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坂之上正久個展「家族模様」

今週の作家さんは坂之上正久さんです。HBでは約1年ぶり2回目の個展開催となりました。坂之上さんの描く、表情のない人物画でありながら温かみのある作品たち。個展のための描きおろし作品のほか、小説『またね家族』や朝日新聞『GLOBE』の表紙画の展示も。原画ならではの質感をお楽しみください!

 

 

昨年から、家族をテーマにした小説や、民主主義をテーマにした絵など、優しいイメージを求められる絵のお仕事が続いたという坂之上さん。今回の展示でも優しい雰囲気のある絵を集められたとのこと。オリジナル作品の人物画は、人間関係をイメージして描く場合と、おもしろいと思った構図を先に決めて描き進めていく場合があるそうです。今回は群像画にも挑戦。皆が同じ向きにならないよう意識して描かれたとのこと。淡白にならないよう、ずっと見ていられるような絵にしたかったそうです。

 

 

昨年のファイルコンペ受賞者展後から、教科書の挿絵や本の装画のお仕事など、少しずつご依頼を頂けるようになった、と坂之上さん。家族に関心があり、以前から家族をテーマにした絵を描かれていたそうで、小説『またね家族』(松居大悟著)の装画を担当できてとても嬉しかったとのこと。重松清、宮部みゆき、向田邦子、山本文緒などの小説もお好きだそうです。

 

 

もっとイラストレーションのお仕事をやりたくて個展開催を決めた、と坂之上さん。装画を描くことは今後も目標としているそうです。今後の作品も楽しみです!

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