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浅利有紀個展「君の日常」

今週の作家は浅利有紀さんです。

 

HBでは初めての個展です。

浅利さんならではの少し不思議な世界観の作品たちをお楽しみ下さい!

 

1.今回の個展のテーマやコンセプト、またどのように個展の準備を進めていったかお聞かせいただけますか?

 

2024年に開催した個展で動物の絵を描き、今回はそれに繋がる内容でさらに発展したものにしたいと思いました。

テーマは「日常の風景の中にいる彼ら」です。彼らとは、私たちは気づかないけれどいつでもそこにいる存在で、

自由気ままに過ごしています。

家の中で彼らがいそうな場所を探して絵にしました。

 

 

2.深みのある色合いが印象的ですが、現在の作風に至った経緯、また制作方法もお伺いしたいです。

 

以前は水彩やアクリル絵の具を使用していましたが、筆を使うことがなんとなく合わないと思っていたとき、

オイルパステルに出会いました。

急にぐんぐん制作が進むようになり、最近はとくに光と影を意識した表現が好きです。

基本的にはオイルパステルのみで制作しています。

 

 

3.モチーフになる動物はどのように決めているのですか?

 

ウサギと次にカエルを描くことが多いですが、実はそれらの動物がすごく好きなわけではありません。

動物を描いているというより、動物の見た目を借りた何かを描いている感覚に近いです。

だから人の顔でなければどの動物でも良いところはあります。

その中でウサギが多いのは何か理由があると思っていますがまだ言語化ができず自分と向き合う日々です。

 

 

4.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。

 

今までは自分の好きなものばかり描いてきたので、あまり描いてこなかったジャンル、

例えば植物や小物などに挑戦して、他にどんなものを描くのが楽しいか見つけたいと思っています。

また、表現の幅が広がるように、他の画材も色々試してみたいです。

目標のお仕事は装丁を描くことで、ポスターなど自分の絵が街中に大きく飾られることにも憧れます。

 

 

ありがとうございました!

辻本大樹個展「幻視パレス」

今週の作家は辻本大樹さんです。

 

 

1.今回の個展のテーマやコンセプト、またどのように個展の準備を進めていったかお聞かせいただけますか?

 

これまで架空の峡谷をテーマにした絵をシリーズで描き続けてきましたが、
この度は新たな展開として、峡谷の路の途中にある建物の中の風景をテーマにしています。
それぞれの絵が互いに関係し合う連作になるため、全体の構成を決めてから各作品の制作に着手しました。
またそれとは別に、自由なイメージで描いた、オブジェの絵のシリーズもあわせて展示します。

 

 

2.人物や影の深さが印象的ですが、現在の作風に至った経緯、また制作方法もお伺いしたいです。

 

私は「深い」という感覚を大事にしています。
それは曖昧で捉えきれないが、強い存在感を感じさせるものです。
画材は主にパステルを使っているのですが、
パステルの粉末が混じり合うことで生まれる複雑な色彩や、

影の奥行きが深みの表現に適していると感じ、この技法を選択しました。

 

 

3.モチーフや構図はどのように決めているのでしょうか?

 

私の描くモチーフは主に架空の場所です。
人は常にどこかしらの空間の中にいて、その空間から様々な感覚を得ていますが、
逆に自分の持っている感覚を空間やものに置き換えることによって自己を表現し、

対象化できるのではないかと考えています。
そのため、現実の光景に捉われず、柔軟なイメージで表したい感覚を描き出そうとしています。

 

 

4.HB WORKコンペvol.5で特別賞を受賞されてますね。

 受賞してから何か変わったことや意識されることはありますか?

 

HB WORKでの受賞は、私の絵がイラストレーションとして通用するという自信になりました。
これまでアート系やデザイン系のコンペティションにも挑戦してきたのですが、
自分の絵がイラストレーションなのか、アートなのかは定まっていません。
今後しばらくは枠組みにとらわれず、幅広く可能性を探っていきたいと考えています。

 

 

5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。

 

イラストレーターとしては、装画や広告物をはじめ、

音楽や映像関係など様々な媒体と関わってみたいです。

自分の絵がどのような化学反応を起こせるか、挑戦したいと思っています。

 

 

ありがとうございます!

しまだたかひろ個展「今週末、動物園に行くンだ。」

今週の作家はしまだたかひろさんです。

しまださんならではのポップでストーリーのある作品をぜひご覧ください。

 

 

1.今回の個展のテーマやコンセプト、またどのように個展の準備を進めていったかお聞かせいただけますか?

