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京極あや個展「FLY(フライ)」

今週の作家さんは京極あやさんです。HBでは初めての個展開催となりました。吸い込まれるような黒い瞳が印象的な京極さんの描く人物画。今回は、人が消えた街をさまよい歩く少女と鳥の物語を描かれました。個展のために制作されたアニメーション作品と共にお楽しみください!

 

今回の作品を描くきっかけとなったのは、ドイツ圏へ旅をした際に見た風景や空気感を表現したいと思ったことだったそうです。それらを自分なりに消化し物語として描いてみようと思い、空想を広げていったとのこと。少女の孤独な様子を描きたかった、と京極さん。グレイッシュな色彩が心地良い作品です。

また今回は、自分の世界観を定める為に個展に挑戦しようという想いもあったそうです。老若男女、どんな人物を描いても自分の色を出せるようになりたいとのこと。少女だけでなく、老人を描いた印象的な1枚も。

 

 

 

 

MJイラストレーションズで5年間学ばれた京極さん。元々人物を描くことが好きだったこともあり、峰岸先生の「イラストレーターになりたかったら人物を描くことができるように」との教え通り、文芸誌や装画など着実にお仕事へ繋げていきます。デフォルメを意識すること、時代背景のディティールは怠らないこと。特にこの2つは今も意識して描かれるそうです。長くお仕事を続けられている峰岸先生ならではのアドバイスです。

 

 

 

アニメーション作品を作るにあたり、まずはプロットを作りコマ割りでシーンを描かれたそうです。背景画はドイツで撮影した写真を元に、procreateを使用し描いた作品も。今回のアニメーションは、映像関係のお仕事をされている旦那さんとの共作とのこと。

 

今後も何でも挑戦していきたいし、本にまつわるお仕事はもっとやってみたい、と京極さん。映像のお仕事や、海外で個展をしたいという目標も。モチベーションを落とさずに、これからも絵を続けていきたいそうです。自分の絵をもっと好きになって、これだ!という絵を描きたいとのこと。今後の作品も楽しみです!

 

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