宮下恵理歌個展「触れたら光る」
今回ご紹介するのは、2024年1/12~17に個展を開催された宮下恵理歌さんのインタビューです。
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
ー個展のタイトル 「触れたら光る」 こちらのタイトルに込められた想いをお聞かせください。
インタビュアー 須貝美和
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今回ご紹介するのは、2024年1/12~17に個展を開催された宮下恵理歌さんのインタビューです。
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
ー個展のタイトル 「触れたら光る」 こちらのタイトルに込められた想いをお聞かせください。
インタビュアー 須貝美和
HBギャラリーで2023年最後の展示を飾ったのは小池ふみさんです。
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
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ー小池さんはHBギャラリーでは8年ぶりの発表となりました。
会期が決まってからは、どのようなお気持ちで準備を進めて来られたのでしょうか。
また、クライアントワークと並行して個展作品を制作される中で
気持ちの切り替えであったり時間配分など、
個展準備のために意識されたことはありますか?
ー展覧会タイトル「Small Things」のようなささやかな物事を、
忙しい日々の中でも取りこぼさないために、
小池さんが普段から心がけてらっしゃることはありますか?
ー小池さんは現在お2人のお子様を育てながら
イラストレーターとして数々のお仕事を手がけられています。
子育てとお仕事を両立させるために、
制作面で何か工夫されていることはありますか?
また、お子様を出産されてから描く意識に何か変化はありましたか?
ープロのイラストレーターとして仕事を進める上で
小池さんが大切にされていることはありますか?
ー小池さんが今後挑戦されたいことや、
展望などを是非お聞かせください!
12月21日(木)〜来年1月11日(木)まで、冬季休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
1月12日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品到着が遅れますことご了承くださいませ。
ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今週の作家さんは北澤平祐さんです。HBでは2年ぶり、5回目の個展開催となりました。
陶芸作品ではない、イラストレーションによる33枚のお皿イラストレーション、
豆皿から大皿までバラエティーに富んだ楽しい展覧会を是非ご高覧ください
「みんなのにわにわ」のさら
「フルーツポンチの つくりかた」のさら
「ピーマン にがて?」のさら
「クロワッサンプリンセス」
「コーヒまめ」のまめざら
展覧会は12月13日(水)までです。お見逃しなく!
今週は毎年恒例ココ・ファーム・ワイナリーさんとの企画展、収穫祭です。
ワインラベル制作をイラストレーターさんやデザイナーさんにお願いし、それに伴い個展を開催して頂きます。
今年の収穫祭記念ワインは樋口たつ乃さんに制作いただきました。
会場にて作品をお買い上げ頂いた方には先着で
樋口さんラベルのココファームワイナリー収穫祭ワインを1本プレゼント致します!
樋口さんならではの伸びやかなタッチの作品をお楽しみください。
「every moment」
「in the room」
「dance dance」
「in the blue」
会場では作品販売のほか、樋口さんオリジナルのノートやポストカードも販売しております。
ココ・ファーム・ワイナリー収穫祭 樋口たつ乃個展「Every moment」は12/6(水)までです。(最終日のみ5時まで)
ぜひお立寄りくださいませ!
今週の展示は「HB COMPETITION PRESENTS」
記念すべき第一弾は、丹野杏香さん、えだようこさんの二人展です!
