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村上朋子個展「立ち止まってみたら」

今週の作家さんは村上朋子さんです。HBでは約2年ぶり、2回目の個展開催となりました。
のびのびとした構図と、シンプルにデフォルメされた色とりどりの植物たち。
パーツは紙からハサミで切り出しているというユニークな手法です!ぜひ見にいらしてください!

普段の暮らしの中で見つけた花々をテーマにされている村上さん。見つけたときの嬉しさや驚きが表現されているような楽しい作品です。花の形は紙をハサミで切り出した後、パソコン上で構成していくとのこと。色の組み合わせや質感はデジタルならではの美しさがあります。

 

年々少しずつお仕事が増えてきているという村上さん。売り込みはメールですることが多いそうです。普段は看護のお仕事もされているため、仕事のない日に合間をみつけて絵を描いているとのこと。最近ではお仕事で描いた線画のタッチも評判がよかったそうで、お仕事の幅が広がりつつあるようです。

今後も、様々なお仕事をやってみたいと村上さん。どんなお仕事の依頼が自分に来るのか、いつも楽しみなのだそうです。また、80歳、90歳になってもご活躍されているイラストレーター方を見て、自分はどんなふうに年をとっていくのか、絵が変わっていくのか楽しみだそうです。長く絵を描き続ける覚悟が感じられた村上さんの展示でした!

中島梨絵個展「コントラスト 2」

今週の作家さんは中島梨絵さんです。HBでの個展は約7年ぶりの開催となりました。
これまで手掛けられた装画は100冊以上! 小説家さんからのご指名もある人気イラストレーターさんです。
今回展示されたのはすべて個展のための描きおろし。なかなか見ることのできない美しい原画の数々、お見逃しなく!

 

 

テーマは”コントラスト”。2014年に開催された個展も同じテーマで制作、もっと描いてみたいと思い今回また新たな作品を描かれました。前回は黒を基調とした絵が多かったため、今回は色彩を意識した絵を描こうと思ったそうです。”コントラスト”という言葉からイメージした光と影の様々なシーン。普段から思い浮かんだイメージをメモしておくことも多いとのこと。人物はほとんど想像で描くそうです。

お仕事で描く絵と並行して、8月に入ってから個展作品の制作を開始。見事に描き上げ、ほっとした様子の中島さんでした!




仕事の絵だけを描いていると自分の絵がマンネリ化し、思考もワンパターン化してしまうとのこと。中島さんご自身の更新作業として、オリジナル作品を描く個展は意識的にやらなければ、と思っているそうです。



黒を基調とした絵で個展をした後は、ホラー小説や怖い絵を描く仕事が増えたそうですが、元々の軽やかなタッチも両方描いていきたいとのこと。自分がどこまで描けるか幅を広げたいそうです。
装画が描きたくてイラストレーターになった、と中島さん。今後もずっと文芸のお仕事をやっていきたいとのことでした!

会場ではオリジナルポストカード¥150も好評販売中!展示の記念にぜひ!

 

仲條正義個展「2017、仲條」展

今週の作家さんは、アートディレクターの仲條正義さんです。

HBのこの時期恒例の目玉展示として、楽しみにされてる方も多いのではないでしょうか。今年のキーワードは、食べる?トランプ?昔のハワイのポスター?オール新作、摩訶不思議な仲條ワールドをご堪能下さい!

作品は¥97.200-(税、送料、額込み)で販売いたします。tel.03-5474-2325(HBギャラリー)

 

 

 

竹内巧個展「Basketball Days」

今週の作家さんは竹内巧さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
使い込まれたバスケットボール、履き慣れたシューズ、お気に入りのジャージ…など、質感表現豊かに描かれました。
バスケット経験者ならではの視線がユニークな作品たちです! ぜひご覧くださいませ!

 

 

中学、高校とバスケットボール部に所属されていた竹内さん。その後、10年程プレイから離れていたそうですが、30才くらいから地域のチームに所属し再開。今も定期的に仲間たちとプレイを楽しんでいるそうです。
今回は10代の頃をイメージした、バスケットボールの好きなワンシーンを描かれました。

 

 

イラストレーションを描き始めたのはまだ最近という竹内さん。
印刷会社で営業職を経験後、元々興味のあったデザイン系の仕事へ進むため、デザインの専門学校へ入学。現在はデザイン事務所でお勤めされながら絵を描いているそうです。2013年にはパレットクラブへ入学、1年間在学した後、個展やグループ展を開催し作品を発表されています。
画材はすべてペンタブレット。デザインをする際に使っていたもので、合間に遊びで絵を描きはじめたことがきっかけだったとのこと。これまでさまざまな画材を試してみたそうですが、やはり今のペンタブレットでの描き方、タッチが一番良かったそうです。

 

 

今後は地元、長野県にまつわるお仕事をやってみたいとのことでした。食べ物の絵もお得意な竹内さん、パッケージのお仕事にも興味があるそうです。モノ、人物、風景に挑戦された竹内さんの新作、ぜひ見にいらしてください!

