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箕輪麻紀子個展「Film」

今週の作家さんは箕輪麻紀子さんです。HBでは初めての個展開催となりました。ELVIS PRESSから2冊目となる作品集『Film』の刊行に伴い、新作のペインティングとリトグラフ作品を展示して頂きました。ファミレスやコンビニ、交差点など何気ない日常の風景も、箕輪さんの視点で描かれると愛おしく特別な風景に感じられます。オリジナルグッズも会場にて好評販売中!この機会にぜひどうぞ。

 

 

Q1.今回のテーマをお聞かせください。

ELVIS PRESSから発売された2冊目の作品集の刊行記念の展示です。『Film』というタイトルで、作品の多くは自分の住んでいる町や訪れた場所がモデルになっています。シンボリックな風景というよりは、既視感のある日常の風景をモチーフにしています。ペインティング作品と、近年取り組んでいるリトグラフを展示していて、それに加え、本を読んでいる人の作品群をどうしても並べたく、一緒に展示しました。

 

Q2.リトグラフ作品もとてもいいですね。制作していて楽しいところ、難しいところはどんなところでしたか?

工房で刷師さんに刷っていただいているのですが、ペインティングと違って、刷ってみるまでどのような絵になるのかわからないことが難しくもあり、楽しくもあると思っています。基本描き直しができないので緊張しますが、失敗という概念がないことがとても面白いです。どうなるかわからない、わからなさがあるからまたやってみたいと思うのかもしれません。

 

 

 

 

Q3.作品を描く際に心がけていることはどんなことですか?

自分の制作は、描きたいと思ったタイミングを逃さずに描くことでしょうか。
クライアントワークではそうは言ってられないので‥‥

 

 

Q4. 最近のお仕事の中で印象に残ったものはありますか?またご一緒してみたいデザイナーさんはいらっしゃいますか?

原田ひ香 著『老人ホテル』(光文社)の装画の仕事です。デザインによってイラストが活かされているなと思いました。ご要望よりも多くパターンを描いたので、使われないだろうと思っていた絵もあったのですが、全て使って下さってとても嬉しかったです。

ご一緒してみたいデザイナーさんはたくさんいるのですが、その中でも以前、犬山紙子著『私、子ども欲しいかもしれない。』のデザインをしてくださった川名潤さん、尾崎行欧さん、鈴木千佳子さん、コバヤシタケシさんです。

 

Q5.今後どんな活動をしていきたいですか?

変わらず、本や音楽、建築や映画など自分の好きなものにまつわるお仕事ができたらと思っています。

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