中島花野個展「あの町のこどもたち」
今週の作家さんは中島花野さんです。初個展となりました。こどもたちの日常のワンシーンを瑞々しく描かれる中島さん、ふとした仕草や繊細な表情が魅力です。会場では作品のタイムラプスも上映中!美しい原画の数々と合わせてぜひご覧頂きたいです!
Q1.今回のテーマや、個展でやってみたかったことなどお聞かせください。
タイトルの通り「こども」です。昔からこどもと呼ばれる時代に興味がありました。おそらく輝きだけではない、ちぐはぐした不思議さを感じているので、それを自分の作品で切り取ってみたいという気持ちがあったのではないかと思います。
また、今までの作品ではあまり登場しなかった淡い色を使ってみたり、背景をいろんな形で取り入れる、という挑戦もしてみました。
Q2.イラストレーターを目指したのはいつ頃ですか?また、それに向けてどんなことを実行しましたか?
2019年頃です。小さい頃から漠然と絵の仕事がしたいとは思っていましたが、自分には無理だろうと思っていました。ただ、やはり絵じゃないと嫌だなと思い直して、2019年からイラストレーション塾に通い制作を始めました。
Q3.作品作りで心がけていることはどんなことですか?
一番は「状況にある程度の実感があること」です。手のしぐさや服装や持ち物など、その状況を演出している要素ひとつひとつが、記号的だったり、先入観にとらわれたものにならないように気をつけます。そのために、日々見ているモノや人・自分自身のことを思い出して絵に落とし込むようにしています。
Q4.近年手がけられたお仕事はどんなものがありますか?
まだキャリアがスタートしたばかりですが…、今は装画のお仕事をさせていただくことが多いです。
Q5.今後の活動予定、やっていきたいこと、お知らせなどありましたらぜひ!
装画や広告などはもちろんですが、人物を描くのが好きなので、キャラクターデザインのお仕事にも興味があります。さまざまな媒体で、自分の作った人物が動き回ってくれる日が来るように頑張りたいと思います。
中島さん、素敵な展示をありがとうございました!
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