西山竜平個展「visitor」
今週の作家さんは西山竜平さんです。約1年半ぶりの個展開催となりました。
新作は知らない街へ旅に出た1人の男性が主人公。見知らぬ土地での期待や不安の入り交じった様子を描かれました。また、西山さんが1年間表紙画を手掛けられた文芸誌『読楽』の原画や、装画のお仕事の展示も!美しい原画の数々をお楽しみください。
今回は人物を描くことに挑戦された西山さん。主人公の少し困ったような不安げな表情は、全く違う環境に飛び込む人見知りの感じや、人との距離感を描きたかったそうです。寂しさのなかにある心地良さや、一見ネガティブだけどふと笑いがあるものに魅力を感じる、と西山さん。
新作のほか、これまでのお仕事の作品も展示。文芸誌『読楽』の表紙画は、季節感をテーマに自由に描かせてもらえた楽しいお仕事だったそうです。紙に水をたっぷりと含ませた後、リキテックスで何度も重ね塗りをし、色彩やグラデーションを表現されたものも。風景画のお仕事で定評のある西山さんですが、これからは描けないものはないというくらい、色々なものを描いていきたいそうです。装画やパッケージ、絵本、レコードやCDジャケット、レギュラーのお仕事をやっていきたいとのこと。今後益々のご活躍が楽しみです!
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