HB FILE COMPETITION vol.36 河西達也賞 真悠子個展「しわはのびない」
今週の作家は真悠子さんです!
真悠子さんならではの視点で丁寧に描かれた原画の質感をぜひご覧下さい。
1.この度は河西達也賞おめでとうございます!
受賞を聞いた時や、河西さんのコメントを受けてのお気持ちをお聞かせ下さい。
とても驚きましたが、自分の向かった方向は間違ってなかったのだと安堵しました。
ここ2年ほど、自身の作品への認識と周囲の受け取り方にズレを感じることがあり、かなり悩んでいました。
信用できる方々に作品を見てもらい、自分の強みや、本当に楽しんで描ける表現を探りながら日々を過ごす中での
集大成のような作品たちだったので、「私らしく描いていい」と背中を押されたような気持ちになり、少し泣きました。
2.今回の展覧会のタイトル「しわはのびない」に込めた思いをお聞かせ下さい。
時間の経過と過去との対話、という意味合いを込めています。
自分はかなり不器用で、信じて突き進んだ道がしっくりこなくて引き返したり、
出来ると思ったことができなかったり、恥ずかしい思いもそれなりにしてきました。
ただ、それがなにか布だったり、紙だったりするとしたら、まっさらなものよりかはヨレたしわがあり、
触ってみると確かな手触りがあると思いました。
もしどちらかを選ぶなら、手触りのある方に心地よさや面白みを感じて、しわのある方に惹かれます。
今回の展示はひとつの集大成でもあるので、そういった前向きな意味を込めてこのタイトルにしました。
3.木材や和紙に作品を描かれる真悠子さんですが、
制作方法や、現在の作風に至った経緯をお伺いしたいです。
木材を支持体にしたキッカケは、父が書いた書の作品と自身の絵の
コラボレーションができないかと考え始めたのが最初です。
寺社内を見上げるとよく目にする、木材で出来た奉納額などを見た時に、
これなら違和感なく書と絵が共存できると思いました。
そこから1年ほどかけて、木材に異物感なく溶け込む絵の描き方を模索します。
そこで自身の代表作でもある「4:00PM」という絵ができ、
玄光社主催のザ・チョイスで選出していただいたことから手応えを感じ、引き続き描いているという流れです。
制作方法などは、インスタグラムに映像が一部上がっていますので、よければご覧ください。
和紙に関しては、木材では表現し切れなかった理想の絵が描けるかも?と思い、手を出し始めました。
今回の個展に展示している作品の風合いは割と理想に近いので、探りながら続けていきます。
冒頭に書きました、書と絵のコラボレーションはまだ諦めずに模索しています。
次回の個展では、数点展示できればと思っています。
4.好きなイラストレーターや影響を受けた作家などを教えて下さい。
ディビット・ホックニー、今井麗、ピーター・ドイグ、荒井良二、
Penny Davenport、エドヴァルド・ムンク、などなど、とてもすきです。
困ったらよく眺めます。
5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。
チャンスがあるのなら、どんなお仕事もやってみたいです。
制作面ですと、今回の展示に草木染めした布を額に使っているものがあるのですが、
そういった素材が複数合わさっている作品に挑戦していきたいと思ってます。
今年か、来年にはアートのコンペにも挑戦したいです。
ありがとうございました!
そして、次回HBFILE/WORKの応募要項も完成いたしました!
イラストレーションは津田周平さんにご協力頂きました。
受賞枠が増員のFILEには新しい審査員、名久井直子さん、大島依提亜さんが加わりました!
たくさんのご応募、お待ちしております!
<HBFILE / WORK 2027 応募登録>








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