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船津真琴個展「Moment」

今週の作家さんは船津真琴さんです。ご自身初個展となりました。
普段見ている何気ない景色を、船津さんの視点で色鮮やかに描かれました。新作のほか新聞連載の原画や、装丁のお仕事の展示も。美しい光と影の世界をお楽しみください!

 

大学では油絵を勉強されていた船津さん。今回はリキテックスを使用し、船津さんの住む半径3kmの景色をテーマに制作されました。これまでは、デジタル画で約10年ほどイラストレーターとしてお仕事をされてきた船津さん。タッチに行き詰まり、以前から興味のあった文芸や装丁の仕事をしてみたいと思うようになったそうです。ずっと憧れていたという木内達朗さんが講師をされている青山塾へ通い、改めてイラストレーションを学ばれたそうです。約2年間通い、一昨年3月に卒業。その後は、目標にしていた装画のお仕事や、新聞連載のお仕事にも繋がったそうです。

 

 

大胆な構図や陰影が魅力の船津さんの作品たち。元々は人物を描きたいという気持ちがあったそうですが、青山塾での木内先生の授業で学んだ、風景の構成の仕方がおもしろかったそうで、今も継続し主に風景を描いているそうです。今後は人物にも挑戦していきたいとのこと。

 

 

初個展に向けてSNSでの宣伝に力を入れていたという船津さん、会期中は特にTwitterを見て来られた方が多かったそうです。なにげなく呟いていることやアップした絵に対し、日々反応はあったものの特に実感はなかったそうですが、今回の個展を通じて実際に会えた方がたくさんいて、世界と繋がっていたんだなと改めて感じたそうです。

最近では翻訳物の装画の依頼が多かったそうですが、今後も装丁のお仕事はどんどんやってみたいそうです。 海外のお仕事にもとても興味があるそうで、Behanceに作品をアップし反応を見てみたいそうです。今後益々のご活躍が楽しみです!