 

元々オリジナル作品を描く時は瞬間的な思いつきや手の動きを積み上げて画作りをしていく制作方法なのですが、
今回は1つストーリーを設けてその流れに合わせた絵を描くという形で進めました。
そうした理由は特に無いです。今回は何となくそういう展示をやりたくなったのでこうなりました。

 

 

2.普段の作品から橙色と黒色が印象的ですが、現在の作風に至った経緯、また制作方法もお伺いしたいです。

 

せっかちで次へ次へとどんどん描きたくなるため、描きやすさを重視していたらこうなってました。
伸びが良くて発色も良い墨汁を使おう→他の色も欲しいなぁ→書道の先生が添削で使う朱色の墨汁があるから

それを使おう。といった感じです。
展示作品はアナログでのアウトプットを基本にしてますが、仕事の場合は先方から特別要望が無ければ

フルデジタルで描いてます。

 

 

3.モチーフの形も特徴的だと思うのですが、どういったものから発想を得ているのでしょうか?

 

自分の中に蓄積されたものが勝手に出てくると思っているので、
能動的にも受動的にも蓄積を増やすためのインプットは意識してます。

 

 

4.たくさんのクライアントワークをされていらっしゃいますね。

 個展で発表する作品との違い等ありましたらお聞かせください。

 

僕の場合、オリジナル作品では作品を通して届けたいメッセージや作品に共通するテーマみたいなものが

全く無いので、クライアントの「こうして欲しい!」という明確な意図があるイラストレーションの仕事は
同じ絵を描く行為でも使う脳ミソがそれぞれ違っていて非常に面白いです。

 

 

5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。

 

芸人さん大好きなんで芸人さん関係のお仕事をぜひやってみたいですね。

あとは甥っ子に自慢したいので子供向けの仕事ももっとやりたいです!

金融やら食やら最先端技術やらはたまた空想のアレコレまで、

多種多様な物事に関われることがイラストレーターの素晴らしい側面の1つだと思いますので、
今後もイラストレーションを通じた出会いを楽しみにしています。

 

 

ありがとうございました!

神谷洸平個展「調和」

今週の作家は神谷洸平さんです。

 

HB FILEコンペ鈴木成一特別賞を受賞し、HBギャラリースタッフでもある注目の作家です。

不思議なモチーフの組み合わせの作品、 ぜひご覧ください!

 

 

1.今回の個展のテーマやコンセプト、またどのように個展の準備を進めていったかお聞かせいただけますか?

 

今回の個展「調和」では、モチーフの関係性を意識しながら制作しました。

展示直前まで細かな調整を重ね、ギリギリまで制作を続けながら準備を進めていました。

 

 

2.以前、制作方法についてお伺いした際、パソコンのタッチパッドを使用していると仰ってましたが、

 今回もその方法で制作されたのでしょうか?また、現在の作風に至った経緯をお伺いしたいです。

 

今回もパソコンのトラックパッドを使って制作しています。

現在の作風は、イラストレーションだけでなく様々な分野から影響を受け形になっていき、

特によく描く家電には、そのもの特有の機能性や佇まいに惹かれています。

 

 

3.ユニークで少し不思議な作品を制作される神谷さん。

 どのように発想されるのかお聞かせください。

 

身の回りのものを観察しながら生活していて、描きたいものから連想ゲームのように発想を広げています。

そこに自分の感覚や違和感を重ねながら、少し不思議な画面になるよう制作しています。

 

 

4.HB FILEコンペvol.35で特別賞を受賞されてますね。

 受賞してから何か変わったことや意識されることはありますか?

 

受賞をきっかけに、お仕事のお声がけをいただくなど、作品を見ていただける機会が増えたと感じています。

 

 

5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。

 

書籍や広告など、作品の世界観を活かせるお仕事に挑戦していきたいです。

 

 

ありがとうございました!

福田利之個展「8B」

今週の作家さんは福田利之さんです。
動物や人を描いた温かみのある作品たち。
新作をたくさん展示してくださいました。ぜひ原画をご覧ください!

作品は会場でもオンラインショップでもご購入いただけます。
ぜひご覧くださいませ!

http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

「A」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「B」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「C」(額付き)¥253,000- (税込)

 

「D」(額付き)¥253,000- (税込)

 

「F」(額付き)¥275,000- (税込)

 

「G」(額付き)¥275,000- (税込)

 

「H」(額付き)¥253,000- (税込)

 

「I」(額付き)¥275,000- (税込)

 

「J」(額付き)¥253,000- (税込)

 

「L」(額付き)¥308,000- (税込)

 

「M」(額付き)¥308,000- (税込)

 

「O」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「Q」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「R」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「S」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「T」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「U」(額付き)¥165,000- (税込)

 

「V」(額付き)¥165,000- (税込)

竹添星児個展「BE LOCAL」

 

今週の作家は竹添星児さんです。

竹添さんが描く日本中のローカルなものたち。HBでは初個展です!

