紙野夏紀個展「S2 STYLE TWO」
今回ご紹介するのは、2024年10/4~10/9に個展を開催された紙野夏紀さんへのインタビューです。
イラストレーターとしてたくさんのお仕事をされている紙野さん。
今回新しいスタイルの作品を展示してくださり、素敵な展示空間となりました。
新しい作風に至った経緯や、これからの活動についてもお聞きしました。
会場の様子をインタビューとともにお楽しみください!
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
ー紙野さんは4回目のHB個展となりました。
今回の個展のテーマについてお聞かせください。
3年くらい前から趣味で水泳を始めたのですが
水泳で1番得意な泳ぎをS1。略さずに言うとstyle oneといいます。2番目はS2。
今回の個展のタイトルを「S2 STYLE TWO」にした理由は、
水泳で1番得意な泳ぎをS1。略さずに言うとstyle oneといいます。2番目はS2。
今回の個展のタイトルを「S2 STYLE TWO」にした理由は、
それが私のS1だとしたら、
ーこれまでちぎり絵の作品を数多く描かれてきた紙野さん、
今回、紙野さんがStyle twoとしてリキッド絵の具の画材を選択され、
モザイクのような描き方に挑戦されました。
実際に新しい表現に挑戦されてみていかがでしたでしょうか?
何か発見や気づき、得られたことなどはありましたか?
人物を描いてみたいと思っていて、アクリルリキッドの絵の具で色々描き方を試していく中で、
人の肌をモザイクタイルのように表現してみようと思いました。
実際の人の皮膚にも方向があり、色も均一でないことから、そのように表現したら面白いかな?と思って描き始めました。
人の肌をモザイクタイルのように表現してみようと思いました。
実際の人の皮膚にも方向があり、色も均一でないことから、そのように表現したら面白いかな?と思って描き始めました。
ー紙野さんの代名詞、Style oneとなるちぎり絵の魅力は何ですか?
ちぎり絵だからこそ可能となる表現は何でしょうか。
手で紙をちぎることは、ペンや筆で描くよりも不自由で小回りが効かないので
細かい表現ができません。それゆえに、描けるものが限られていて、色数も自ずと絞られていく。そこに面白さがあって、自分では気に入った描き方です。
細かい表現ができません。それゆえに、描けるものが限られていて、色数も自ずと絞られていく。そこに面白さがあって、自分では気に入った描き方です。
かつてよく描いていたのは風景画なのですが
私の表現したいものと技術がぴったりとマッチした描き方だと思います。
私の表現したいものと技術がぴったりとマッチした描き方だと思います。
ー幅広いジャンルで数々のお仕事を経験されてきた紙野さん。
紙野さんがご自身が考える、今後の活動の方向性についてお聞かせください。
メインの仕事としては、広告の仕事が割と多いのですが
プロジェクトの方向性を理解して“期待された絵を描く”という職人的な仕事にもやりがいを感じています。一方で、イラストレーターの仕事は受注仕事が多く、受け身になりがちなので、発信していくことも大切だと思っています。
テキスタイルの分野で自分のブランドとして活動しているのですが、
図案をデザインするだけでなく、自分が発注者となり布を生産して販売しています。
こちらの活動は、在庫を抱えたりイベントで自らが売り場に立ったりと、BtoCビジネスなのである意味で細かく、シビアな世界ではありますが、イラストレーションと並行してできる限り継続していきたいです。
また、それに加えて、今回の個展のように純粋に絵を描くこと、自分のスタイルを大切にしていきたいと思っています。
プロジェクトの方向性を理解して“期待された絵を描く”という職人的な仕事にもやりがいを感じています。一方で、イラストレーターの仕事は受注仕事が多く、受け身になりがちなので、発信していくことも大切だと思っています。
テキスタイルの分野で自分のブランドとして活動しているのですが、
図案をデザインするだけでなく、自分が発注者となり布を生産して販売しています。
こちらの活動は、在庫を抱えたりイベントで自らが売り場に立ったりと、BtoCビジネスなのである意味で細かく、シビアな世界ではありますが、イラストレーションと並行してできる限り継続していきたいです。
また、それに加えて、今回の個展のように純粋に絵を描くこと、自分のスタイルを大切にしていきたいと思っています。
インタビュアー 須貝美和
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