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春期休廊、オンラインショップお休みのおしらせ

まことに勝手ながら、

4月29日(日)〜 5月11日(木)まで、春期休廊とさせて頂きます。

それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
5月12日(金)以降に順次対応させていただきます。

商品発送は5月13日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

 

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

きたざわけんじ個展「さくら色のかぜ」

今週の作家さんはきたざわけんじさんです。HBでの個展は、9年連続9回目の開催となりました。
ペインティング作品や近年のお仕事など、きたざわさんの1年間の活動を凝縮した内容となっております!お見逃しなく!

 

フリーランスのイラストレーターとして活動歴12年目のきたざわさん。年々、売り込みをする件数は少なくなっているそうですが、現在までほとんどお仕事は途切れることなく続けてこられたそうです。初めてすぐの頃から数えきれない程の売り込みを重ね、しっかりとした基盤を作ったからこそのご活躍です。
ご家庭では、小学生のお子さんの子育てとイラストレーションのお仕事との両立の日々。ここ数年でライフスタイルも変わり、今後の活動の仕方を柔軟に考えていかなければならない時期に入ったようです。

 

 

現在45歳、このままのイラストレーションで60歳70歳とやっていけるのかどうか、悩みは尽きないそうです。仕事は途切れず来ているけれど、なかなか新しい作風に踏み出せない…そんな煩わしさを感じることもあるそうです。
今回の個展は、自分を反省するための展示にもなったとのこと。イラストレーションが好きだからこその悩み、どこまでもストイックにまだまだきたざわさんは走り続けます!

会期は4月28日(金)17:00まで、ぜひきたざわさんに会いに来てください!

 

 

田口実千代個展「旅のカケラ」

今週の作家さんは田口実千代さんです。HBでは2年ぶり2回目の個展開催となります。
旅と絵が大好きな田口さん。旅先で見た風景や、広々とした空と海、お気に入りのお土産…など、展示のために100点近くの作品を描かれたそうです。今回はその中から厳選された48作品が展示されました。田口さんらしいのびのびとした気持ちのよい作品たちです、ゆっくりとお楽しみくださいませ!

 

 

 

今回描かれたのは、田口さんが約3年間で行かれた旅のことについて。いつも旅の計画は詰め込まず、1〜2箇所行きたいところを決め、その他の予定は現地で決めることが多いそうです。旅先へは固形水彩絵の具を持参し、カフェや公園で休憩しながらスケッチをするそうです。スケッチブックには、ヘルシンキ、フィンランド、フランス、京都…など国内外問わず数々の景色が描かれていました。過去には地面に大きな紙を広げてその場で描きあげたこともあったそうです。

 

 

横須賀ご出身で、海の近い地区にお住まいだった田口さん。京急に乗りよく海を眺めていて馴染みがあったことが今のタッチの原点かも、とお話してくださいました。お部屋のブラインドもブルー、絵にも自然と田口さんの好きな色が多く使われています。

 

 

今回の個展では「旅と絵」を描くことで、自分の好きな感じを表現し、見に来てくれた方がたくさんの絵を見て楽しい気持ちになってほしいという想いがあったそうです。キャンバスの作品には、油彩で描かれたものも。初めての試みだったそうですが、グラデーションやニュアンスを表現するのに合っていて描きやすかったそうです。
今後は、風景にとけ込むような人物も描けるようになりたいとのこと。普段自分で描かないようなものも、調べながら描くこともお好きだそうで、お仕事でももっと絵を描きたいそうです。力を抜いた状態でお仕事でも描けたら、とお話してくださいました。

 

 

 

西山寛紀個展「PARTS OF DAYS」

今週の作家さんは西山寛紀さんです。ご自身初めての個展開催です。
テーマは日常。新しいスニーカーを履いたときの嬉しさ、散髪したときの気持ちよさ、お気に入りの植物を飾った日、西山さんが普段の生活で感じた何気ない日常の喜びを描かれました。リズミカルな構図と色面が楽しい作品たちです。アクリルで描かれた美しい原画をじっくりとご堪能ください!