 

1.今回の個展のテーマやコンセプトをお聞かせいただけますか?

 

「ローカル」がテーマです。地域を肯定し、賛歌するようなイラストレーションを目指しました。

自分が過去には離島、現在も過疎地域に住んでいることもあり、地域の過去と未来に関心を持っています。

「Think Global,Act Local」というフレーズも好きなのですが、ローカルではACTまでせずとも

「BE=ただそこにいるだけ」で意味があるというニュアンスをタイトルに込めました。

今回は47都道府県の印象的なモノ・場所をピックアップし、

単体と集合体の両面から地域を表すアプローチを試みています。

 

 

2.明るく柔らかで、温かさを感じる作品を制作される竹添さん。

 現在の作風に至った経緯、また制作方法もお伺いしたいです。

 

主に液晶タブレットを使ってPhotoshopで描いています。

独学でのデジタル制作でのマンガ的表現からスタートし

仕事を通じて今の作風に変化してきましたが、南国鹿児島のクライアントワークが多いからか、

徐々にクラフト感・南国感のある表現に変遷してきたと思います。

デジタルながら洗練されすぎない素朴さとデザイン性のバランスを大事にしています。

今回の展示もキャンバス地にプリントした作品となります。

 

 

3.たくさんのクライアントワークをされていらっしゃいますね。

 個展で発表する作品との違い等ありましたらお聞かせください。

 

あまり変わりは無いのですが、地方のお仕事はお客さんとの距離も近いので、

一緒にお題を考えたりと一緒のチームのような感覚で制作に取り組んでいます。

お題が与えられるクライアントワークのスタイルが慣れているので

展示会では自分で自分にお題を与えて描いています。

 

 

4.古民家アトリエを運営されているのですね。SNSで拝見してとても素敵なスペースだと感じました。

どのような経緯や思いでオープンされたかお伺いできますか?

 

もともと「ノマドワーク」に惹かれ、離島に住んだりと、いろんな地域に関わっていく楽しさを経験してきました。

昨年末に古民家を改修したアトリエがオープンしたのは縁をいただいたのがきっかけですが、コロナを経て、チームでものづくりをする「場」を大事にしたいと思ったことも大きかったです。

仕事で関わる各地の方に「鹿児島に遊びにきてね」と言いたいですし。(今回の展示でも設置する)kagoshima illustrators fileというローカルクリエイターズファイルを2010年から毎年発行しているのですが、そういった地域のものづくりをするプレイヤーの交流の場として育んでいきたいですね。

 

 

5.今後挑戦したい制作や、お仕事などありましたらお聞かせください。

 

今回のテーマである「ローカル」は全国・世界の様々な地域でチャレンジする事業者・デザイナーのみなさんへのラブコールであります。その土地の魅力を表現する企画などに一緒に取り組んでみたいです。

鹿児島に限らず、いろんな地域課題にイラストレーションを通じて関わっていきたいですし、できれば現地に赴きイラストレーションの可能性を自分なりに広げていきたいです。

 

最後に、僕のアトリエのある場所はHBギャラリーを作った唐仁原教久さんの出身地の近くなんです。

僕の初個展(2014)は唐仁原さんが鹿児島で監修したギャラリーU1SPACE(薩摩川内市)。HBギャラリーで個展をするのは、郷土の先輩・唐仁原さんに語った目標でした。今回は機会をいただきありがとうございました。

 

 

ありがとうございました!

 

HB WORK Competition vol.6 受賞者12人によるグループ展

今週はHB WORK Competition vol.6の受賞者展によるグループ展です。
受賞者12名それぞれの洗練された魅力あふれる作品たちをどうぞお楽しみください!

 

 

池田進吾賞 / にこ

 

アルビレオ賞 / 長堀彩

 

黒田貴賞 / 奥見伊代

 

川名潤賞 / 見崎彰広

 

各審査員の特別賞はこちらです!

川名潤 特別賞 / 佐治みづき、平野晶

 

池田進吾 特別賞 / 上野瑠美、 黒田貴 特別賞 /ミズカミエリカ

 

黒田貴 特別賞 / kaho、 アルビレオ 特別賞 /chubbynida

 

アルビレオ 特別賞 /大藪弘子、 池田進吾 特別賞 / おびくるみ

 

 

里見佳音個展「ROUTE」

今週の作家は里見佳音さんです。

丁寧に描かれた、美しい作品たちをお楽しみ下さい!

