HB Gallery

Blog

花村信子個展「リリック」

今週の作家さんは花村信子さん。HBでは2回目の個展です。
儚げで優しい雰囲気の人物画をお楽しみ下さい!

一部展示作品はオンラインショップでもご覧いただけます。
http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

Q1.

今回の個展のタイトル「リリック」にはどんな思いがこめられているのでしょうか。
個展のテーマについてお伺いしたいです。

 

A.
「リリック」は歌詞カードの様な一枚の絵を描きたいとタイトルに決めました。
個展のテーマは人物です。

 

Q2.

2021年のHB初個展では、一輪挿しに飾られている花をイメージした人物を描かれ、
作品に花の名前を付けられました。
今回は一転、アルファベット1文字のタイトルにされています。
そのようにされた理由はなぜでしょうか。

 

A.
「リリック」と題しているのもあり、題名をつけるとイメージを牽引してしまうのではと感じ、
どこか無機質な印象にしたくて、タイトルはアルファベット一文字にしました。

Q3.
花村さんは挿絵など、文芸のお仕事を数多く手がけられてらっしゃいます。
物語に絵を付ける仕事において、何か心がけていらっしゃることなどはありますか?

 

A.
読んでいただく導入の部分を担うので、ついつい深く考えてしまうのですが、
感情移入しすぎず、少し距離をとり俯瞰してみる様心がけています。

Q4.
花村さんはこれまでも人物画を多く描かれてきましたね。
花村さんが絵にしたい、描きたいと思う人物はどんな人物なのでしょうか?

 

A.
その方の個性は語らずして現れると思っているので、絵が喋りすぎない様心がけています。
絵にしたい人はその時によって様々です。

Q5.
2年後にまたHBで個展を開催されるとのこと。
次回の抱負や目標などをお聞かせください。

A.

HBで個展をさせていただくことは、自分の目標でもありモチベーションを保つ要因になっています。2年後またご覧になっていただける様、描き続けていきたいです。

インタビュアー 須貝美和

西山寛紀個展「IN THE MOMENT」

今週の作家さんは西山寛紀さんです。
いまの季節にぴったりな、爽やかでのびのびとした心地よい作品をぜひご覧ください!

展示作品はすべてオンラインショップでもご覧いただけます。
http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

 

Q1.仕事を削りながら個展作品の制作をされたそうですが
今回のHB個展は西山さんにとってどのような思いがありますか。

 

HB GALLERYは2018年のHB FILEコンペの副田高行賞以来5年振りでした。人生初の個展もHB GALLERYだったので、自分にとってはホームというか思い入れの深い場所です。
この5年間でさまざまな場所や環境で展覧会を開催したのでその経験が良い意味で反映できればいいなという思いで臨みました。
原画の支持体や大きさに対する考え方も5年前とは大きく変わりました。

 


Q2.西山さんは「日常」をテーマに描かれていますが、
個展タイトル「IN THE MOMENT」にされた理由をお聞かせください。

 

「日常を讃えること」がここ数年の個人的な絵のテーマで、今回の「IN THE MOMENT」もその一環の制作になっております。
今年の年明けにフィルムカメラを購入して自分の日常も撮るようになりました。

撮影時に何枚も撮ってすぐ見直したり補正ができるデジカメと違い、限られた枚数を無駄にしないよう一瞬を丁寧に一枚一枚切り取るように撮影する体験が新鮮でした。
自分にとって良いと思える写真が撮れる天候や時間帯は限られています。

特に自分の部屋で撮る場合は、光と影の関係がきれいに写る晴れた日の午前中がゴールデンタイムで、一枚一枚撮影する中で何げない一瞬も有限であることを改めて感じました。その時々に感じた空気感をより良いかたちで絵に反映させたいという意識が制作のモチベーションになったように思います。

今回作品を描く上では「シーン」というより「瞬間」のニュアンスをより強く意識したのでタイトルは「IN THE MOMENT」としました。

 

 

Q3.DMにも使われている作品「DAY LIGHT」を制作されていたときにレコードで流されていた曲は何でしょうか?
その曲を選ばれた理由も併せてお伺いしたいです。

 

James Ihaの“To Who Knows Where”ですね。晴れた日にぴったりで好きな曲で好んで流しながら制作していました。

以下の楽曲も最近の制作中によく聴いています。

Bat for Lashes “Desert Man”

