子さんは90歳半ば。元気に頑張っているので描きたいと思ったそう。いわきにも講演に来てくれた、大好きな方。そして前々からファンだったという清志郎。会場では清志郎のBGMが流れることも。

 

「アトリエのミィ〜」

人物や動物は写真を撮って描いたとのこと。風景はいつもその場で描いているそうです。地べたに座り、大きな石の上に紙を斜めに置いて描いたり、小さな絵は膝の上にのせて描いたりするそうです。船の絵を描く時は海風が強く、普段立てているイーゼルを使うことができなかった、と菅野さん。

「7月の小名浜漁港No.1」

描くときに気をつけていることは、一番最初に描いたラフの線を生かすようにして描くことだそうです。描き込むとリアルになってしまうため、気に入った線を最後まで使いたいという気持ちなのだそう。
いつも作品と共に気持ちのよい風を運んでくれる菅野さん、次回はまた2年後に個展を開催予定です!お楽しみに!

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