 

 

河合真維個展「呼吸する星」

今週の作家さんは名古屋在住のイラストレーター、河合真維さんです。HBでは今回が初個展、2年前にはHBファイルコンペVol.25 鈴木成一特別賞を受賞され、グループ展で作品を発表していただきました。今回は、動植物と女の子をまとう空気や時間をテーマにアクリルで丁寧に描いています。河合さんの描く美しい幻想的な世界、ぜひご覧いただきたいです!

 

地球のような惑星のような、夢と現実の境目のような…そんな空気感を意識して描いているという河合さん。今回の作品には人工物は描かれておらず、水や植物、自然に囲まれて暮らす少女を描いています。どこか懐かしさも感じる河合さんの作品。昔の絵本に影響を受けたそうですが、今の感覚も取り入れ、古くさくならないようにと気をつけて描いているとのこと。幻想的な色彩、グラデーションやにじみなど、ずっと見ていたくなる作品たちです。

 

 

幼い頃はマンガ家になりたかったという河合さん。高校の頃からデザイン科で勉強をされ、卒業後は愛知県立芸術大学でデザインを専攻されました。在学中は自分の幅がどこまで広がるのか、自分の表現を確定させてよいのか、画風を変えながら苦手なことにも挑戦し、ずっと絵を描いていたそうです。最近になりようやく自分の得意な世界感に気づき、描きたいものが描けるようになってきた、という実感があるそうです。

 

 

今後、イラストレーションのお仕事はなんでも挑戦してみたいそうです。特にCDやグッズ、書籍など、製品になるお仕事に興味があるそうです。ご自身では、作品集の制作も検討しているとのこと。これからますますファンが増えそうな期待の作家さんです!東京での貴重な展示、ぜひ見にいらしてください!

 

副田高行賞 原裕菜個展「港町」

夏のファイルコンペ展もいよいよラスト!トリをつとめるのは副田高行賞に輝いた原裕菜さんです。
幼い頃から祖父母の住む長崎へ訪れることの多かったという原さん。長崎で目に映った強く印象に残っている風景を描かれました。原さんが制作されたアニメーションも展示しております、ぜひ見に来てください!

 

 

 

今回描かれた黒のシリーズは元々、原さんの個人的な実験で描いたものでした。昨年参加されたグループ展「DLI展」で試しに描いてみた作品だったそうで、最初は6点ほどの枚数だったものを、コンペに向けて20点に増やし応募。受賞の知らせを聞いた時は、まさか賞をとれるとは思っていなかったそうでびっくりしたとのこと。描かなすぎて怒られるかなとも思っていたそうですが、他の方から見るとおもしろいんだと改めて感じたそうです。
最近では『BUTTER』の装画を見て原さんの絵を知ってくださる方が多いそうです。徐々にお仕事も増えてきました。

 

 

今回はアニメーション制作にも挑戦されました。受賞作の一連のシリーズから、なにか発展させたものを作りたいと思い、絵を動かしてみようと思ったそうです。パラパラ漫画のようにたくさんの枚数を描き、合成や描き直しをくり返して完成。音楽はドイツ在住のアーティストの友人に作ってもらったそうです。長崎のお祭りを彷彿とさせるドラやシンバルの音、和・洋・中が合わさるような異国感ある長崎の雰囲気を見事に表現されました。2人でイメージを行き来させ作りあった作品となりました。

 

 

これまで本や雑誌のお仕事が多かったそうですが、これからまだまだ広げていきたいとのこと。アニメーションや、ストーリー性のあるPV、絵本にも挑戦したいそうです! 今後益々のご活躍が楽しみです。

 

永井裕明賞 宮嶋結香個展「Without haste,but without rest.」

夏のファイルコンペ展、第6弾は永井裕明賞に輝いた宮嶋結香さんです。
一昨年の特別賞受賞に続き、昨年は見事大賞に選ばれました。宮嶋さんの力強さとしなやかさのあるタッチで描かれた動物たち。迫力のある展示となっております。お見逃しなく!

 

 

宮嶋さんの最近のテーマは動物。想像で描くことが多いそうで、元々は、人間と動物の間のような生き物や、植物を擬人化したような謎の生き物を描くことがお好きだったとのこと。描いていくうちに、サルや鳥、馬など実際にいる動物を多く描くようになったそうです。タイトルには『急がずに、だが休まずに。』というゲーテの格言を用いています。宮嶋さんご自身、『ウサギとカメ』のカメのように物事に取り組んでいきたい、という想いが込められているそうです。

 

 

今回の応募にあたっては、版画作品とドローイング、ご自身で自信作を厳選し両方のタッチをファイル作品におさめました。どちらのタッチも魅力的な宮嶋さんの作品、画材は違うものの、描いている内容からは圧倒的な存在感がありました。これまでほとんど絵で賞をとったことがなかったそうで、今回の大賞受賞はとても嬉しい出来事だったそうです。

画材はアクリルや鉛筆、色鉛筆、クレヨン。紙は紙袋や米袋など、一度捨てられたものを使用することもあるそうです。自然なしわが魅力とのこと。

立体作品、リトルモンスター。木の枝やコルク粘土などを利用したかわいらしいキャラクターたち。

 

一昨年の特別賞を受賞後、初めての装画のお仕事も。宮嶋さんは主に展示活動を軸としているそうですが、今後はイラストレーションのお仕事もやっていきたいとのこと。いつか絵本にも挑戦してみたいそうです。宮嶋さんの画材や技法にとらわれない自由な作品たち、今後も楽しみです!