Mount Kimbie “Human Voices”, “Black Stone”
Pinkshinyultrablast “Songs”, “The Cherry pit”

Tycho “Adrift”, “Whether”

 

 

Q4.仕事ではデジタルで制作されているそうですね。
展覧会などで発表されるアナログ作品の制作において、
何か意識されていることはありますか。
デジタルとアナログではどのように差を付けていらっしゃいますか。

 

自分は色と形による構成というとても汎用性のある作風なのでデジタル作品もアナログ作品も絵のディテール、内容で意識していることは基本的に同じです。
仕事でのデジタルで制作した作品はメディア(ポスターや装画、WEB)の正確な原稿として、アナログ作品は1点ものの作品として捉えています。

アナログ作品は支持体の種類、絵の具の調合や質感、塗る工程や厚みなど、自分の細やかな選択がよりダイレクトに反映されるので、それらを含めた「物体」として気に入るかどうかを特に意識して制作しています。

 

 

Q5.昨年のLurf MUSEUMからキャンバスに絵を描かれるようになったそうですね。
キャンバスでの制作は今後も継続されますか?
今後、挑戦されたいと思ってらっしゃる表現方法などはありますか?

 

キャンバス作品はガラス越しの額装をせず、絵の質感を剥き出しにして飾ることができるので気に入っています。大きな作品でも自分でキャンバスを張って制作できるので今後も続けていきたいと考えております。新しくやってみたいのは陶器などの立体作品ですね。仕事ではブランケットなど、日常使いできるアイテムも制作してみたいです。

 

インタビュアー 須貝美和

HB WORK Competition vol.3 Exhibition

今週はHB WORK Competition vol.3の受賞者展によるグループ展です。
新作を含む、受賞者12名の力作揃いの作品たちをどうぞお楽しみください!

岡本歌織賞 / TAKAYA KATSURAGAWA
特別賞 /こみひかるこ、森ノリコ

尾崎行欧賞 / 長谷川海
特別賞 / 石橋瞭、水越智三

川名潤賞 / MIKITAKAKO Illustration
特別賞 / 早瀬とび、津田周平

アルビレオ賞 / 並木千香
特別賞 / 三宅 崇之、春日井さゆり

岡本歌織賞 / TAKAYA KATSURAGAWA

尾崎行欧賞 / 長谷川海

川名潤賞 / MIKITAKAKO Illustration

 

アルビレオ賞 / 並木千香

上段:岡本歌織特別賞 /こみひかるこ

下段:岡本歌織特別賞 /森ノリコ

上段:尾崎行欧特別賞 /水越智三

下段:尾崎行欧特別賞 /石橋瞭

上段:川名潤特別賞 /津田周平

下段:川名潤特別賞 /早瀬とび

上段:アルビレオ特別賞 /春日井さゆり

下段:アルビレオ特別賞 /三宅崇之

HB WORK VOL.5の応募要項が完成しました

HB WORK VOL.5の応募要項が完成!
当コンペで特別賞を受賞された早瀬とびさんにお力添えいただきました。
次回は新しい審査員として池田進吾さんが加わります!
沢山のご応募お待ちしております! http://hbgallery.com/compe.html

 

佐野みゆき個展「目のまえの事」

今週の作家さんは佐野みゆきさんです。HBでは約4年ぶり2回目の個展となりました。
何気なく過ぎていく日々の中に潜んだ、ささやかな幸せを思い出させてくれるような展示です。
佐野さんを取り巻く「目のまえの事」をぜひご覧くださいませ!

 

 

Q1.佐野さんの作品を拝見すると、日常の何気ない景色や静物が、
これだけ魅力的な絵になるのだと気づかされます。
展示作品のような、佐野さんの目の前の風景が1枚の作品になるまで、
佐野さんはどのようなプロセスを踏まれるのでしょうか。

 

A.ここ最近の描きたいものは、とかく身近な風景、家の中の風景でして、家事などをしていて、ふと引っ掛かるな、この景色なんか良いな、と思ったらスマホで撮影するようにしています。
新たに絵を描き始める時は、この撮り溜まった写真の中から一枚を選び、その写真を元に画用紙に線をおこし、アクリルガッシュで描き込んでいく、というのが一連のプロセスです。
色を付けていく際は、撮った写真が入っているスマホを紙の横に置いて、小さい画面を拡大したり縮小したりしながら、そこに写っている色を画用紙に写しとっていく、というような感覚で進めています。