えださん:丹野さんと何度かビデオ会議をして、お互いにテーマをいくつか出し合ってその中から決めました。ふたりとも人物を描くので、結果的に「HOME」という暮らしに関するテーマが向いていたようです。
えださん:丹野さんのイラストは以前から素敵だなと思っていました。なので嬉しかったですし、ふたりだけで展示をするというのもはじめての経験だったので、どんな展示になるだろうと楽しみな気持ちでいっぱいでした。また、制作については二人展だからという意識は特にしていなくて、HOMEのテーマからズレないように自分なりに答えを探して制作したつもりです。
えださん:お互いに展示会場に作品が並ぶまで、全くどういうものを制作しているのか知らなかったので、完成された空間を見た時は驚きました。打ち合わせもしていないのに、作品数もほぼ同じで色の調和も取れていたので。本当に丹野さんとは相性がとても良かったのだと思います。
丹野さん:えださんの描く人や物の形にはあと引く不思議な魅力があるように思います。優しい雰囲気と緊張感が共存しているところが好きです。
えださん:お話しているとそんなことまでかぶる?というくらい共通点が多く、運命的なものを感じました。会期中にもお世話になりすぎて頭が上がらないのですが、これからも戦友として仲良くして頂きたいです。笑
えださん:私は手書きに見える絵を描いていますが、実際に手書きでも大きな作品を描いてみたいなと思っています。また、ずっと絵本を作りたいという目標があってそれは1月を目安に制作しようと思っています。あとは本やパッケージのイラストのお仕事もたくさんしたいです。
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
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ー個展タイトル「俺だって見してくれ」
そして展覧会のコメントには
《感》①蚊帳の外にいながら、やっぱり見たいと焦るさま。
②沢山の人がいる中、助けを求めるさま。③なにかを主張するさま。とあります。
個展のタイトルは津田さんがつくられた感動詞ということなのでしょうか?
タイトルに込められた想いを聞かせください。
タイトルの紹介文を辞書風にしたらおもしろいかなと思っただけで、感動詞の《感》に特に意味はありませんが、意味や内容はタイトルに込めた想いに即しています。
僕は家にいる時大抵布団の中にいるのですが、それでも家族が何か見たり読んだり楽しそうにしていると、気になって「俺だって見してくれ」と焦って言う癖があるらしく、怠け者なのに仲間外れにされたくないという性格が家族から呆れられています。
タイトルを考えている時、僕を一番表す言葉としてこの口癖が上がったので使うことにしました。意味を少し前向きにして、40過ぎの自分だってまだいろんな世界が見たいんだ、というような解釈にしました。
ー2019年の春から本格的に絵を描き始め
その後は数々のコンペに入賞、
昨年のMAYA装画コンペでは見事グランプリを受賞されました。
直近では12月発売予定の「巣 徳島SFアンソロジー」の装画も手掛けられ、目覚ましい活躍をされています。
多くの人に津田さんの作品が支持されるようになってからご自身の絵の向き合い方に変化はありましたか?
別に目覚ましい活躍はしていません。定期的な絵の仕事が欲しいです。それかめちゃくちゃ高い値段で絵が売れたらいいのにと思います。確かに多くの人に見てもらえるようにはなったので、僕にしか描けない絵を描きたいと思うようになりました。逆に駄作でもいいからなんでも描いてやれという気持ちが萎縮してしまったようにも思います。描きたいものだけ描いていては発展がないのかな…という自分の葛藤から来るプレッシャーでイメージが固まらずにぼーっとして描けない時期も続いて怖かったです。とにかく絵を描くくらいしか出来ることがないので、それで成功したいです。
ただその為に絵を自在に変えるという器用さはありませんが、もし仕事の声をかけてくれる人がいたら、その人が何を意識しているかは考えたいです。
ー津田さんの作品にとって「子ども」は大きなテーマだそうですね。
子どもを描かれるときは、
津田さんのお子さまを意識されていますか?
もしくは誰の心にもある「子ども」という存在なのでしょうか。
これからも子どもを描き続けていかれますか。
自分の子どもを意識しながら描きます。とても良い親とは言えませんが子どもが好きです。一緒に生きててくれてありがとうございますと思います。でも自分の子どもはどんどん大きくなるので、いずれ僕の思う子どもを描くことになると思います。宮沢賢治風に言ったらかあいらしいものを描き続けたいです。かわいいというよりかあいらしいです。同じ意味だけど。
子どもと暮らしていると最高なことばかり起こるので楽しいです。忘れないようにしたいです。誰の心にもある「子ども」までイメージを包括できている自信はありませんが自然にそうなっていてくれたらいいです。
ー今後、津田さんが挑戦されてみたいことや、展望などをお聞かせください。
スマホを見るのをやめたいです。あと腹が異常に膨らんでいて肝臓が悪いので死なないようにしたいです。
なにより絵本を描いてみませんかと言われているのでそれをなんとか必ず完成させたいです。手がピタッ!っと止まっていますが、スマホのせいです。生活に関わりすぎていて難しいですが、頭の中のスマホをバキバキに折ってまずは絵本を完成させたいです。集中力はあるのでできるはずだと思います。それしかありません。
自分の子どもには絵を描く謎のおじさんみたいになっているので、わかりやすくいいところを見せたいです。
2023年11/10(金)~11/15(水)開催の津田周平個展「俺だって見してくれ」
展示作品一覧です。会場ではこのほかにミニ原画やZINEのお取り扱いも!
