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Tsuin個展「はなとどく」

今週の作家さんはTsuinさんです。
HBギャラリーでは初めての個展となりました。
美しさの中に、怖さや危うさが垣間見える魅力的な作品群。
Tsuinさんの妖麗な世界観をご堪能ください!

一部作品はオンラインショップでもお取り扱い中です。

http://hbgallery.shop-pro.jp/

 

━ 個展タイトル「はなとどく」には
「花と毒」「花届く」2つの意味をこめられたそうですね。
展示作品も人物と併せて、花が描かれている作品が目立ちます。
Tsuinさんにとって花とはどのような存在なのでしょうか。

花は色や形から元気をもらえ、特に生きている花はそこにあるだけで元気をもらえる、ありがたい存在です。今回、DMをイメージして作った花束をくれた友人がいて、とても嬉しかったです。

 


 

━ Tsuinさんは装画や挿絵の仕事を数多く手がけられており、
今回の個展でもお仕事で描かれた挿絵が展示されています。
お仕事とオリジナルの作品を並列して展示しても、雰囲気に統一感を感じますね。
Tsuinさんご自身は物語に絵を添える仕事において、好きなジャンルはありますか?
また、得意なモチーフなどがあれば教えてください。

お話を読むのが好きなので、本の仕事はいつも楽しくさせて頂いています。モチーフとしては女性や子供、動物が好きです。ジャンルは問いませんが、ホラーやミステリーはウキウキして描いています。

 


 

━ 最近ではご依頼を受けたウェディングフォトの制作もされているとのこと。
依頼された方とはラフなどのやりとりはあるのでしょうか。
納品までどのようなプロセスを踏みますか?
これからお願いされる方に向けてご案内いただけますか。

ラフのやり取りはせず、完成までお任せいただいた形でした。細かく指定頂くより、自由に描かせて頂いた方が描きやすいので、絵の元となる写真を頂き、他は自由に描かせて頂きました。納期は1ヶ月ほど頂きました。

 


 

━ Tsuinさんの筆致には、人物の内面やバックグラウンドまで想像させてくれるような余地を感じます。
人物を描く際に意識されていることは何でしょうか。
また、現在の画風になるまでに影響を受けた方がいれば教えてください。

人物はほとんどその時の自分の気持ちを込めて描くことが多く、自画像のようなものだと思っています。描く時は音楽をかけて気分を高めています。

ピーター•ドイグ、網中いづるさんや日端奈奈子さんのようなきっちり描かない方が好きで、影響を受けていると思います。ちなみに網中いづるさんの原画(個展で購入しました)が家にあって、毎日眺めてます。

 


 

━ 今後挑戦されたいお仕事などや活動など、
Tsuinさんの展望を是非お聞かせください!


装画や広告、パッケージなど、見た人が何かしら嬉しくなるとか、癒されるとか、心を動かされるような仕事ができたらとても嬉しいです。

 

 

インタビュアー 須貝美和

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