柿崎サラ個展「Invisible Dog Leash」
今週の作家さんは柿崎サラさんです。HBでは約5年ぶり2回目の個展開催となりました。「Invisible Dog Leash」とは、子供の頃に遊園地で買ってもらった「透明犬の散歩ひも」のこと。昔の思い出のようで違う記憶、現実での出来事のような夢…そんな、どこか曖昧で、印象的なシーンを思い思いに描かれました。クールなタッチとユーモアが心地よい作品です、ぜひご覧くださいませ!
「Puppy-Go-Round」
「Invisible Dog Leash」
柿崎さんが幼い頃に見た「透明犬の散歩ひも」の光景。硬いワイヤーで作られたひもを持つだけで、ハーネスを付けた透明な犬を散歩しているかのように見える、ユニークなおもちゃだったそうです。そんな少しナンセンスだけど、愛おしいものたちが今回のテーマ。
「Honey」
「Twilight」
展示タイトルにもなっている「Invisible Dog Leash」という曲が入った音楽のアルバムを作るような、そんなイメージで今回の新作を描かれたそうです。夢の中で起こる不思議なこと。昨日の出来事は現実だったのか、それとも夢だったのか。初めて見る光景なのに、どこか懐かしい気がする…そういうものを描きたかったと柿崎さん。
「Un-Float」
「Snack Time」
イラストレーションのお仕事は、連載のお仕事をはじめ、カレンダーや広告、本の装画、雑誌の挿絵など様々。最近では立川で開催された蚤の市 GREEN HOOP MARKET Vol.4のメインビジュアルを担当されました。普段の生活は、深夜まで描いている日もあるそうですが、できるだけ午前中には起きて、気持ちよく1日がスタートできるように心掛けているそうです。絵の具を使う時はできるだけ昼の明るい時間帯にと決めているとのこと。
音楽のお仕事は特に興味があるという柿崎さん。CDジャケットやMVのアニメーションなど手掛けてみたいそうです。今後の作品も楽しみです。
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