田澤ウー個展「ダンボール日和」
今週の作家さんは田澤ウーさんです。HBでは2年ぶりの開催となりました。ダンボールの素朴な風合いと、田澤さんの描くほのぼのとした人物や日常の景色をお楽しみください!
田澤さんが描くものの多くは日常の景色。日常の気になった景色やイメージを作品にしているとのこと。甲子園で大阪桐蔭が大量得点した日、エリザベス女王が宮殿から挨拶した日、参院選の選挙看板にポスターが貼られた日…など、田澤さんの視点で切り取られた日々のできごとが描かれました。テーマは身の廻りの出来事がほとんどで、天使や妖怪が登場することはないそうです。
この技法を始めたのは3年前から。それまでの線画に飽き足らなくなり、また、大雑把な性格が活かせるような技法はないかな?と模索して辿り着いたのがダンボールだったそうです。ダンボールを使う不自由さが気に入っていて、上達しすぎないようにと気をつけているとのこと。
会場では1年ほど前から始めたというアニメーションも上映。パーツごとに作り、スマホで1コマずつ撮影していくのだそうです。自分で絵を動かすことができるのは楽しい、と田澤さん。普段何気ない景色を見ている時も「これはアニメーションにしたらいいかも」と、ふとアイデアが湧いてくるのだそうです。
個展もグループ展も、いつも仕事に繋げたい、と田澤さん。出来るだけ多くの仕事をして、多くの人に見てもらいたいそうです。今後益々のご活躍が楽しみです。
コメントフィード
トラックバックURL: http://hbgallery.com/blog/2022/09/12/%e7%94%b0%e6%be%a4%e3%82%a6%e3%83%bc%e5%80%8b%e5%b1%95%e3%80%8c%e3%83%80%e3%83%b3%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab%e6%97%a5%e5%92%8c%e3%80%8d/trackback/