冬期休廊、オンラインショップお休みのおしらせ
まことに勝手ながら、
12月25日(木)〜 1月8日(木)まで、冬期休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
1月9日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品発送は1月10日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。
ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。
12月2014
まことに勝手ながら、
12月25日(木)〜 1月8日(木)まで、冬期休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
1月9日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品発送は1月10日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。
ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今週は、HBギャラリーでは年末恒例となった、画家・牧野伊三夫さんの展覧会です。
今年で13回目の開催となりました。
毎年、様々な手法で表現を試みる牧野さん。今年も、版画やコラージュ、素描、立体オブジェなど
手法は違えど牧野さんの世界観を味わえる作品の数々が並びました。
「僕は太陽をのむ」
「ヤブクグリ」
「三浦陽子との即興コラボレーション a 」
牧野さんが今年の春に、島根県の湯町窯で絵付けをしたお皿です。
1点1点色合いも絵柄も違い、素朴な風合いがあります。
(小 ¥5,700 / 大 ¥14,000)
牧野さんとファーストユニバーサルプレスさんが制作をされた
活版刷りの封筒や便箋などお手紙グッズも好評販売中です!
そのほか最新刊「四月と十月 vol.31」や「ヤブクグリ」の販売、「雲のうえ」「飛騨」最新号の配布など盛り沢山!
今年も、牧野さんファンにはたまらない展覧会となりました。
「牧野伊三夫展」は12月24日(水)17時までです。ぜひお立ち寄りください!
HBファイルコンペvol.25 審査結果の発表です!
今年も多くのご参加ありがとうございました。
日下潤一
大賞 藤井紗和
特別賞 有馬級子
鈴木成一
大賞 agoera
特別賞 河合真維
副田高行
大賞 星野ちいこ
特別賞 瓜生太郎
仲條正義
大賞 長谷川 朗
特別賞 ナガタニサキ
藤枝リュウジ
大賞 桑原紗織
特別賞 ミヤタチカ
永井裕明
大賞 スガミカ
特別賞 浅羽容子
今週の作家さんはサジマミキさんです。HBでは初めての個展となります。
旅先で集めたヴィンテージの紙や素材を使って、コラージュ作品を作られているサジマさん。
CDジャケットやアニメーション、広告、書籍など幅広くご活躍されています。
好きな小物や好きな服、お気に入りの化粧品などモノを通して、とある女性の日常を描いています。素材感や立体感の楽しいコラージュイラストレーション、ぜひ実物をご覧いただきたいです。
— まずは今回の展示テーマについてお聞かせください。
「私の中のわたし」がテーマで、架空の彼女の日常を、好きな時間やモノ、好きなことを
ポツポツと紡ぐように世界を表現しました。
姿や形は見えないけれど、こんな雰囲気の女性なんだろうなと感じていただけたらなと思います。
作っている私自身は”こんな人物”と決めすぎず、作っていくうちにどんどんイメージが増えていきました。でも、結局”彼女=わたし”っていう所がいっぱいあります。
見た方々それぞれが色んな想像をして楽しんでくれたらいいなと思います。
— それぞれの作品タイトルからも想像がふくらんで楽しいですね。個展はいつ以来になりますか?
関西ではやっていたのですが、東京では初めてです。
— 元々は、どのようにクラフトやコラージュを始められたのですか?
ドローイングやペインティングなどもやっていたのですが、
あるとき、アートディレクターの方に「コラージュ作品がいいね」と言われたのを真に受けてコラージュ作品をメインに作るようになっていきました。最初は平面でのコラージュだったのですが、お仕事をしていくうちに、紙が浮いたときにできる
影のおもしろさに気づき、徐々にでっぱりが多くなりました。
立体にしようと意識したというよりは、自由にイメージする形にするべく、紙を曲げたり触っていくうちに現在の形になった感じです。
色々やりましたが、紙の質感や素材が好きだったことと、
元々ファッションも好きなので、服をあわせて選ぶように素材を選んで合わせたり、切ったりちぎったり大胆にもできて、
素材をはずしてやめられるおもしろさ、ライブ感がすごくおもしろいなと感じています。
コラージュは自分の性格にもあっているんだなと思います。
— 個展準備をする中で、自分の作品が変わってきたなと感じることはありましたか?
今回すべて作りおろしなのですが、作り始めた頃の自分に戻れたような、ルーツにたどり着いたような気がしました。
ここ数年、ありがたいことにお仕事で作品を作る機会が多く、なかなか落ち着いて自分の好きなものを
作ることができていませんでした。お仕事ではフェミニンなものの発注が多かったのですが、
個展ではメンズライクのものや素朴なもの、朴訥なものも作れて元々好きだったものが出てきたなという感覚があります。
— 普段はどのように営業されていますか?近年、お仕事が増えたなと感じますか?
