若林夏個展「センチメンタル・ジャーニー」
今週の作家さんは若林夏さんです。2010年ファイルコンペの特別賞展以来の展示となり、HBでは初めての個展開催です。センチメンタルをテーマに夕暮れ時や夏の終わりなど、少し寂しげなシーンを夏さんなりの表現で描かれました。淡い色彩に挑戦され雰囲気を一新した夏さんの最新作、ぜひ見にいらしてください!
あっという間に散ってしまう桜、夏の終わりの花火、大勢でわいわいとはしゃいでいるときにふとせつなくなる感じ…など、誰もが一度は抱いたことのあるセンチメンタルな気持ちが今回のテーマ。そんな日常の1シーンを夏さん独自の視線で描かれました。画材はシャープペンシルと色鉛筆と水彩絵の具。センチメンタルを表現するために、今回は淡い色調やおさえた色使いで制作されたそうです。隅々まで見逃せないぎっしりとした描き込みが、それぞれの登場人物たちへの愛情が感じられます!
一見、どの作品もお祭りのような華やかさがありますが、登場人物たちの表情はどこか祭りの終わりを感じているかのような繊細さを秘めているように見えます。寂しく切ないことがあってこそ、楽しい出来事がきっとある!そんな元気が出てくるような作品たちです。表情豊かなキャラクターたちの、それぞれが抱くセンチメンタルな人生をぜひ体感しにきてください!お見逃しなく!!
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