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8月2022

白村玲子個展「雁音」

今週の作家さんは白村玲子さんです。HBでの個展は8年ぶり、2回目の開催となりました。地元で過ごした記憶をテーマに描かれた今回の新作たち。温もりが感じられる質感と、彫るように描かれたモノトーンの線画をお楽しみください!

 

 

Q1.今回のテーマをお聞かせください。

自分の故郷をテーマにしました。田んぼや畑のすぐ近くに工場が並ぶような土地だったので、綺麗なものだけじゃなくて土臭い絵が並ぶといいな、と思いながら描いています。

 

Q2.モチーフはどのように選ばれたのですか?

祖母が農家だったので、農具や民具が多くなりました。それ以外にも家の周りにあったものを思い出しながら描いています。

 

 

 

Q3.作品づくりで心がけていることはどんなことですか?

モチーフを見たときになんとなく描いたときの線がそのまま活かされていくといいな、と思いながら描いています。

 

 

Q4.近年はどのようなお仕事をされましたか?

イラストのお仕事はまだまだなのですが、グラフィックデザインのお仕事をさせていただくことが多いです。作品集などの書籍や店舗のオープンの際のグラフィックなど、誰かと一緒に作り上げられるお仕事は好きです。

 

Q5.今後どんな活動をしていきたいですか?

あまり具体的に先のことを考えてはいないのですが、イラストレーションとデザイン、どちらも自分で手を動かしながら制作していきたいです。

 

HB FILE COMPETITION vol.32 中村圭介賞 原田俊二個展「MOTIF」 

HBファイルコンペvol.32 受賞者展もいよいよラスト! 今週の作家さんは中村圭介さんの大賞を受賞された原田俊二さんです。前回の河西達也さん特別賞に続き、2年連続の受賞となりました!作品は全てオリジナルの紙を使ったコラージュによるもの。原田さんならではの楽しいフォルムと色彩をお楽しみください!

 

Q1.今回のテーマをお聞かせください。

あまり悩みたくなかったので、モチーフのみ(構成など気にせず)にしました。おかげで気持ちよく描けました。

 

Q2.コラージュの手法はいつ頃から始められたのですか?きっかけなどお聞かせください。

10年前くらいからです。以前は絵の具で描いていましたが画風を変えたくて絵の具をやめて色えんぴつで描き始めて色えんぴつだけだと物足りなくなってコラージュするようになりました。

 

 

Q3.作品作りで心がけていることはどんなことですか?また、作品作りのために日頃から継続されていることなどありましたらお聞かせください。

急いで描くところとじっくり描くところと、一枚の絵の中でも描き分けれたらいいなと思ってます。あとなるべく猫背にならないように気をつけてます。

 


Q4.近頃はどのようなお仕事をされていますか?やってみたいお仕事はありますか?

書籍が多いです。最近、早く沢山描くのに慣れてきた気がするので新聞連載の挿絵とか興味があります。

Q5.今後どんな活動をしていきたいですか?

幅広いジャンルでお仕事したいです。

 

 

夏季休廊、オンラインショップお休みのお知らせ

8月11日(木)~8月18日(木)まで、夏季休廊とさせて頂きます。

それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
8月19日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

HB FILE COMPETITION vol.32 河西達也賞 yasuo-range個展「bazaar」

HBファイルコンペvol.32 受賞者展もいよいよ後半! 第5週目の作家さんは河西達也さんの大賞を受賞されたyasuo-rangeさんです。グラフィカルな形とノルタルジックな風合いで風景や人物など自在に表現されるyasuo-rangeさん。ファイル作品は、審査員全員から票が入るという異例の満点受賞でした!リズミカルなカタチと色彩をお楽しみください!

 

 

Q1.今回のテーマをお聞かせください。
今回はひととものが集まる場所という意味で展示タイトルを「bazaar」(バザール)にしました。活動をはじめた頃から、人物と静物をコラージュして組み合わせたような作品をよく描いてきたので、今の感覚であらためてそのシリーズを描いてひとつの空間にまとめてみようと思いました。

 

 

Q2.2年前から描き始めたとのことですが、どんなことからスタートされましたか?
継続してきたことなどありましたらお聞かせください。

もともとアニメーション作品を作ってみたくて制作を始めたのですが、その素材として描いた自分の絵のフォルムがなんとなくしっくり来ず。納得できる形を探るために毎日絵を描いてInstagramにアップしていったのがスタートだと思います。

そのあと色や質感といった要素にも興味が出てきて「色と形と質感」の心地よい組み合わせを模索しながら、実験を繰り返すように描いてきました。

 

Q3.作品作りで心がけていることはどんなことですか?

最近はできるだけ肩の力を抜いて、素直に、自然体で描くように心がけるようになりました。
そのために場所や環境を選んだり、時間の使い方を工夫して気持ちを整えたりと、描く以前の準備の段階にも目を向けるようになったと思います。

 

 

Q4.実際にイラストのお仕事をしてみて、楽しかったこと、難しかったことはありましたか?

お仕事のお話をいただくたびに「自分の作品にこんな使い道があったのか」と驚きや発見があって、それ自体がとても楽しいです。お仕事をとおして得た気づきはそのあとの作品に自然に取り込まれていっている気がします。
またお仕事だからといって緊張しすぎず、いつもどおりに描く、というのが意外と難しいなと感じています。

 

Q5.今後どんな活動をしていきたいですか?

大きな目標のようなものはあえて決めていないのですが、燃え尽きてしまうことなく、できるだけ長く継続して描いてみたいなと思っています。

 

HB FILE COMPETITION vol.32 関戸貴美子賞 丹野杏香個展「庭」 

HBファイルコンペvol.32 受賞者展、第4週目の作家さんは関戸貴美子さんの大賞を受賞された丹野杏香さんです。HBでは初めての個展開催となりました。モノトーンの強く逞しいビジュアルを描かれる丹野さん。今回の個展のために描かれた新作がずらりと並びました!自然の中で生きる人々の暮らしの様子をお楽しみください!

 

 

 

Q1.今回のテーマをお聞かせください。

夏真っ盛りな時期の開催ということもあり、涼みに来られる庭を作るイメージで個展タイトルを「庭」としました。

Q2.作品作りで心がけていることはどんなことですか?

気持ちのいい形をひたすら探ること、アナログでできる限りの綺麗なラインをとること、美しい面をつくることです。

 

 

Q3.イラストレーターになるために頑張ってきたこと、継続してきたことなどありましたらお聞かせください!

できる限り毎日描くことです。

Q4.近年はどんなお仕事をされていますか?

書籍装画やパッケージ、イベントのビジュアルやロゴマークなど。

 

 

Q5.今後やっていきたい活動などありましたらぜひ。

展示活動もやりながら、自分の世界観を活かせるお仕事がしたいです。