 

 

Q2.2019年にHBで初めての個展をされ、今回2回目の個展です。
前回の個展では川名潤さんとのお仕事にもつながったとのこと。
育児や家事で制作時間が限られている中でも、
佐野さんが個展を継続されている理由をお聞かせください。

 

A.やはり、個展にデザイナーさんが足を運んで下さり、そこからお仕事に繋がったという経験があったので、自分がやりたい仕事(書籍や広告)に携わる方に多く知られているギャラリーで発表する、という事の価値を感じています。個展をするというのは、なかなか自分としても勇気のいる事なんですが…
描いた絵はSNSでも定期的に公開していますが、展示だと、お仕事とは関係なく絵が好きで、と来て下さる方に直接原画をみてもらえる機会にもなるので、自分の今後の制作の励みにもなります。定期的に発表していく、という事を無理のない範囲で続けていけたらな、と思っています。

 

 

Q3.今回の個展では生活の風景にお子さんの姿や持ち物などが加わりましたね。
息子さんが生まれてから、ご自身の制作スタイルに変化はありましたか?
今後も息子さんを描かれていきたい気持ちや、
息子さんへの思いなどはありますか。

 

A.子どもが生まれてから、描きたいものが何か劇的に変わったという事はありませんが、以前と変わらず身の回りのものを描いていたら、自然と子どもの絵が加わってきたり、モチーフに子どもにまつわるおもちゃや食べ物が入り込んで来ている、という感じです。
自分にとって「思い出」になるようなものが絵として残っていくのは、自分で描いておきながらなんとなく嬉しいです。
ただ、あまり気持ちを入れ過ぎると、「思い出の絵」になってしまって絵として見る人から閉じてしま
う気がするので、あくまでモチーフの一つとして捉えたい、と思っています。

 

 

Q4.iPadで描かれた息子さんの絵をSNSに投稿したことがきっかけで、
『名もなき子』(水野梓著・ポプラ社)の装画のお仕事につながったそうですね。
息子さんをデジタルで描かれた経緯を教えてください。

 

A.一人目の子どもだったので、生まれてからしばらくは、なかなか絵を描く余裕がなく、気軽に描き始めれるデジタルで、アナログでやっていた事と同じような描き方をしてみようと、隙間時間に描いていました。何を描こうかとスマホの中の写真をあさっていたら、案の定子どもの写真ばっかりだったので、なんとなくそれを描きはじめた、という感じだったと思います。
その絵がきっかけで、「子どもの後ろ姿を描いて欲しい」という装画の依頼を頂けたので、忙しくて何にもできない!なりに、5分でもやれる事を続けることの大事さを感じました。

 

 

Q5.今回の個展では、展示作品をまとめたZINEを制作されました。
今後も作品集づくりをライフワークとされたいそうですね。
そう思われるようになったのはなぜでしょうか。

 

A.昔から、自作の漫画雑誌を友達と作ったり、何か冊子を発行する、みたいなのに憧れがあって、そういう事を継続的にしたいなと思いつつ出来ていませんでした。今回の展示では、なんとか作品集をまとめる事ができたので、これを機に毎年一冊発行、のような事ができるといいです。
ZINE制作は営業ツールとしても良いですし、制作のモチベーションやテーマ設定のきっかけにもなるので、定期的に発行して、毎年楽しみにしているよ、という方を増やしていけたら良いですね。

久保雅由個展「One scene」

2023年4/7~4/12に展示をされた久保雅由さん。クボグラフィックスとしてデザインのお仕事をしながら絵を描かれています。
シンプルかつグラフィカルな作風を、緻密な手作業で描かれているギャップも魅力的です。
会期中お越しになれなかった方も、ぜひこちらの作家インタビューとともに展示の様子をご覧ください!

