柿崎紗良個展「RYE10580」
新年最初の展示、今週の作家さんは柿崎紗良さんです。ご自身初めての個展開催となります。幼い頃住んでいた、ニューヨーク州ライ市の思い出を、色とりどりのペンと絵の具で丁寧に綴られました。穏やかな時間が感じられる作品です。ぜひご覧くださいませ!
小学校1年生の頃、2年程住んでいたというニューヨーク州ライ市。展示のタイトル「RYE10580」は、住んでいたお家の番地名です。紗良さんの住むお家は、近くに海や遊園地、湿原のある自然豊かな場所で、シカを見かけることも度々あったそう!英語も自然と覚え、日本に戻ってからも、中高生時代は英語の勉強はしなくてもよいくらい理解できたそうです。
デザインの勉強をされていた専門学生時代。卒業制作で作った、カラフルなボールペンで描いた絵本がきっかけとなり、今もそのタッチで描き続けています。高校生の頃、ノートをとっていたボールペンが、のちに紗良さんの画材になりました。
卒業後は広告制作会社へ就職。仕事ばかりでほとんど手を動かさなくなっていたとき、イラストレーターのお母さんから、HBファイルコンペの存在を教えてもらったことが、また絵を描きはじめるきっかけとなりました。
2014年にはLUMINE meets ART AWARD で受賞。紗良さんの絵がルミネのエレベーターのグラフィックとして使用されました。その作品から絵本のお仕事にも繋がったそうです。
夢はクリスマスキャンペーンのお仕事をすること。 会場には、そのまま広告にしたくなるような楽しい冬の景色が描かれたポスターも。紗良さんのセンスが光る初個展となりました。
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