今週の展示は「HB COMPETITION PRESENTS」
記念すべき第一弾は、丹野杏香さん、えだようこさんの二人展です!
HBファイル&ワーク、両コンペの受賞者より選出した作家による企画展で、
受賞の年だけではなく、その後の活動に関しても、
HBギャラリーとしてサポート出来る場所を作れたらという気持ちで始まった新企画です!
丹野さんはVOL.32で 関戸貴美子賞、
えださんはVOL.33で鈴木成一特別賞を受賞されています!
それぞれお二人にインタビューさせて頂きました。
ー展示タイトル「HOME」はどのように決められたのでしょうか。
メールなどを通してご相談されたのですか?
タイトルを決めた経緯とHOMEになった理由などをお聞かせください。
丹野さん:えださんとリモートでミーティングを重ねながら、いくつか候補を出し合いました。
シンプルなテーマの方がお互い描きやすいのではないか?と言うことで、生活や暮らしを想起させるようなテーマはどうかということにまとまり「HOME」になりました。
えださん:丹野さんと何度かビデオ会議をして、お互いにテーマをいくつか出し合ってその中から決めました。ふたりとも人物を描くので、結果的に「HOME」という暮らしに関するテーマが向いていたようです。
ー二人展のお相手を知った時はどのようなお気持ちでしたか?
二人展での展覧会ということは意識して作品制作をされましたか?
丹野さん:普段黒をメインで描いているので二人展だとお相手の絵に対し、圧迫感のある空間にならないか不安はありました。
DM用に仕上げた絵を拝見して、えださんの絵のカラーを取り入れる形にし、空間全体で見た時にバランスが取れるよう意識しました。
えださん:丹野さんのイラストは以前から素敵だなと思っていました。なので嬉しかったですし、ふたりだけで展示をするというのもはじめての経験だったので、どんな展示になるだろうと楽しみな気持ちでいっぱいでした。また、制作については二人展だからという意識は特にしていなくて、HOMEのテーマからズレないように自分なりに答えを探して制作したつもりです。
ーお二人の作品が展示された空間を観て、どのような印象を受けましたか?
実際に展覧会を観て感じたこと、気づいたことなどはありますか?
丹野さん:制作段階ではあまりやり取りせず進めていたのですが、お互いに先に見せた絵から受けた印象を念頭に展開していったのかなと思うような作品群でした。
絵自体のぱっと見の印象は似通っていないのですが、共通して意識している部分や対比になっている部分などがあり面白かったです。
えださん:お互いに展示会場に作品が並ぶまで、全くどういうものを制作しているのか知らなかったので、完成された空間を見た時は驚きました。打ち合わせもしていないのに、作品数もほぼ同じで色の調和も取れていたので。本当に丹野さんとは相性がとても良かったのだと思います。
ーお互いへ、お伝えしたいことやメッセージをいただけますか?
丹野さん:えださんの描く人や物の形にはあと引く不思議な魅力があるように思います。優しい雰囲気と緊張感が共存しているところが好きです。
えださん:お話しているとそんなことまでかぶる?というくらい共通点が多く、運命的なものを感じました。会期中にもお世話になりすぎて頭が上がらないのですが、これからも戦友として仲良くして頂きたいです。笑
ーお二人の今後の目標や挑戦したいこと、展望などをお聞かせください!
丹野さん:気持ちのよい形・美しい面を探求しつつ、これから先も様々な場所で展示ができたらと思っています。
又、絵を立体やテキスタイル、陶器など色々な形にしてみたいです。
えださん:私は手書きに見える絵を描いていますが、実際に手書きでも大きな作品を描いてみたいなと思っています。また、ずっと絵本を作りたいという目標があってそれは1月を目安に制作しようと思っています。あとは本やパッケージのイラストのお仕事もたくさんしたいです。
2023年11月29日 1:40 PM |
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