長谷川和子個展 「FUKEI画とチョット猫」
HBギャラリーでは久しぶりの個展となるイラストレーターの長谷川和子さん。
表紙絵のお仕事で描かれた作品や大作の風景画まで、活き活きと描かれた作品をどうぞご覧ください。
チョットした猫さんもお見逃しなく!
5月2024
HBギャラリーでは久しぶりの個展となるイラストレーターの長谷川和子さん。
表紙絵のお仕事で描かれた作品や大作の風景画まで、活き活きと描かれた作品をどうぞご覧ください。
チョットした猫さんもお見逃しなく!
今週は同じイラストレーション青山塾出身でもあるkigimuraさん、太田マリコさん、紙谷俊平さん実力派3名によるグループ展です。
太田マリコさん
kigimuraさん
紙谷俊平さん
今回ご紹介するのは、2024年5/10~15に個展を開催された太田侑子さんへのインタビューです。
太田さんはHBでは4年ぶりの個展開催となりました。
アクリルガッシュによる威風堂々とした力強い作品は
太田さんがこれまで培われた画力の賜物です。
1枚1枚の作品の密度の高さ、情報量の豊かさ、構成の美しさに誰もが目を見張る圧巻の展覧会、
会場の様子をインタビューとともにお楽しみください!
展示作品はオンラインショップでお取り扱い中です。
http://hbgallery.shop-pro.jp/
ー太田さんはHBでは2回目の個展となりました。
4年ぶりに個展を開催されようと思った理由や、今回の個展のテーマ、展示タイトル「静かに波打つ」にこめられた想いをお聞かせください。
最近はお仕事と子育てでドタバタで自分のことを考える余裕が全然無く、このままだと完全に迷子になりそうな予感がしたので、ふと思い立ち、勢いでHBさんに個展をしたいと申し出ました。
タイトルについてですが、1人深夜に、昔の記憶を遡りながらぼーっとする時間が最近好きなんです。その記憶自体は大したものではなくて、ただぼーっと海を眺めたこととか、北風が冷たかったなーとか、綺麗だった夕日のこととか、ほんとに他愛もないものです。
でもそれを思い出してる時間だけはホッとできて現実から離れられてるような気がしてたんです。
仕事や子育ての不安や、焦りがどんどん押し寄せてくるなかで、波が凪いでいくような、私の大好きな時間を絵にできたらと思い、このタイトルにしました。
ー大学では油絵を学ばれ、卒業後は作家としてのキャリアを積まれた太田さん。
その時代の経験は、現在イラストレーターを生業とされている太田さんに何か影響を与えていることなどはありますか?
油絵で作家活動をしていきたくてずっと絵を描いてました。でもこのまま続けていくのは私には無理だなと突然思い立って、恥ずかしながら逃げちゃった感じなんです。 でもイラストレーターとして仕事をするようになると、
油絵で培ってきた技術や絵に対する考え方が今の私の柱のようになって支えてくれているように思えて、凄く心強いのです。
なので、たくさん悩んで、最終的には逃げてしまったけど今は油絵を夢中で描いてたあの頃の時間にすごく感謝してます。
ー太田さんは2021年に男の子を出産されました。子育てとお仕事を両立させるために、制作面で何か工夫されていることはありますか?また、お子様が生まれてから太田さんの生活のリズムや仕事の進め方などに変化はありましたか?
産後1ヶ月で仕事を始めてしまったのですが、、少し休んだほうがよかったな、、と心の底から思います。
でも、無理してやったからこそいただけた仕事もたくさんもあるので、、難しいところです。
両立を完璧にするのは、多分無理なんです。工夫のしようがない感じでした、、。生活のリズムは絶対に崩れるし、2年くらいずっと寝不足で、今思い出しても「辛かったーー」と叫びたくなります。。周りの人の助けがなかったら絶対に出来ませんでした。
仕事の進め方は、子供が生まれるまで全てアナログだったのですが、今は書籍のお仕事はほとんどをiPadで行っています。使っているのはプロクリエイトです。
あえていろんな筆先は使わずアクリル絵の具で塗った時の風合いが出るよう意識しながら描いてます。
ー太田さんが今後挑戦されたいこと、イラストレーターとしての展望などをお聞かせください!
夢は息子に私が描いた絵本を読んでもらいたい、、!です。
それと、今は文芸のお仕事が多いのですが、それ以外のお仕事もたくさんできるようになれればな、と思ってます。
インタビュアー 須貝美和
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