作品は後日HBギャラリーオンラインショップにも掲載いたします。
No.1 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥85,000-(税込)
No.2 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥80,000-(税込)
No.3 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥77,000-(税込)
No.4 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥77,000-(税込)
No.5 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥80,000-(税込)
No.6 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥20,000-(税込)
No.7 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥50,000-(税込)
No.8 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥65,000-(税込)
No.9 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥68,000-(税込)
No.10 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥80,000-(税込)
No.11 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥77,000-(税込)
No.12 作品(木製パネル)外寸:約 90cm × 90cm、 ¥200,000-(税込)
No.13 作品(板)外寸:約 50cm × 30cm、 ¥60,000-(税込)
No.14 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥60,000-(税込)
No.15 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥60,000-(税込)
No.16 作品(キャンバス)外寸:約 33cm × 24.5cm、 ¥35,000-(税込)
No.17 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥40,000-(税込)
No.18 額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥48,000-(税込)
No.19 ※プリント作品
額外寸:約 32cm × 42cm、額付 ¥15,000-(税込) / 額なし、シートのみ ¥7,000-(税込)
作家による手作りラグ作品。中央のNo.24は非売です。
作品外寸: 30cm × 40cm程度(詳細はオンラインショップに記載)
No.20,21,22,25,26,28 ¥28,000-(税込)
No.23,27 ¥35,000-(税込)
展示作品を一部オンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
最近、生活環境が変わり、より限られた時間の中で集中し、1枚の絵をゆったりしたペースで描いていくスタイルに変わりました。
ー”いつか行きたい風景”を主要テーマに作品制作を続けてこられた高山さん。
そのイメージを絵として表現するために、何か参考にされるものなどはあるのでしょうか?
日常の中で切り取られる気になる場面を写真に収めたり、本や雑誌などの切り抜きを集めたりと常に気持ちのいい風景を探しています。
ー個展では高山さんが装画を手掛けられた「愛という名の切り札」(谷川直子著/朝日新聞出版)の原画も展示されています。
マットな質感の美しい作品はテンペラ絵具で描かれているとお聞きしました。
高山さんがテンペラ画をはじめられたきっかけは何だったのでしょうか?
これまで描かれてきたアクリル絵具と比べて、
扱いの違いやテンペラ画だからこそ表現できる点などがあればお聞かせください。
何年か前に、学生時代の恩師にテンペラ画をやってみたらと勧められました。慣れた画材ばかりだと同じような表現になってしまうので。テンペラ画は思うように色が乗らなかったりと不便もありますが、そこがアクリルとは違う深みなどを表現してると思います。
ー前回の個展では作品をファブリックにされた”着れる絵”を発表されました。
そして今回の個展ではハンカチやワッペンなど、布小物にも展開されており、
特にハンカチはドローイングとハンドプリントを重ねた1点もので、高山さんのこだわりを感じます。
高山さんがご自身の絵をファブリックにまで広げられたきっかけや理由などをお伺いできますか?
