牧角春那個展「惑う星のひかり」
今週の作家は牧角春那さんです。
HBでは初めての個展です。 どこかで見た事のあるような風景の中に揺蕩う作品たちを感じて下さい!
1.今回の個展タイトル「惑う星のひかり」に込めた思いをお聞かせください。
「惑う星」は、惑星(Planet)の語源であるギリシャ語の「さまよう者」から着想を得たタイトルです。
どこか遠くの景色の中で、ふらふらとさまよいながら何かを探しているような、
あるいは何かを願っているような存在を描きたいと思いました。
今回は先にタイトルを決めるのではなく、まず自分が描きたいものを10点ほど制作し、
その作品群に共通する感覚を言葉にしていく形でタイトルを考えました。
「惑う星のひかり」という言葉が見つかってからは、その世界観を広げるように新たな作品を
10点ほど描き進めていきました。
2.ふんわりと柔らかな作風の牧角さん。
現在の作風に至った経緯、また制作方法もお伺いしたいです。
まずデジタルでラフを描き、その後アナログで線画を制作して、主にアクリル絵の具で着彩しています。
イラストレーションを始めた頃は、画材の研究をするような感覚で、さまざまな紙や画材を試していました。
その中で、自分にとって一番描いていて楽しく、しっくりくるものを探していった結果、
現在の描き方に落ち着いています。
ただ、今でも新しい画材や表現方法に興味があるので、ときどき違う画材を試してみることもあります。
3.浮遊する人物や公園の遊具などのモチーフが印象的ですが、
構図やモチーフはどのように決めているのでしょうか?
実際にある風景や遊具を参考にすることが多いです。
写真を見ながら描くこともありますし、最近はBlenderで簡単な3Dモデルを組み立てて、
写真を見ながら描くこともありますし、最近はBlenderで簡単な3Dモデルを組み立てて、
構図や空間の見え方を確認しながら下描きに活用することもあります。
遊具にはもともと興味があり、普段から公園で見かけたものや印象に残った風景を記録しています。
そうした断片をもとにしながら、現実の景色と想像の景色を少しずつ混ぜ合わせるような感覚で
モチーフや構図を決めています。
4.好きなイラストレーターや影響を受けた作家などを教えて下さい。
イラストレーターではないのですが、奈良美智、杉戸洋、ピエール・ボナール、オディロン・ルドンなどの作品が
学生の頃から好きでした。
一見すると親しみや可愛らしさがありながら、どこか不思議さや余韻を感じさせる表現に惹かれます。
一見すると親しみや可愛らしさがありながら、どこか不思議さや余韻を感じさせる表現に惹かれます。
また、作品から言葉にならないメッセージを受け取れるところや、色彩の使い方にも
大きな影響を受けていると思います。
直接的に意識しているわけではありませんが、そうした作家たちの作品に触れてきた経験が、
現在の制作にも自然と繋がっているように感じています。
5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。
本、特に小説が好きなので、装画のお仕事には以前から強い憧れがあります。
また、文房具などのグッズ制作にも興味があり、これからさらに取り組んでいきたいと思っています。
そのほかにも、いつか絵本を制作してみたいという思いがあります。
お仕事を通して新しい表現や考え方に出会うことが多く、そのたびにたくさんの学びや発見があります。
これからも、自分では思いもよらなかったようなご縁や表現との出会いを楽しみながら、
少しずつ活動の幅を広げていけたらと思っています。
ありがとうございました!







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