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大久保つぐみ個展「beautiful town 18℃」

今週の作家さんは大久保つぐみさんです。昨年4月の個展が延期となり、今回待望の開催となりました!普段の生活で見落としてしまうような風景も、大久保さんの手によってきらきらと輝くようなワンシーンに。個展のために制作されたオリジナルグッズも好評販売中です!ぜひ会場でお楽しみくださいませ。

 

HBでは約4年ぶり2回目の個展開催となりました。前回の個展「beatiful town 18時」が根底になっているという今回の作品たち。前作と同じタイトルの絵や、同じ場所を描いたものもあり、それぞれ対応しているものがあるとのこと。

見ない間にどんどん変わっていく街並み。自分が見ることの出来るうちに描きとめたい、そんな気持ちが作品作りのテーマでもあるそうです。街は人が作っているため、有機物と無機物が混ざり合っているところが魅力とのこと。街が生きている、その途中を描いている、と大久保さん。

 

 

日が当たっているところや影を見ると、綺麗だなと感じて描きたくなるそうです。今回は春の展示なので、明るい、はじまりのような雰囲気を意識したとのこと。描かれたのはすべて実際に行った場所や見たもの。描くとき心がけていることは、自分が楽しいと感じることが一番、と大久保さん。描きたい!という衝動を止めずに描くと、終わったときに「こんなものができた!」という驚きがあるそうです。描きたい気持ちが絵に表れ、ここが描きたかったんだなというのが明確になるとのこと。

 


近頃のお仕事は、instagram広告や、CMアニメーション、大学パンフレットの表紙、冊子の挿絵など様々。
展示では毎回、作品テーマや季節に合わせてオリジナルグッズを制作。夏には風鈴を作ったことも。”ワクワクするようなもの”をテーマに「あの時買っておけばよかったな…」と思ってもらえるような、それくらいのものが丁度いい、と大久保さん。

SNSの投稿は、毎日欠かさず、といったルールは決めず、自分がやりたい時にやるとのこと。見てくれた人が「あ、今日見れてラッキー」と思ってもらえるようなものでいい。昨年は意識的に、展示やお仕事で描く以外に、小さな絵を毎日描いていたとのこと。でも、描きたくない時は描かない。これが全てではないので、生きていく上でも「こうしなきゃダメ」と決めない方がいい。そんな考え方をお話してくださいました。限りある日々の一瞬一瞬を大切に、大久保さんの作品から改めて感じられました!

 

 

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