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植田まほ子個展「台湾羈旅」

今週の作家さんは植田まほ子さんです。HBでは2年ぶり2回目の個展開催となりました。大好きな台湾をテーマに制作された今回の作品たち。現地で食べた美味しい食べ物や、思い出の景色を描かれました。台湾の情緒あふれる作品の数々をお楽しみください!

 

「台北 10:58」

テーマは台湾旅行。実際に行かれた植田さん、ご飯が美味しいのはもちろん、気候も良くて、公共マナーも良かったという台湾。特に感激したことは、現地の人々の親切さだったそうです。電車内では荷物を持っていたら席を譲ってくれるのが日常茶飯事だったといいます。屋台の人も、タクシーの運転手も、どこにいっても良い人だらけ。人に惚れたと言っても良いほど、台湾がお気に入りになったそうです。台湾がテーマだったらいくらでも描ける!と思い、今回のテーマとなりました。どの作品も愛情たっぷりに描かれています。

 

「四四南村 12:53」

台湾を描くにあたり、空気感を表現したいと思ったという今回の作品たち。ゆっくりと時間が流れている感じや、南国特有のもわっと空気感など、行ったことの無い人にも、行ってみたいと思ってもらえるような展示にしたかったとのこと。一番初めに描いたのは高雄の海の景色。どうしてもこれが描きたかったんです! と植田さん。賑やかなところも、静かなところもいい台湾。また行きたいな、と想いを語ってくださいました。

 

左から「高雄 15:02」「高雄 13:46」「九份 20:28」

「台北のレストラン ワタリガニのおこわ シジミのニンニク醤油漬け、旬の青菜の強火炒め」

イラストレーターとしての活動は4年程。食べ物をメインに描かれてきた植田さんですが、人物など食べ物以外を描く依頼も増えているとのこと。今回は初めての風景画にも挑戦。楽しく描くことができ、もっと色々なものを描いてみたいという気持ちになったそうです。

「高雄の食堂 シラスフライと焼きそば」

 

最近のお仕事では、ベルキューブのSNS向け広告イラストレーションを担当。トマト、ホタテ、ハムなど様々なチーズのフレーバーを描かれました。11月にオープンするレストランの、加工食品のパッケージイラストレーションのお仕事も決まっているそうです。

台湾にまつわるお仕事はもちろんのこと、海外のお仕事にも興味があるという植田さん。布や家具などファブリック関連のお仕事もしてみたいそうです。今後益々のご活躍が楽しみです!