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11月2020

収穫祭 谷山彩子個展「Santé!」

今週は毎年恒例ココ・ファーム・ワイナリーさんとの企画展、収穫祭です。ワインラベル制作をイラストレーターさんやデザイナーさんにお願いし、それに伴い個展を開催して頂きます。今年の収穫祭記念ワインは谷山彩子さんに制作いただきました。会場には目で楽しむ、色とりどりに楽しいワインに合うおつまみが登場!お楽しみに!

 

 

 

 

 

<イラストレーション: 谷山彩子 /デザイン: HBスタジオ>

ワインはココファームオンラインショップで販売中です。
https://cocowineshop.com/

葡萄畑で遊んでいる様子がなんともかわいらしいキャラクターたち!
数量限定の特別なワインですのでお見逃しなく!

 

 

「ワインにかかせないおつまみといえば?」
谷山さんがお知り合いの方々にアンケートをとり描かれた作品の数々。
チーズ、牡蠣、ラムチョップ、ピクルス、アヒージョ、醤油麹 … 意外なおつまみも登場?!

 

谷山さんの新作絵本『十二支えほん』のお披露目も。(会場で予約販売中。クリスマス頃のお届けです)
十二支の由来や干支の意味が楽しく学べる1冊。谷山さんが一から調べて、文章も書かれました。前作『文様えほん』につづく新しい知識絵本です!

収穫祭 谷山彩子個展「Santé!」は12/2(水)までです。(最終日のみ5時まで) ぜひお立寄りくださいませ!

小林マキ個展「BON VOYAGE」

今週の作家さんは小林マキさんです。HBでは約4年ぶり2回目の個展開催となりました。ホリデーシーズンに相応しい、華やかでわくわく感いっぱいの作品たち。水彩や線画など幅広く描かれる、小林さんの様々なタッチが楽しめます!新作のオリジナルグッズもお見逃しなく!

 

Q. 今回の展示テーマをお聞かせください。

A.クリスマスシーズンの冬の冷たさの中のキラキラワクワクした雰囲気をテーマにしました。

 

 

旅をテーマ描かれた、雪男の親子がなんともかわいらしい作品たち。原画の美しさも必見です!

 

Q.フリーランスで長くご活躍されている小林さん。続けるコツはありますか?

A.私は子育て期間中、ローペースに仕事していたので、長く活躍していたとは言えないのですが、頂いた仕事をきちんと仕上げ続けること、コツコツとでも前に進めるように、柔軟でいたいと心がけています。

 


Q. 線画も水彩画もとても素敵ですね。近年はどのようなお仕事が多いですか?

A.長い間雑誌と会報誌がメインで、今もそこは大切にしているのですが、ここ数年は絵本、ファッション、文芸や布地のデザインなど、様々なお仕事にチャレンジさせて頂いています。

 

 

Q. 4年ぶりの個展、今回は大変な時期で不安も多かったと思います。実際に開催してみていかがでしたか?また、これからやってみたいことや、目標などをお聞かせください。

A.ニュースで我慢の三連休と流れるのを見ながら、お越し下さいとお誘いする矛盾を感じつつ、実際にギャラリーで皆様とお会いしたら、それはとても楽しい時間だったという複雑なものでした。
今回の個展で技術的なテーマにしていた、水彩表現と線画を引き続き描きつつ、補助的に使っているデジタルがあまりに自己流なので、もう少しきちんと覚えたいと思っています。

常に謙虚で学び続ける小林さんの姿勢が感じられる作品たちでした! 今後の作品も楽しみです!