営業はあまり行ったことがないのですが、お仕事がお仕事を呼んでくれているようです。
ここ数年はイラストレーションファイルに掲載していただけたことですごく増えました。
大きなコンペにも呼んでいただけて、カレンダーのお仕事を頂けるなど、チャンスも増えてきたと感じます。
— 個展をしてみていかがでしたか?
最近は仕事にまかれてしまっていましたが、自分が好きだったことを見直せていいタイミングで展示ができたなと思います。
自分は何をしたいんだろう?と考えることのできたいい機会でした。
作品を客観的にも見れましたし、たくさんの方に見に来て頂けたことが嬉しかったです。
普段データでやりとりをしている、お仕事関係の方にも改めて現物を見て頂けたこともよかったです。
今は何でもスピード重視で、コピーも簡単にできる時代。先はペーパーレスになるかもしれない…なんて言われている中で、
でもモノを作っている訳で、その中で何が大事かと考えたらやっぱり人の手で作っていることは伝わるということなんじゃないかなと思います。
今回の展示では、手で紙を切った跡や、作った感じを特に見せようとむき出しで飾りました。
スピードを優先させることで、置き去りになっている大切なものが増えてるように感じたりします。
人が作って時間がかかるのは当たり前で、そこにも大切なことがあるんじゃないかと思います。
— どの作品からも温かみを感じました。
最後になりますが今後やってみたいこと、広がったらいいなと思う事はありますか?
ウェディング関係のお仕事やパッケージのお仕事などやってみたいです。
ウェディングは、人生の中で大切にされる時間ですし、何か携われたらなと思います。
以前やらせていただいた、テゴマスのCDジャケットのお仕事もとても楽しかったです。
通常盤と初回盤の両方をやらせていただいたのですが、撮影をご一緒したり、
実際にファンの子たちに手に取ってもらえ、感想なども頂けて
自分の作ったものがこんなふうに広がっていくんだと感じました。
他のお仕事でコマ撮りのアニメーションを作ったこともあるので、いつかPVやCMのお仕事もやってみたいです。
— ありがとうございました。今後益々のご活躍を楽しみにしております!
今週の作家さんはアンドーヒロミさんです。
HBでは約4年ぶりの個展となります。
これまで銅版画で作品制作をされてきたアンドーさん。
今回は、はじめて挑戦されたという紙版画での新作の展示です。
ユニークな形に切り取られた風景は、見ているだけで楽しい気分に!
展示の仕方にもアンドーさんのセンスが感じられます。お見逃しなく!
— まずは今回のテーマについてお聞かせいただけますか?
近所を散策したり、行きと帰りは違う道を通ったりすることがすきなので、
「ヨリミチ」をテーマにしようと思いました。
今回は、馴染みのある井の頭沿線の景色や、少し遠いところから見た風景、
近所の愛着のあるものを描いています。
これまで銅版で制作していたのですが、今回ははじめて紙版画や他の技法にも挑戦してみたということもあり、
そういった意味でも「ヨリミチ」です。いろんなことをやったほうが楽しいなと思います。
— 紙版画での制作はいかがでしたか?
新しいことだったので楽しかったです。細かい表現も出来るようになったり、
紙版画の良さも知ることができ、表現の幅が広がりました。無限にあるなと思います。
ボンドでモチーフを描くコラグラフ・カーボランダムという技法があったり
版を重ねていく方法もあるし、いろいろな表現ができます。
— 今回展示された作品からも、版画の色々な表現が見れますね。
銅版画と紙版画を組み合わせてもいいし、もっと面白いことができそうだなと思います。
今回の作品は白い面が多いけれど、背景もつけたらまた違った雰囲気になりそうです。
— アンドーさんは形の切り取り方もおもしろいですよね。風景などは写真を元に形を作っていくのでしょうか?
今回制作した鉄塔なんかは、最初にリアルに描いてから自分で崩していきます。
一度、自分のなかで消化して形にしていく感じです。リアルに描くと、窮屈で面白くなくなってしまうので。
— どれも見ていて楽しいです。4年ぶりの個展はいかがでしたか?
やっと日の目を見たので感動しています。
想像していた感じに飾って頂けたのもうれしいです。
HBでの個展は4度目ですが、はじめての個展をするときは、
唐仁原さんにアクリルで描いた絵と銅版の絵を両方見てもらいました。
そのときに「こっちでいきなよ」と銅版の方を選んでくれて、それがなかったら今も銅版を続けていなかったかもと思います。
それまでもずっと銅版はやっていたのですが、自分のスタイルがなくて
でも展示をしていくうちに、今のスタイルができました。
HBで展示をやるからには気合いが入るし、みんなてんぱりながらも頑張ってますよね。他の方の展示もいつも楽しみです。
『バンドワゴン』シリーズの出版が毎年続いていて、もう10年以上描かせて頂きました。
この本を見て私の絵と知ってもらえることが多く、ラッキーだったなぁと思います。
長く続けていくのは難しいなと、ひしひし感じます。
これからも装画のお仕事をしていけたらすてきですね。
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