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あきやまりか個展「Curious」

今回ご紹介するのは、2024年6/7~12に個展を開催されたあきやまりかさんへのインタビューです。
あきやまさんはHBでは初めての個展開催です。

独特の風合いの作品は紙版画を中心に制作されたそうです。魅力的な作品の並ぶ展示空間となりました。展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。

http://hbgallery.shop-pro.jp/

ー大阪在住のあきやまさん、東京では初めての個展となりました。
HBでの個展を決意された理由や
今回の個展のテーマをお聞かせください。

今まで、大阪や京都など自分が生活している地域で個展を行っておりました。東京に来る度に立ち寄らせていただいたり、好きな作家さんが個展をされている会場でしたので、いつか自分もできたら良いなと思っておりました。

今回は「Curious」をテーマに自分の興味のあるものや、夢で見た不思議な生き物などを描きました。
 
ー会場では紙版画による作品を中心に展示されています。
あきやまさんはこれまでにも、阪急梅田やコトモノミチなどで紙版画のワークショップを開催されています。
紙版画を始められたきっかけは何でしたか?
あきやまさんが感じる紙版画の魅力は何でしょうか?

初めはアクリル絵の具で絵を描いていたんですが、版画に触れる機会があり、そこからどんどん版画が好きになりました。

線のカスレやにじみなど、版画独特の表現がとても好きで、やはりプレス機から刷り上がった紙をめくるワクワク感がたまらなく魅力的です。ワークショップはそのワクワク感を皆さんに体験していただけたらと思い、開催しました。めくる瞬間、みなさん目がキラキラしてこちらまで嬉しくなります。
ー個展では木製パネルと真鍮ピンを使った半立体の作品も発表されており、会場でも目を惹く存在です。
あきやまさんがこのような独自の表現をされるようになった経緯や影響を受けた表現などはありますか?

以前にチェコを旅行で訪れたことがあり、その際に見たちょっと怖いような不思議な魅力がある人形たちがすごく印象に残りました。

版画は白黒の世界ですが、自分の中のイメージはカラーなので、版画と一緒に、版画の中のモチーフを飛び出させて展示したことが始まりで、今は版画と木製パネルの作品を制作しています。
ー三重県の和菓子店「瑞宝軒」では
https://zuihouken.co.jp/
あきやまさんがキービジュアルを担当されました。
あきやまさんが描かれた龍と亀のイラスト(龍乃掌と亀乃尾)が
紙袋やパッケージに使用され、イラストの入ったマグカップも販売されています。
こちらのお仕事であきやまさんが心がけられたこと、意識されたことなどを教えてください!

元々和菓子を中心に扱っていたお店が洋菓子と和菓子を扱うお店に変更されるとお聞きしました。ですので、和の雰囲気を残しつつ、渋くなり過ぎないように。和のモチーフはとっつきにくかったり怖くなってしまうこともあるので、若い方にもお年を召した方にも手に取っていただけるように、少し滑稽味がある感じを意識しました。

ーあきやまさんが今後挑戦されたいこと、
イラストレーターとしての展望などをお聞かせください。

本や雑誌に関わるお仕事や、お菓子のパッケージ、テキスタイルなど、いろいろなことに挑戦していきたいです。

今回展示してみて、自分に足りない部分や必要なことが見えてきたので、もっと精進していきたいと思います。
この度はありがとうございました!
インタビュアー 須貝美和

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