7月2021
HBファイルコンペvol.31 受賞者展、第4週目の作家さんは鈴木成一さんの大賞を受賞されたPOOLさんです。昨年初めての応募で見事大賞に輝きました。審査員の鈴木さんからは「どこか遠くへ連れて行ってくれる魅力に溢れている」と高評価が。POOLさんの初個展、ぜひお楽しみくださいませ!
SIBLINGとは、性別や出生順に関係のない兄弟、姉妹を差す言葉。POOLさんの作品のコンセプトは常に変わらず、国籍や人種、年齢、性差の持ち込まれない、どこかにある景色に立つ群像を描かれています。
今後どんな景色を見せてくれるのか楽しみです!
HBオンラインショップでは期間限定でZINEの販売、ジークレー作品の販売もスタートしました。
残りわずかですのでお早めにどうぞ。 http://hbgallery.shop-pro.jp
2021年7月28日 5:02 PM |
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HBファイルコンペvol.31 受賞者展、第3週目の作家さんは仲條正義さんの大賞を受賞されたmillitsukaさんです。昨年初めての応募で見事大賞に輝きました。インフォダンプとは、 [一度にはこなし切れないような大量の情報を与えること] という意味。日々、目にする大量の情報から、好きな情報だけを選ぶことのできる喜び。それらを作品を通して表現されました。原画ならではの美しい色彩と世界観をぜひお楽しみください!
「farewell」
普段の散歩から作品のイメージを得ることが多いというmillitsukaさん。自分が歩くことによって、風景や状況がどんどん流れていくが、全てを拾っていく必要はなく、気になったものだけを拾っていく贅沢さ。それが散歩を続けている理由だそうです。散歩をすることで、既存の物や状況などを見て初めて自分の意思が生まれる。自分は何が好きなのかがわかりやすく、タダでヒントを得ることができる。制作において無くてはならないものの一つになっているようです。
「すべてが見える!」
「天気のday」/「勝手にリラックス」
幼い頃から、夢はイラストレーターになることだったそうです。
元々はデジタルで制作されていたそうですが、展示ではアナログで制作するよう意識されているとのこと。色の美しさや見応え、情報量の多さは原画ならではと感じるそうです。
真っ白なパネルの形には特にこだわりが。自ら木製のパーツを組み立て、1つ1つオリジナルパネルを制作しているとのこと。壁に溶け込むような美しいシルエットが魅力です。原画の色彩は手描きならではの蛍光色もふんだんに使用されています。エアブラシでグラデーションを描くことができた時には、デジタルで描いていたものを自分の手でも描けるんだ!という喜びがあったそうです。
美しい線も手で描かれたもの。「均等なポスカの線が好きなんです」とmillitsukaさん。自分の手で綺麗な線が描けたらという想いは幼い頃からあったそうで、機械に頼らずに自分の素の状態で技術があった方がいいと、今でも常に思うそうです。お仕事で描く際にも、線は手で描くようにしているとのこと。
「散歩」/「だれもいない」
「FACE」
現在はお勤めをしながら制作する忙しい日々。いつかは絵一本で…と思うものの、まだまだ先はわかりません、とmillitsukaさん。militsukaさんのこだわりがたくさん詰まった展示は7/21(水)までです!(最終日のみ5時まで)お見逃しなく!
2021年7月19日 1:11 PM |
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HBファイルコンペvol.31 受賞者展、第2週目の作家さんは中村圭介さんの大賞を受賞されたいそべかをりさんです。今回が初個展となりました。描かれたのは、横断歩道の赤信号や、公園のベンチ、お茶碗に残ったご飯粒、重なるトイレットペーパーなど、日常で何気なく目にする光景。いそべさんが描く線とカタチが、新鮮さをもたらしてくれました。ぜひお楽しみくださいませ!
普段から町を歩くことがお好きといういそべさん。そこから得たインスピレーションを元に描かれることが多いとのこと。ふと目にとまった公園のベンチに「人を待っているみたいだな」と、モノにストーリーをつけることで絵の題材が決まっていくのだそうです。
昨年が3回目の応募。「思いきり線をひいてみたことで、作風が見えたところがある」と当時の制作についてお話してくださいました。応募作に人物画は無く、普段の生活で目にするモノやシーンが描かれています。それでも、審査員の中村さんから「何気ない日常の風景の中に人の気配を感じられる」と高評価が。心地よい余白と構図、いつかどこかで見たことのある風景が、見る人それぞれの記憶を呼び起こしてくれるようです。
線は鉛筆で、その他に色鉛筆やスクリーントーン、描いたり貼ったり折ったりと様々に。「紙を折ることで、線をひくことと同じくらい表情が出る」といそべさん。絵に奥行きを出したいと思ったことがきっかけだったそうです。一度間違えても、紙を上から貼ったり、継ぎ足したり、上書きしたり。⌘Z(コマンドZ)するように、何度やり直してもいいというラクな気持ちで描くのだそうです。それが今の描き方に繋がったとのこと。
この作風でのお仕事はこれからだそうで、本の装画はやってみたいお仕事のひとつ、といそべさん。今後の作品も楽しみです!
2021年7月10日 7:19 PM |
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今週からファイルコンペvol.31の受賞者展が始まりました!
7月2日から8月11日まで、受賞者の作品を展示致します。第1週目(7/2(金)-7/7(水))は、特別賞に輝いた受賞者5名によるグループ展です。5人それぞれの個性が光る展示をどうぞお楽しみください!
河西達也特別賞 / 原田俊二
鈴木久美特別賞 / 植田陽貴
鈴木成一特別賞 / 早瀬とび
仲條正義特別賞 / 白村玲子
中村圭介特別賞 / 小山義人
2021年7月6日 4:26 PM |
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