 

1.今回の個展の準備はどのように進めていきましたか?

テーマやタイトルをどのようにお決めになったかなど、お伺いしたいです。

 

初めての個展なので分からないことが多く、とにかく他のイラストレーターさんの展示に沢山行き、
作品点数・サイズ、額やグッズの展示のやり方などをリサーチして、1年前から準備を進めていました。
テーマに関しては、自分の描きたい絵に共通する言葉としてすぐに浮かんだもので、
いつも絵の中に後先に繋がりがある物語性を感じるアイデアがあること、この展示がまたこれからの自分に繋がっていくことを願って「ROUTE」に決めました。

 

 

2.作品はどのように制作されていますか?

 画材やモチーフの選び方など、制作方法をお聞かせください。

 

画材は9割マーカー(COPIC)、あとは色鉛筆と水彩絵具です。
白い紙に空間が出来ていくことが好きで、画面の端っこから木や家を1つ1つ、浮かび上がらせるように描いていきます。
COPICは中学生から使っている画材なので馴染みがよく、違う色の組み合わせやインクの残量、ムラのでき方など、
使うたびに新しい発見や表現があるのが魅力で、キャップを外せばすぐにかけるという手軽さもあって重宝しています。
モチーフは、昔から川や池や海などを見ているだけでワクワクするので、「水」のある景色を選ぶことが多いです。

 

 

3.アートディレクターとして勤務されてからイラストレーターになられたそうですね。

 その時のご経験に影響されていることはありますか?

 

広告のアートディレクターやCMプランナーとしての勤務経験から、間の取り方や色の選び方、
記憶に残るような印象的な画面になるようにと、自然に意識が働いている気がします。
絵の中に物語性や企画性などを入れるのも、その時の経験からなのかもしれません。

 

 

4.イラストレーターとして、たくさんのお仕事をされている里見さん。

オリジナルの作品とクライアントワークでの制作、意識されていることをお伺いしたいです。

 

今まで描いてきたイラストのほとんどがクライアントワークで、そのプロジェクトの意図やメッセージを汲み取り、
その仕事に合った効果的なイラストを描くことを心がけてきました。
でもここ数年、沢山のイラストレーターの方と話したり、その方の作品に触れたりしてきて、
自身の中にある「描きたいもの」「好きな表現」と向き合って、アーティスト性を表に出すこともイラストレーターとして必要だと強く感じるようになりました。
オリジナルワークではとにかく自分の「描きたい」気持ちに集中して制作しています。

 

 

5.今後挑戦したいお仕事や作品制作など教えてください。

 

企業案件が多いので、小説や絵本などの書籍、音楽関連のお仕事を増やしていきたいです。

 

 

ありがとうございました!


佐々木小世里個展「ガオッくま in Tokyo」

今週の作家は佐々木小世里さんです!

北海道から怖可愛なガオッくまや動物達がギャラリーへ、自然溢れる作品たちをお楽しみ下さい!

 

1.今回の個展の準備はどのように進めていきましたか?

  楽しかったことや大変だったことなどお伺いしたいです。

 

還暦を過ぎ、両親、義両親ともに見送り、夫とのんびり過ごしていました。

ハマっていた韓流ドラマも秀逸なものは見終わってしまい

退屈というものを初めて経験。楽な毎日なはずなのに妙に

いろんなものに毒づいている自分に気づきました。

このままじゃ自分を嫌いになりそうと怖くなりました。

まだまだ先がありそうだから、新しい「何か」に向き合ってみようかな?

その決意の表明として知らない土地での作品展を思い立ちました。

何がしたいのか、何ができるのか。試行錯誤の日々が始り

おかげで毎日に張りができ、朝、起きるのが楽しみです。

 

 

2.穏やかで可愛いらしい作品を制作されている佐々木さん。

 画材や制作方法をお伺いしたいです。

 

10年ほど前までは、紙にカラーインクを使って筆で描く方法で制作していました。

当初、ブレダン紙にDr.Ph.Martin’sのインクがピタッと貼り付くような、版画のような

仕上がりがとても気に入っていました。

時の流れとともに、紙やインクに変化が見られることに加えて

私自身の眼や手指の不具合により、納得のいく表現ができなくなり

泣く泣く現在は封印しました。

 

 

3.どのような経緯で現在の作風になったのでしょうか?