絵を見ることに馴染みのない人にはなかなか見てもらえなかったりします。もっと身近にアートを取り入れて欲しい思いで布の制作を始めました。
ー高山さんが今後挑戦されたいことや、
イラストレーターとしての展望などをお聞かせください。
装画のお仕事を中心に、絵本も2冊目が取り組めるようになるといいなと思います。大きな作品も描いてみたいです。
今週の作家さんは西山竜平さんです。
HBでは5回目の個展となりました。
何層にも色を重ねて表現された空のグラデーション、
丁寧に描写された星の輝き、
アクリル絵具で丹念に描かれた美しい原画を是非会場でご覧くださいませ。
展示作品の複製画を一部オンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
ーHBでは5回目の個展です。
個展の度に西山さんは、モチーフを選び取る着眼点や画材の工夫など、
様々な挑戦を続けてこられました。
今回はご自身最多、50点もの作品を展示されています。
今回の個展のテーマや、展示タイトル「TERRA」の意味、
新しく挑戦された点などについて教えてください。
3回目の個展「うつけのうた」の頃から絵本を意識して自主制作を続けてきました。
その時は架空の物語の断片を作り、それぞれの物語に合わせたテイストの絵をつける
という設定で展示を行いました。
次の個展「Dawn」では全部を空想にするのではなく、普段暮らしている場所をモチーフに
そこからイメージを膨らませて現実と想像が混ざり合った風景を作り、そこに短い文章を添える
形で展示を行いました。
そして今回の個展「TERRA」はこれまでの展示で培った経験をもとに
一つの絵本を作り上げて、その原画を展示することを目的にしました。
展示タイトル「TERRA」は大地や地球という意味のラテン語からつけました。
不思議な景色の広がる世界を放浪する物語を表す言葉として、短いながらも響きの良い語感に惹かれてつけました。
一から絵本を作ること自体初めての挑戦なのですが、なかでも文字のない絵本として
作っているので、コマ割りのある絵を作ったところが自分の中で一番の挑戦でした。
ー作家さんからギャラリーへ提出いただく展覧会用のコメントは85文字以内と限られています。
しかしながら、西山さんのコメントはその限られた文字数の中で、展覧会の本質を凝縮され、
加えて七五調の形式で綴られた詩のような響きは、私たち読み手の想像力をかきたてさせてくれます。
あたりいちめん しろいすな
かぜのほかには なにもない
しろい しろい すなのおか
そらにうかぶは われたつき
そこはかつての あおのほし
こちらのコメント文は、
絵本に掲載する絵を描かれる前に生まれたのでしょうか?
美しいコメント文が生まれた背景やエピソードなどがあれば是非お聞かせください。
このコメントは今回の展示用に後から考えました。
前々から展覧会用のコメント部分から展示の導入になればいいなと思っていて、
展示の雰囲気や作品のニュアンスが伝わる演出として今回のようなコメント文にしてみました。
ー今回展示されている絵本原画のアイデアはどこから生まれたのでしょうか?
はじめに思い浮かんだ言葉やイメージなどはどんなものだったのでしょうか?
もともと広大な景色を描きたいという欲求がずっとあって
絵本も白くて広い広い砂漠の景色が最初から頭にありました。
「あたりいちめん しろいすな」はそのイメージを言葉にしたものです。
ー西山さんはHBでの3回目の個展「うつけのうた」(2021年)で初めてオリジナルの短編集をつくられ、
各々の物語に合わせて絵を展開されました。
今回の個展は絵本の原画展示となりますが、もちろんこちらもストーリーが存在します。
お仕事でも物語に触れる機会が大変多かったと存じますが、
ご自身で物語を創作されるようになってから、西山さんの作品制作に何か変化はありましたか?
仕事の絵でも自主制作の絵でも、画面に映らない部分をより意識するようになりました。
例えば装画や挿絵を描く場合は文章には書かれていない登場人物たちの暮らしや
今の性格になった経緯、そこから発生する行動などを以前よりも想像して
絵を描くようになりました。
今回初めて絵本を制作してみて、実際に描いている場面の前後、ページには描かれていない場面と
そこからまたページとして描かれるところまでの繋がりをイメージすることがとても大切で、
そしてそこが非常に難しいということを身をもって知りました。
言葉にしてみるとすごく当たり前のことなのですが、なかなかできませんでした。
これまで描いてきた絵(装画や雑誌の表紙など)は1枚の絵で全体を包んで表現するイメージなのですが、
絵本の場合は一枚で完結せずに、前後の繋がりを意識しながらどの部分を切り取って絵にするかを考えるので、普段とは違った頭の使い方をしていて考え方を切り替えるのにとても苦労しました。
ー西山さんは絵本制作やイラストレーションのお仕事のほか、
webストアでも作品を販売され、
作家としての幅を広げられているように感じます。
西山さんの今後の展望をお聞かせください。
イラストレーター、絵本作家、画家としての活動を続けて、
それぞれで培った経験をそれぞれの創作に還元しながら
これからも絵を描き続けていければと思っています。
そして日本だけではなく海外の仕事や展示もできるようになりたいです。
インタビュアー:須貝美和
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