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安藤巨樹個展「Paintings 2020-2021」

今週の作家さんは安藤巨樹さんです。HBでは初めての個展開催となりました。何気ない日常の景色を描きながらも、映画のワンシーンのようなどこか非現実的な雰囲気を醸し出す安藤さんの作品。安藤さんならではのカラーと筆致も見どころです!ぜひご覧いただきたいです!

 

「うさみかん」

 

Q.今回はここ1年間で描かれた新作の展示ですね。個展で挑戦してみようと思ったこと、やりたかったことなどありましたか?

A.個展のお話を頂いた直後は、色々と新しい試みをしてみたいと思っていました。しかし、新しいことを俄かに形あるものにするのは難しいとすぐに思い直して、堅実に今までやっていたことの延長線で制作することにしました。自分の絵の持ち味は、筆運びと色使いだと思っているので、そこを見て頂ければと思います。

 

「白い家」

「ディナー」,「ホテルルーム」

 

Q.昨年は新聞の連載小説『太陽の門』の挿絵を担当されお忙しい日々だったと思います。やってみていかがでしたか?

A.連載の挿絵は、普段描かないようなモチーフを色々と描けたことが楽しかったです。制作のために資料を探しているうちに、知識が増えていくことも喜びのひとつでした。制作中はとても忙しかったですが充実した日々でした。

ファイリングされた新聞連載の原画。1日1~2枚のペースで全255話を描き切ったそうです。

 

Q.お仕事の絵やオリジナルの絵を描く際に、心がけていることはありますか?

A.どちらの場合も、伸びやかに、固くならないように意識して描いています。

 

「オオカミとレザージャケット」

 

Q.今後の活動予定、やっていきたいこと、お知らせなどありましたらぜひ!

A.仕事をもっと増やしていきたいです。仕事をしつつ、新しいことに少しずつ挑戦して、絵を発展させていきたいと思います。

安藤さん、ありがとうございました!

これまでに手掛けられた装画や挿絵のお仕事。

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