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亀山和明個展 「鎌倉の海へようこそ。」

今週の作家さんは亀山和明さんです。
HBでは初めての個展です。日々変化する鎌倉の海の一瞬を切り取った作品をお楽しみください。

一部展示作品はオンラインショップでもご覧いただけます。
http://hbgallery.shop-pro.jp/

Q1.
亀山さんは20年もの間、グラフィックデザイナーとして活躍されたのち、
2002年に画家へと転身されました。そのきっかけは何だったのでしょうか。

また、海を描くために鎌倉へ移住されたそうですね。
その後描き続けられた鎌倉の海の作品点数は約4,200点以上にものぼります。

今回のHB個展でも海がテーマですが、
亀山さんにとって「海」とはどのような存在なのでしょうか。

A1.
まだ時代もイケイケで、昼夜逆転当たり前だったデザイナー生活から、画家に転向したキッカケは、休暇に訪れたハワイの自然でした。朝陽で目覚める。夕陽と飲むビール。真っ青な海。満天の星空。都会の中でクタクタだった僕にとって、自然と共に過ごした数日は忘れられない時間となり、この先はそんなふうに生きたいと思ったんです。
なので鎌倉に移住して、海をテーマに絵を描こうと考えたのは自然な流れだったと思ってます。
そして、いざ描き始めると海ってやつは、刻々と変わる表情、色合い、時間帯、季節、自分の心の有り様によっても見え方が変わってしまう果てしなく手強いモチーフだと気づかされたのです。
5000枚近く描いたものの、未だ満足には至らずといった所。
きっとこの先も、もしかしたら生涯追い続けるテーマなんだと思います。惚れちゃったから仕方ないんでしょうね。

Q2.
亀山さんは各地で毎年個展を開催されていますが
HBギャラリーでは初めての発表となります。
長く展示経験を積まれてきた亀山さんから見て、
HBギャラリーはどのような印象でしょうか。
今回、HBで展覧会を開催する目的などもお聞かせください。

A2.
とても使いやすい、開放的なギャラリーですね。
ギャラリー自体のファンの方も多いようなので
僕にとっての新しい出会いに期待しています!
表参道では、初の展示なので、はじめましての意味も込めて、活動初期から現在までの作品を展示してます。

Q3.
精力的な制作と作品の発表を何年も継続されている亀山さん。
続けることが一番難しいことだと思うのですが、
亀山さんの継続力の源は何でしょうか。
制作と発表を続けていくために、大切にされていることなどはありますか。

A3.
自分がやってる事、自分の作品を好きでいる事、信じてあげる事が大事だと思っています。その、根っこにあるのは、感動です。海や空の光景に感動して、表現したいと思えば、作品は生み出せる。でも感動がないと何も描けません。
僕の場合は、日々海に通って感動の種をチャージしてます。
あとはやりやすい形を見つけて楽にやる事でしょうか。苦しい事で頑張ると折れてしまうので、楽しいと思える事を楽しくやってればいいと僕は思ってます。
そのうち、気づいたら積み上がってる、、みたいなのがいいんじゃないでしょうか。

インタビュアー 須貝美和

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