HBファイルコンペ直接搬入の注意事項

11/14(土)、11/15(日)はHBファイルコンペの直接搬入日!
時間は13時〜18時、時間厳守です!郵送搬入は11/15(日)(当日消印有効)で受け付けさせて頂きます。

http://hbgallery.com/compe.html

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/018aqg110wb05.html

下記注意事項をお読みの上、ご来廊頂きますようご協力よろしくお願いいたします。

 

・発熱、体調不良のご来場お断りします

・マスクのご着用と入口での手の消毒必須

・会場内の人数を6名に制限中、時間に余裕を持ってお越し下さい

・受付以外の会話禁止、滞在時間は最大で15分程度

・付き添い不可、ご来場は応募者のみ

・お問合せはメールのみ対応します

 

坂之上正久個展「家族模様」

今週の作家さんは坂之上正久さんです。HBでは約1年ぶり2回目の個展開催となりました。坂之上さんの描く、表情のない人物画でありながら温かみのある作品たち。個展のための描きおろし作品のほか、小説『またね家族』や朝日新聞『GLOBE』の表紙画の展示も。原画ならではの質感をお楽しみください!

 

 

昨年から、家族をテーマにした小説や、民主主義をテーマにした絵など、優しいイメージを求められる絵のお仕事が続いたという坂之上さん。今回の展示でも優しい雰囲気のある絵を集められたとのこと。オリジナル作品の人物画は、人間関係をイメージして描く場合と、おもしろいと思った構図を先に決めて描き進めていく場合があるそうです。今回は群像画にも挑戦。皆が同じ向きにならないよう意識して描かれたとのこと。淡白にならないよう、ずっと見ていられるような絵にしたかったそうです。

 

 

昨年のファイルコンペ受賞者展後から、教科書の挿絵や本の装画のお仕事など、少しずつご依頼を頂けるようになった、と坂之上さん。家族に関心があり、以前から家族をテーマにした絵を描かれていたそうで、小説『またね家族』(松居大悟著)の装画を担当できてとても嬉しかったとのこと。重松清、宮部みゆき、向田邦子、山本文緒などの小説もお好きだそうです。

 

 

もっとイラストレーションのお仕事をやりたくて個展開催を決めた、と坂之上さん。装画を描くことは今後も目標としているそうです。今後の作品も楽しみです!

水谷有里個展「特別な日常」

今週の作家さんは水谷有里さんです。HBでは初めての個展開催となりました。紙を切り貼りして描かれている水谷さんの作品たち。やわらかな優しい色彩や、貼り絵ならではの色の重なりなど原画ならではです!何気ない日常の愛おしい風景の数々をお楽しみください!

 

「特別な時間」

実際の風景を元に描かれたという今回の作品たち。テーマとなったのはご実家のある大阪の風景でした。コロナで帰省が出来なかったため、撮りためていた写真を見ながら、懐かしいなと思いながら描かれたとのこと。

普段のお仕事も切り絵で制作されている水谷さん、昨年は仕事に恵まれるもののスランプに陥っていたそうです。仕事が来ているなか、自分の絵が良くならないことを苦痛に感じ、相手に申し訳ないという気持ちになっていたとのこと。 そこから脱却するため、切り絵の手法から一度離れて、手描きの手法にも挑戦されていたそうです。

「君がいた夏」

 

「ふたり」

1年間、ひたすら絵を描き模索していたという水谷さん。自分に合った絵が何なのか、イラストレーターの友人に絵を見せて意見をもらったり、色をたくさん使って描く練習もされたとのこと。あるとき「自分の好きなものだけを描こう」と決めたことで、これまでの思いがふっ切れたそうです。
描き方にも変化があったとのこと。写真を見てそのままを描くのではなく、一度自分の中で消化して組み立てて描くことで、切り絵という同じ手法でも表現の幅が広がり、描くことが楽しく感じられたとのこと。手描きだとうまく広がらなかったため、やっぱり切り絵の方が向いているのかなと感じ、再び切り絵の手法に戻ったそうです。色を使うことも怖くなくなった、と水谷さん。
そんな清々しさも感じられるような、色とりどりの作品がずらりと並びました。

 

「通学路」

「あじさい」

お仕事の中でも書籍にまつわるお仕事が一番楽しい、と水谷さん。小説の挿絵や装画はずっと描いていきたいそうです。今後の作品も楽しみです!

「駐車場で」