村上幸織個展「きのうのいつか」
今週の作家さんは村上幸織さんです。HBでは初めての個展開催です。
生い茂った植物のなかに生息している小さくユニークな生きものたち。それらの目線で描かれたような、現実ではないどこかの不思議な世界をお楽しみください!
「かくれんぼ」
昨年のはじめ頃から制作をはじめたという今回のシリーズ。自然と人工のものがまざった絵を描いてみたいという思いがあったそうです。コンクリートの建物にまとわりつくように生えた植物、山奥にかけられた吊り橋、石垣を覆い尽くす植物たち…。生きものが登場しない作品からは自然の脅威を感じるような迫力があります。
「駐車場」
「泥棒」
はじめに風景を描き、そこから物語を膨らませて生きものを描くそうです。風景は生まれ育った北海道の景色や、現在住んでいる土地で気になった場所など。リアルな自然の色彩や筆致から、写真とはまた違った、村上さんにしか見えない空気が感じられます。
「逃げ道」
今後、イラストレーションのお仕事は何でも挑戦してみたいとのこと。本の装画や絵本は特にやってみたいお仕事だそうです。すでに2冊の絵本の構想があるとのこと! 今後のご活躍も楽しみです。
「冷たい風の日」
コメントフィード
トラックバックURL: https://hbgallery.com/blog/2018/01/13/%e6%9d%91%e4%b8%8a%e5%b9%b8%e7%b9%94%e5%80%8b%e5%b1%95%e3%80%8c%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%86%e3%81%ae%e3%81%84%e3%81%a4%e3%81%8b%e3%80%8d/trackback/