一部作品はオンラインショップでもお取り扱いございます。

http://hbgallery.shop-pro.jp/ 

 

 

 

Q1.
2022年にご自身の会社を設立されて以後、今回は3回目の個展となります。
短期間に精力的な活動をされていらっしゃいますが、
今回の個展作品はどのくらいの期間で制作されたのでしょうか。
A.
今回の作品は、すべてこの個展のために書き下ろしたもので、約半年かかりました。
Q2.
個展でご自身の作品を発表されるまでに、画材や手法の試行錯誤はありましたか。
ペンによる表現を継続されているのはなぜでしょうか。
A.
学生の頃は絵の具で絵を描いていました。その後、仕事に追われ30年近くブランクがありました。
30年ぶりに絵の具を試してみましたが、絵の具の扱いに面倒くささを感じ、身近にあったペンを手にとったのがきっかけです。
極力、タッチやマチエルを感じない表現を目指しているので、そういう意味でペンは気に入っています。
Q3.
久保さんはこれまでクリエイティブディレクター、アートディレクターとして数多くの広告制作に携われました。
イラストを起用した広告にはどのようなものがありましたか。
A.
JR東日本の「suica」のペンギンのキャラクター開発に、坂崎千春さんを起用しました。
ENEOSの「エネゴリくん」は自分で描いています。

Q4.
色を使わない線による表現ですが、作品を間近で拝見すると、久保さんの手の跡がうかがえます。
デジタルではなく敢えて時間をかけて、フリーハンドの線を引かれる理由はなぜでしょうか。

A.
シンプルな線なので、コンピュータを使えばもっと簡単に速くできるのですが、シンプルは削ぎ落とすのではなく「凝縮」だと思っているので、あえて手で描くことで何かが伝わると信じて、アホみたいにフリーハンドにこだわっています。
Q5.
久保さんは観る人の想像力を信じてシンプルな表現に挑戦されているとお聞きしました。
観る人に解釈をゆだねるということでしょうか。久保さんご自身の作品への思いはありますか。
A.
実は、作品の大きなテーマは臨場感なのですが、見てくださる方には自由に見て欲しいと思っています。作者の思いを押し付けるのではなく、絵を見てくださる方々の経験や体験と重ね合わせて、少しでも豊かな気持ちになってもらえたらと願っています。

久保雅由個展「One Scene」作品リスト

久保雅由個展「One Scene」2023年4/12(水)まで開催中!

展示中の作品をご紹介いたします。

 

作品サイズ:約182×257mm(B5)…¥35,000-

 

 

作品サイズ:約297mm×420mm(A3)…¥66,000-

 

アルミプリントサイズ:約545m×727mm(全紙)…¥77,000-

*すべての作品に、画像1枚目の黒いフレームの額が付きます。

乳白色の額ではございませんのでご注意くださいませ。

レッドコープレゼンツ「アルファビット展」

3/24~3/29に開催した、デザイン事務所レッドコープレゼンツ「アルファビット展」。
普段はデザインのお仕事をされているレッドコーさんですが、
お仕事の合間にクロスステッチでアルファベットを縫いはじめて約8年。ついに完成形をお披露目!

会場に来られなかった方も、レッドコー代表 藤井さんのインタビューと共にぜひこちらをご覧くださいませ。

 

 

Q1.今回の展示のテーマや経緯などをお聞かせください。

普段の仕事がほぼPC作業なので、気分転換も兼ねてスタートしたものでした。
縫っている間は日常のストレスを忘れることができる良い時間です(笑)
刺繍というアナログ表現でグラフィックの何か新しいカタチができないかとのトライでもあります。

 

 

Q2.クロスステッチに出会ったきっかけはなんですか?

多分、大図まことさんの作品をどこかで見て。
それまで手芸的&家庭的な印象だった刺繍が、一気にオシャレなものに見えたきっかけだったと思います。

 

Q3.アルファビットはお仕事の合間に制作されたのですね。
制作当時のエピソードなどあればお聞かせください!

普段仕事でたまに隙間時間ができるのでその間にチマチマとやっていたら、気づいたら8年くらい経っていました。
これでも最後だいぶまいた方だと思います(笑)
部分的にグラデーションがあるのですが、市販の刺繍糸だけでは細かいグラデーションは再現できないため、すべて自分たちで糸を染めて作っていました。
デザイン事務所なのになぜかスタッフとエプロンをしてベランダで染色していたのが今となってはいい思い出です。

 

 

Q4.レッドコーさんはイラストレーターを起用する側の方でもありますね。イラストレーターにお仕事をお願いする際、どんな目線で作家さんを選ばれますか?

コンセプトをしっかり理解していただける方。このイラストで何が一番大事か、何が主役かを理解していただけそうな方かで判断しています。
あとは、やはり巧くて雑さが無い方です。この雑さはタッチの質のことではありません。しっかりと意図的にコントロールされているかどうかですね。
例えば、人物のイラストとかだと手指がしっかり描けているかどうかはよく見ています。

 

 

Q5.近年手がけられたお仕事はどのようなものがありますか?また、今後どんな活動をしていきたいですか?