 

多摩美術大学のグラフィックデザイン学科で学ばれた西山さん。1年生の頃からイラストレーター志望で、CDジャケットの絵が描きたいという夢からはじまったそうです。在学時からライブハウスに絵を売り込みし、大学院生時にはフライヤーを描くお仕事をされていたそうです。イラストレーションのコンペや、海外のポスターコンペにも応募し、メキシコ、フィンランド、ロシア等のコンペで入選。日本のコンペでも受賞をきっかけに、鈴木成一さんや川名潤さん等の目にとまり装画のお仕事に繋がっていったそうです。

 

 

 

今回の展示では、色と形を工夫することでどれだけ飛躍したイメージを描けるか、という点を追究されたそうです。タイトルは、日常の中の一部分を切り取って集めたという意味で『PARTS OF DAYS』。誰もが知っていることを絵で生き生きとおもしろく見せたい、ずっと続けていくライフワークです、とお話してくださいました。

 

 

 

どこかクラシカルな色彩や形を感じさせながらも、今の人々の感覚に合う普遍的な魅力のある作品たち。西山さんご自身、”懐かしい”という感覚がお好きだそうですが、現代的なものを意識するにあたって、5年後10年後に古くなってしまうようなモチーフはあまり描かないようにしているそうです。バッグや水筒、シャツなど、クラシカルな伝統が息づいていて、この先もずっとあるであろうもの、昔も今も未来も通じるようなものを描きたいそうです。

 

 

年々、イラストレーションのお仕事が忙しくなってきてありがたい、と西山さん。仕事を通して様々なジャンルのことを知ることができ楽しいそうです。これからも装画のお仕事はもちろんのこと、ビジュアルとして自分の絵が日常にあることがあたり前になったら嬉しい、とのことでした。絵を通して日常を見つめ直すことができたら、とお話してくださいました。今後の作品も楽しみです!

 

浅野みどり個展「here and now」

今週の作家さんは浅野みどりさんです。HBでは初めての個展開催です。
昨年のTIS公募で見事、銅賞を受賞された今注目の作家さん。
少しずつイラストレーションの道へ進まれた、浅野さんのこれまでの作品が一堂にご覧いただけます。季節が感じられる日々の暮らしの風景、丁寧なマチエールは原画ならではです!


 

女子美術短期大学をご卒業後、デザイナーとしてお仕事をされてきた浅野さん。毎日仕事に追われアウトプットばかりの日々…なにか吸収したい!と思い立ち、イギリスへ留学することを決意。英会話は中学生レベル、知り合いのいない土地でありながら、勢いで渡英したそうです。

語学学校へ通いながら過ごす、充実したイギリスでの日々。このままここで仕事がしたい…と思ったそうですが、英語力がより必要になってくることと、就労ビザの関係で断念することに。しかしその頃の経験は大きく、イギリスへ行っていなかったら、今の画風にはなっていなかったかもしれないし、イラストレーションを描いていなかったかもしれない、そう思うことがあるそうです。イギリスで過ごした約2年間は、浅野さんにとってかけがえのない経験になりました。

 

 

イギリスでは色々な場面で、グリーティングカードを贈る習慣があるそうです。当時はお金があまりなかったため、自分でカードを作りプレゼントしていたそうです。そんな経験から、自分で作ったものを人にプレゼントする楽しさに気づきました。

そこで帰国後はグリーティングカードをあつかうメーカーに就職。 自分で絵を描き、実際に商品としてカードになった嬉しさから、イラストレーションの楽しさに気づいたそうです。もっと描きたいと思い、退職後、セツ・モードセミナーや峰岸達さんのMJイラストレーションズへ通いました。現在は、母校の女子美術短期大学で非常勤講師として働きながら、フリーランスのイラストレーターとしてお仕事をされています。

 

 

 

 

イラストレーションのお仕事が広がったのは、MJに入ったことが大きかったとのこと。『MJイラストレーションズブック』に作品を掲載してもらえたことでお仕事に繋がったそうです。当時、浅野さんは作品をほとんど露出することがなかったため、この本しかツールがなかったとのこと。イラストレーターとしての道がひらける大きなきっかけとなりました。

この春発売されるプロダクト商品では、企画・デザイン・イラストレーション全て手掛けられた、線画のタッチで描いたイラストレーションも発表。デザイナーの視点を持ち合わせた浅野さんならではの商品です。今後もデザイン、イラストレーション両方に携われたら、とお話してくださいました。今後益々のご活躍が楽しみです!