 また、最近はデジタルでの制作もされているそうですね、

 始めたきっかけもお聞かせいただけますでしょうか。

 

上記でお答えしたように、思うような表現が難しくなり、

手描きした絵をphotoshopに取り込み、レイヤーでコラージュする制作方法に辿り着きました。

今回、展示する「なたね」の挿絵はこの表現方法を使っています。

 

 

4.今後挑戦したいお仕事や作品制作など教えてください。

これまで、印刷物になることを前提に制作してきましたので

画面のテクスチャについてはあまり意識してきませんでした。

今はいろんな紙にさまざまな絵の具を塗ったり、それらをを切ったり、貼ったりして色々と実験中です。

手で触れる、実体のある作品を作りたいです。

また、今後、いろんな衰えに向き合うことになると思いますが

持続可能な表現方法を見つけたいと思っています。

最後に、イラストレーターとして駆け出しの頃、唐仁原教久さんの主宰するHBギャラリーは

雲の上の憧れでした。随分と月日は経ちましたが、その空間に作品を並べることができ

とても嬉しいです。繋がりをいただいたアニメーターの堀口忠彦さんに心から感謝します。

ありがとうございました。

 

 

ありがとうございました!

マリワ個展「HELLO! ANIMAL GARDEN.」

今週の作家はマリワさんです!

 

HBでは初個展です。

カラフルポップな動物や自然など、見ているだけで楽しくなるマリワワールドをご堪能ください!

 

 

1.今回の個展「HELLO! ANIMAL GARDEN.」の準備はどのように進めていきましたか?
 楽しかったことや大変だったことなどお伺いしたいです。

 

今回は、自身の原点に立ち返るような気持ちで制作を始めました。

山梨県北杜市という自然豊かな土地で育った経験から、「植物」と「動物」を軸に据えています。

幼少期、野山や森、川は私にとって冒険と観察の場でした。
そこには常に発見があり、生き物や植物と向き合う時間がありました。

その感覚を思い出しながら描くことで、楽しみながらのびやかな気持ちで制作することができました。
作品の中にある少しの違和感やユーモアも、自然の中で感じてきた“予測できない面白さ”から来ているのかもしれません。

ご覧になる方にも、その自由さや空気感が伝われば嬉しく思います。

大変だったことは、HBギャラリーという三面が大きく使えるギャラリーでの空間作りを考えることがとても難しく、
作品のサイズ感や数などを検討することに多く時間を費やしました。

 

 

2.とても可愛いらしい作品を制作されるマリワさん。
 現在の作風に至った経緯をお聞かせください。

 

長く作風を模索する時間を経て、現在は「ユーモア」と「余白」を意識しています。
すべてを説明しないことで、見る人それぞれの物語が生まれる余地を残したいと考えています。

今も試行錯誤の途中ではありますが、その時々の自分に正直な表現が、常に“最新作”だと思っています。

 

 

3.パッケージのお仕事をたくさんされてるマリワさん。
 お仕事の制作の際、普段の絵との違いなど、意識されることはありますか?

 

パッケージのお仕事は、以前から強く関心を持っていた分野のひとつです。
実際に手に取られ、生活の中に存在する媒体であることに魅力を感じています。

WEBや雑誌のお仕事ではデジタルで完結することが多いのですが、パッケージは「物体」として人の手に渡っていきます。そのため、可能な限りアナログの工程を取り入れるようにしています。

例えば線は手描きにする、着彩に水彩を用いて滲みや揺らぎを残すなど、コントロールしきれない“現象”や“偶然”をあえて活かすことを大切にしています。
均一で整いすぎた線ではなく、わずかな揺れがあることで、人の手の温度が伝わると考えているからです。

商品そのものだけでなく、それを手に取る瞬間や、贈り物として受け取る時間まで想像しながら制作できることが、パッケージの仕事の醍醐味だと感じています。

 

 

4.今後挑戦したいお仕事や作品制作など教えてください。

 

今後は大きく三つの方向に挑戦していきたいと考えています。

一つは、商業施設のイベントビジュアルなど、空間全体に展開される規模の大きな仕事です。
イラストが街や空間の風景の一部になるような表現に挑戦してみたいと思っています。

二つ目は、書籍の装丁や絵本など、物語に関わる仕事です。物語の入口となる一枚として、本と読者をつなぐ役割を担えたら嬉しいです。

そして三つ目は、地元・山梨に根ざした仕事です。例えばワインや日本酒、地ビールなどが盛んな地域ならではの、
お酒のパッケージなど、土地の風土や空気感を視覚化するようなパッケージやブランディングにも関わっていきたいと考えています。

 

 

ありがとうございました!