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イシイ超サヤニー個展「超巴里」

今週の作家さんはイシイ超サヤニーさんです。ご自身初個展となります。二十世紀前半にフランス・パリで活躍した、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミン グウェイ、ココ・シャネルを中心に、活気あるパリのシーンを描かれました。独特のフォルムと温かみのある色鉛筆のタッチをぜひ原画でご覧頂きたいです!

今回が初めての個展となったサヤニーさん、イラストレーターを目指し始めたのは約5年ほど前だったそうです。元々描いていた絵は、原色をふんだんに使ったカラフルなものだったとのこと。今回のような色使いにしてみようと思ったのは、HB塾に通い唐仁原に絵を見てもらったことだったそうです。「色を変えてみたら?もっとおさえて。」とアドバイスが。実際に描いてみると、自分にすごく合うなと感じたそうです。そのアドバイスを頂けたからこそ描くことができた、とサヤニーさん。色を抑えるにあたり、たとえば、赤系統の色鉛筆だけをテーブルに出し、その色だけしか使わないというルールを決め描き進めていくのだそうです。個展までの期間に150枚程を描き、そこから厳選した作品を展示しました。

 

今回描くにあたり、たくさんの資料を読んだり集めたりされたとのこと。元々、調べることや整理することがお好きだそうで、大変な作業ではなかったそうです。集めた資料を眺める度にこれも描いてみたいなと、次々とアイデアが湧いてくるのだそう。

 

2015年まで海外に滞在されていたサヤニーさん。以前からモノ作りが好きで、特に彫刻がお好きだったとのこと。日本へ戻って来てからは自分のやりたいことがわからない日々が続いていたそうですが、翌年ふと「イラストレーションを描きたい」と思ったそうです。基礎やデッサンの経験もなくスタートしたそうですが、遅いスタートだからこそ頑張らなきゃと思ったとのこと。

ほぼ毎日描き続ける日々だったそうですが、とても勉強になり楽しめたそうでう。今できる最大限の力で描き切ったサヤニーさん、今後どんなお仕事でも幅広くやってみたいとのこと。益々のご活躍が楽しみです!

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