 

サンリオキャラクターの絵本『ハミングミント』作・絵 あさのみどり

企画・デザインから関わったプロダクトのお仕事。会場で好評販売中です。 展示の記念にぜひどうぞ!

村田善子個展「女の私」

今週の作家さんは村田善子さんです。個展は7年ぶりとなります。伸び伸びと描かれた大きな女性の作品が目を引く展示となっております。村田さんの作品の特徴でもある色・動き・形の面白さをお楽しみください!

今回久しぶりの個展の村田さん、以前から描きたいと思っていたクルクルと回転する女の人を形にしたくなったそうです。大きな絵を描きたいと思っていて、描いていてとても気持ちがよかったそうです。今まで黄色はあまり使った事がなかったそうですが、今回は沢山使ってみたそうです。春らしくて今の時期にぴったりな作品です。可愛さの中に自分なりのフェチズムも入れてみたそうです。

今回の展示に合わせて制作した新しいハンカチも会場で販売中です!ハンカチの専門店、H TOKYOさんでは、他にも村田さんの絵を使ったカラフルなハンカチを取り扱っています。http://www.htokyo.com/top.html

お仕事の中で求められたイメージから、新しい作品のアイディアを思いつく事もあるそうです。

素敵な装画や、パッケージなど幅広くご活躍中の村田さん、これからも面白いアイディアの作品を楽しみにしています!

 

 

 

山下航個展「シアラの春」

今週の作家さんは山下航さんです。ご自身初めての個展です。
インドの東、西ベンガル州で約1ヵ月過ごした山下さん。先住民族サンタル族が暮らすシアラ村での日々を描かれました。現地でのたくさんのスケッチを元に、すべて展示のために描きおろした47点! 自分たちの手で暮らしを作っていく様子が表情豊かに描かれています。ぜひお越しくださいませ!

 

2013年3月、アーティスト・イン・レジデンスの滞在型企画のスタッフメンバーとして参加され、インドへ旅立った山下さん。たいやきを中心とした甘味処や居酒屋をつくり、現地の人々とコミュニケーションをはかるという目的で、お店の壁画制作のために似顔絵を描いたりし、1ヵ月滞在されたそうです。
現地の人々は、自分たちの似顔絵を描いてもらうことは初めてだったようで「私も描いて!」とみんなが寄って来てくれて嬉しかった、と山下さん。壁画制作にむけて描かれたたくさんのスケッチや似顔絵は、今回の作品に繋がるものとなりました。

 

 

3月〜4月でも40℃を越えるシアラ村の気温。毎日、井戸水を飲みカレーを食べ、スケッチや取材をする日々だったとのこと。日本に居た頃より8Kgも痩せたそうです!

 

一昨年頃から、イラストレーションのコンペに積極的に応募するようになったそうで、HBファイルコンペでは鈴木成一さんの目にとまり、初めての装画『英国一家、インドで危機一髪』(マイケル・ブース著)のお仕事にも繋がりました。偶然にも、初めてのお仕事がインドを題材にした本だったそうです。

東京芸術大学ご出身の山下さん。絵は好きでずっと描いていたそうですが、自分の形にはなっていなかったとのこと。HBのコンペで20枚描くにあたり、なにか”型”が必要だなと感じたそうで、インドを絵にしてみようと思いまとめていったそうです。
いつか自分でお話を作って本にしてみたい、と山下さん。絵のお仕事はどんなことでも挑戦してみたいそうです。今後もご活躍が楽しみです!

 

 

 

二十果個展「PARK」

今週の作家さんは二十果(はつか)さん。ご自身初めての個展開催となりました。
思わず触れたくなってしまうような二十果さんの柔らかな鉛筆画。リス、ワニ、アリクイ、カモ…などたくさんの動物たちが一緒に生活している様子を描かれました。色鮮やかな美しいグラデーションも必見です。ぜひお立寄りくださいませ!