 

夏期休廊、オンラインショップお休みのお知らせ

まことに勝手ながら、

8月10日(木)〜  8月17日(木)まで、夏期休廊とさせて頂きます。

それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
8月18日(金)以降に順次対応させていただきます。

商品発送は8月19日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

 

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

仲條正義賞 マメイケダ個展「味しめる」

夏のファイルコンペ展、第5弾は仲條正義賞に輝いたマメイケダさんです。
一昨年は食べものの絵で特別賞受賞、昨年2度目の応募では風景画で大賞受賞となりました。
実際に食べたもの、見たものを日記のように描いてきたマメさん。感じたものすべてが絵につまっています!ぜひお立寄りくださいませ。

 

 

これまで、食べものの絵は以前から色々な人に見せていて好評だったそうですが、マメさんご自身、風景画はあまり自信がなかったそうです。昨年のファイルコンペでは風景を中心に作品を揃えて応募。仲條正義さんの目にとまり、大賞に輝きました。受賞のしらせを聞いたときは、風景の絵で選ばれたことに、よかったなぁとほっとしたそうです。食べ物でも風景でも、気になるところ、描きたいところをどんどん描いていくそうです。見たものを描きたい、というまっすぐな気持ちが伝わる展示となりました。

 


ご実家のある島根県出雲市の景色も。自然に囲まれた土地だそうで、山や田んぼを描きたくなるそうです。写真を撮ってあとから描くこともあるそうですが、その場で見ながら描く方が楽しいとのこと。どの絵も空気や匂いまで感じられる気がします。

 

今年に入ってから展示やお仕事が続き、お忙しい日々だったそうです。京都の誠光社から出版された作品集『味がある。』を機に、自分の絵を知ってもらえている、と感じることが増えてきたとのこと。展示は今年で9回目。本やカレンダーの出版に合わせて、全国各地で展示をされました。いい人に出会えて、恵まれた環境にいる、応援してもらえている、と感じるそうです。これからも色々な土地でみんなに愛される作家さんになっていくのでしょう。今後もマメさんに注目です!

 

 

竹内みか個展「センチメンタルパーク」

夏のファイルコンペ展、第4弾は日下潤一賞に輝いた竹内みかさんです。
昨年初めての応募で見事、大賞受賞となりました。”始まる事のワクワクと、終わる事の悲しみ”をテーマに、遊園地の魅力を描かれました。竹内さんの大好きなメロディペットがたくさん登場します。ぜひお立寄りくださいませ!

 

 

大阪の芸大をご卒業後、デザイナーとしてお勤めされていた竹内さん。絵が描きたいという思いが強くなり、イラストレーターの道へ。神戸のGallery Vie絵話塾でイラストレーションを学ばれました。その頃は仕事に繋がるようにと、子供や可愛らしい動物の絵を描いていたとのこと。講師で来ていたイラストレーターの安齋肇さんに絵を見てもらった際に「愛人はダメ、本妻になりなさい」というユニークなダメ出しをもらったそうです。初めて絵がダメと言われたことで、竹内さんの気持ちに大きく変化がありました。仕事になるならないにかかわらず、自分の好きなもの、一生描き続けられるものをみつけようと思ったそうです。それを探すため、カメラを持ち歩きモチーフをみつけるところから始まりました。

 

 

そこで出会ったのが地元の遊園地で出会ったパンダの”メロディペット”と呼ばれる遊具でした。出会った瞬間、描きたい!と思ったそうです。使い込まれた毛並みや哀愁のようなものは、小さなサイズの絵では伝わらず、大きなキャンバスに描くようになりました。パンダのメロディペットが描き上がった頃、その遊園地は閉園してしまったそうです。デパートの屋上遊園地なども次々と減っていく昨今、私が描き残して伝えないと、という使命感も生まれてきたそうです。

竹内さん手作りのメロディペット。会場で流れている音楽も竹内さんが制作されています。

 

メロディペットは遊園地ごとに表情が全然違うといいます。同じ動物でも、革ばりだったり布素材だったり。描く際には、遊園地巡りや取材からはじまるそうです。全国の遊園地巡りが夢とのこと! 今後も絵だけにこだわらず、音楽でも映像でも、他にも手段があれば表現していきたいとのことでした。今後の幅広いご活躍が楽しみです。