楓真知子個展「きらめきをにぎる」
今週の作家さんは楓真知子さんです。HBでは約2年ぶり2回目の個展開催となりました。楓さんが描く、見ているだけで元気が出る動植物や人間たち、モノや風景まで、思い思いに描かれた新作の数々をお楽しみください!楓さん初の絵本『たびにでた』のお披露目も。ぜひお越しくださいませ!
「みつけたみつけた」
今回の個展はコロナのこともあり、開催できるのかどうか…気持ちを立てることに時間がかかった、と楓さん。目標は”人間を描くこと”、それだけは決めてあとはとにかく描こうと思ったそうです。描いていく中で、苦手だった風景にも挑戦したり、色の彩度を調整したりと、様々な挑戦ができたことが良かったとのこと。気づきながら、描き続けていくしかないなと思ったそうです。今年に入ってから描かれた100点以上の新作の中から、厳選された68作品を展示していただきました!
「灯男」
5月の連休明けから一気に描いたという今回の作品たち。
生き生きとした筆致と色彩に心が動かされます。
「水色」
「はじめての彼女」
昨年の7月、10月、今年の1月、6月とハイペースで個展を開催されている楓さん。展示のお誘いを頂けたら、断らないというスタンスで活動をされているそうです。絵の露出が増えることで、イラストレーションの仕事も増えていったとのこと。最近のお仕事のほとんどはSNSを見た方から依頼がくるそうです。常に動いておくことが大事かな、と楓さん。
絵本や教材のイラストレーション、こども図書館に関わるお仕事など、子どもに関わるお仕事が多いそうです。その方面では売り込みをしてこなかったそうで、思わぬところから来るんだなという印象とのこと。
「さいしょの鉢」
7月に初の絵本を出版される楓さん。以前から個展に来てくださっていた絵本館の編集の方に「一緒に作りませんか?」とお誘いを受けていたとのこと。その後、グループ展で自主制作した絵本を持ち込みに行き、出版に繋がったそうです。絵だけでなく物語も楓さんによるもの。動物の絵を描こうと思い、そこからお話を作っていったそうです。最初は緊張してのびのびと描く事ができなかったそうで、何度も描き直しがあったとのこと。2年の歳月を経てついに完成です!
楓さん初めての絵本『たびにでた』(絵本館)
会場で先行販売中!ぜひお越しくださいませ!
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