 

 

今回のテーマはPARK。動物園とはひと味ちがった、さまざまな種類の動物たちが共存する世界。人間に支配されることなく、のびのびと自由に暮らしている動物たちが居ます。二十果さんがずっと描きたいと思っていたテーマだそうです。動物たちのリラックスした表情がなんともかわいらしい作品たち!

 

 

朝から夜に移り変わる様子が美しいグラデーション。すべて手描きで表現されています!
これまでは鉛筆線のモノクロで表現することが多かった二十果さん。モノクロで描くことを、なんとなく自分で決めつけていて、窮屈に感じていたとのこと。今回は色に挑戦してみたことで楽しく描くことができ、これまでの気持ちから解放されたことが一番の収穫だったそうです。

 

 
紙や布が大好きだそうで、手触りのあるもの作りのお仕事に興味があるそうです。絵本やテキスタイルのお仕事にも挑戦してみたいとのこと。今年の秋には、二十果さんのイラストレーションがほぼ日手帳のカバーに! 峰岸達さんのMJイラストレーションズBOOKがきっかけだったそうです。今後のご活躍も楽しみです!

二十果さんの優しい鉛筆線のタッチ、ぜひ原画でご覧いただきたいです。お見逃しなく!

 

 

丸山一葉個展 「ふくらむライフスタイル」

今週の作家さんは丸山一葉さんです。HBでは初めての個展開催となります。
今回は日常をテーマに、2組のカップルが織りなす楽しい暮らしぶりが描かれました。丸山さんならではのユニークなフォルムと、色気のある表情が魅力です。お見逃しなく!

 

「まぐろのおすし」

絡み合うようなユニークなポージングと、カラフルな色彩が目をひく丸山さんの作品。これまでの展示では、物語や博物学など、日常から少し離れたテーマを描くことが多かったそうです。今回描かれたのは、とある同棲中のカップルの暮らし。ファンタジーのような不思議な世界観にも見えますが、丸山さんのまわりで起きた実際のエピソードを元にイメージをふくらませて描いたそうです。

 

「白いカーテン」

「靴磨き」

鈴木成一さんの装丁塾に通われていた丸山さん。その頃は背景も描き込んでいたそうですが「人物の動きだけで表現してみたら?」というアドバイスの元、もっとシンプルな表現に挑戦するようになったそうです。丸山さんの絵のおもしろさがぐっと引き立ちました。

 

「白黒つけたがり」

今後は装画のお仕事をやってみたいそうです。文芸に限らず、難しい実用書やシリアスな内容に絵を使っていただくのもいいなとお話してくださいました。インパクトのある表紙で思わず手にとりたくなる本になりそうです!今後のご活躍が楽しみです。

 

「白いエプロン」

 

コバヤシヨシノリ個展「そこにあるもの」

今週の作家さんはコバヤシヨシノリさんです。HBギャラリーでは初めての個展です。

あの日出掛けた海の町、塩の香りの風が強い日、家を抜け出して見上げた星空、渡すか迷ったプレゼント…。ステンシルで描かれた、透明感のある繊細な作品をぜひお楽しみください。

 

 

元々ブライダルの受注のアレンジメントのお仕事をされていたコバヤシさん、お客様にアレンジメントのイメージを確認するためにお花のラフを描いていく中で、子どもの頃に好きだった絵を描く楽しさを思い出し、そこから3年間ほど独学で制作に打ち込んだそうです。

 

 

そこから鈴木成一さんの塾に通い、講評してもらう中で徐々に自分のタッチを見つけていったコバヤシさん。お仕事として求められる絵も意識するようになっていきました。絵葉書を定期的に送ったり、アピールする中で、少しずつお仕事も増えてきたそうです。

 

 

お花のお仕事をしていた時に意識していたバランスが、絵の仕事でも生かせていると実感されているそうです。今は装丁や小説の挿絵など文藝のお仕事が主なコバヤシさん、広告や様々な分野のお仕事にもぜひ挑戦してみたいそうです。今後のご活躍が益々楽しみです!