元々はクラシカルなエディトリアルデザインを主にやってきたのですが、最近は今更ですがWEB/LPなどのスクリーン、特にモバイル端末での仕事にも取り組んでいます。
アニメーションなどもできるのでイラストやデザインに限らず、動きのある表現は今までからするととても楽しいですね。
イラストレーターでも若手の作家さんたちはモバイル端末前提での表現をされている方も多く、見ていてめちゃくちゃ刺激になります。
単純に動かすだけではなく、インタラクティブであったり、AIでリアルタイムに自動生成される全く新しい表現など、もう少し先の表現&サービスをしていきたいです。
なので近い将来デザイン事務所じゃなくてIT企業になりたいです。
刺繍というめちゃアナログの展示やっておいてアレですが(笑)

 

高田昌耶個展「日々描く」

今週の作家さんは髙田昌耶さん。HBでは2回目の展示となりました。
今回は、昨年夏からはじめた一日一絵の膨大な作品数の中からお気に入りを厳選した展示です!
会場ではインテリア雑貨ブランドFAVORRIC製のグッズも多数入荷しております。ぜひご覧くださいませ!

一部作品はオンラインショップでもお取り扱いございます。

http://hbgallery.shop-pro.jp/ 

 

 


Q1.高田さんは昨年の1月にHBで個展をされ、2度目のHB個展となりました。
HBで個展を継続されている理由や思いなどを伺えますでしょうか。

HBギャラリーは憧れのギャラリーで、ここで個展ができることはとても光栄なことです。

私は大阪在住なのですが、地方では出会えない方に出会えるのも魅力の一つです。

今回もデザイナーさんやイラストレーターさんたちと出会えるとてもいい機会となりました。
これからもっとたくさんイラストのお仕事をしていけたら嬉しいです。
また、ロゴや文字を書くのも好きなので、そういったご依頼もお待ちしております。

 

 

Q2.高田さんが昨年夏から始められた「一日一絵」。
個展会期中の今も休まず描かれていて素晴らしいですね。
「一日一絵」はどんな時間帯に描かれていますか?
モチーフや画材などはあらかじめ計画されているのでしょうか。

だいたい晩ごはんの後に描くことが多いです。

画材はアクリルガッシュが多く、水パレットに出しっぱなしにしていて、すぐに描ける状態にしています。
モチーフは決めてないことが多いので、ネタ探しに時間がかかることもしばしばです。
今は動物や人の練習をするようにしているので、図鑑を見ながら描くものを探したりしてます。
また、仕事のラフで一絵にすることもありますし、実験や練習として描いてることも多いです。

Q3.楽しく気持ちよく描くことをモットーに制作されている高田さん。
ご自身が楽しんで描くために、日々心がけていることや生活習慣などはありますか?

一日一絵はとにかくがんばらないようにしています。がんばると疲れてしまうので、今は継続を目標に日々積み重ねるのみ、と思ってます。

 

 

 

Q4.現在は学校で生徒の皆さんと一緒に絵を描かれることもされているとお聞きしました。
生徒たちの絵は高田さんの目にどのように映るのでしょうか。
ご自身の作品に影響を受けることなどもありますか。

知的障害のある子どもたちの通う学校でも働いています。子どもたちの描く絵はのびのびとしていて、いつも刺激をもらっています。これをそう描くか!とか、絵の角度、モチーフや線の魅力など勉強になることばかりです。

絵以外でも子どもたちは固定観念がなく、いつも驚かされ、毎日がとても楽しいです。

 

 

 

Q5.今年の9月には大阪で個展を控えていらっしゃいます。
次回の個展はどのような展示にされる予定ですか?
1年分の一日一絵を全て展示します。
ずらりと壁いっぱいに並べたら圧巻かしら、とわくわくしています。

 

高田昌耶個展「日々描く」作品リスト

高田昌耶個展「日々描く」は4/5まで開催中!展示中の作品一覧です。

一部作品は後日オンラインショップでもお取り扱い予定です。

http://hbgallery.shop-pro.jp/ 

 

*すべて額装込み¥12,000-(税込)

*額装サイズ21.5cm ×16.5cm