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しまだたかひろ個展「しろとくろ」

今週の作家さんはしまだたかひろさんです。HBでは3回目の個展となりました。
しろとくろで統一された、モノクロのコミカルな原画をお楽しみください!

一部展示作品はオンラインショップでもご覧いただけます。
http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

 

Q1.
昨年4月のHB個展ではアナログとデジタル、カラーとモノクロ、双方の対照的な展示構成が印象的でした。
今回の個展は全て白黒作品で、画材も画用紙に墨汁とアナログの手法を取られています。
今回そのようにされた理由を教えてください。

 

A1.
白黒なのは、前回はカラフルな作品だったから、というすごく単純な理由です。
前回の展示作品も転写でしか出せない風合いを持った作品で、あれはあれで良い作品だな〜と我ながら思いますが、もう少し強度のある絵にしたいなということで今回は手描きにしました。(下書きまでの作業は完全にデジタルなんですが)

 

 

Q2.
しまださんは3回目のHB個展となりました。
お仕事の合間を縫って個展を開催される理由や目的をお伺いできますか。

 

A2.
認知を広げる、というのが最大の目的です。
それは別にデザイナーさんや編集者さん等のお仕事をご一緒する可能性のある方に向けて、ということではなく、趣味で絵を描く人や絵を見るのが好きな人、何ならそういうことに全く興味のない人まで、直接ギャラリーに足を運んでいただくまでは至らなくとも、「こんな絵描いてるしまだって人がいるよ〜!」ということを少しでも多くの人に知っていただけたら それがベストだと思います。

 

 

Q3.
自由な作風とポップな線画が魅力のしまださん。
しまださんはwebや書籍、雑誌などで幅広くお仕事をされていますが
お仕事の絵は全てデジタルで制作されているのでしょうか?
アナログとデジタル、線を描く感覚に違いを感じることはありますか?
A3.
仕事で描く場合は、クライアント側から特に要望がなければフルデジタルで作業しています。
納得するまで何度でも早急に修正できるデジタルは、締切という期限がある仕事においては非常に便利だなと思います。
ほとんど一発勝負になるアナログは、緊張感が加わって画の強度を高めてくれるなと感じます。
一長一短あるので、どっちかに比重を置くよりはシチュエーションや目的で使い分けするのが良いと個人的には考えてます。

Q4.
ますます活躍が期待されるしまださん。今後の展望を是非お聞かせください。
イラストレーターとしてのお仕事はもちろん、
どのような表現者でありたいですか。

 

A4.
基本お仕事はいただければ何でも嬉しいですが、2歳になる甥がいるので子供向けのお仕事が何かできると良いなと思ってます。「これ、おじさんが描いたんやで」って言いたいです。
イラストレーションの仕事は勿論、並行してオリジナルの作品も評価していただけるようになれたらなと。
どちらにせよ、作品の魅力がなければお話しにならないので、今後も精進あるのみです。

インタビュアー 須貝美和

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