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伊藤ハムスター個展 「旅行」

今週の作家さんは伊藤ハムスターさんです。HBでは昨年の5月以来、2回目の個展開催となりました。今回は旅行をテーマに、ハムスターさんが描く親しみやすいキャラクターたちが、あらゆる場所へトリップします!ユーモアあふれる可愛い旅路をお楽しみ下さい!

「トゥクトゥク」

 

Q.今回の個展はデザイナーの田中俊光さん(turkey)によるプロデュースとのことですが、ご一緒してみていかがでしたか?

A.以前からご縁があって、個展の時は田中さんにDMを作ってもらっていました。デザインが好きでお願いしていたのですが、お話ししていると展示構成やグッズづくりのアイデアが泉のように湧く方で、博物館のグラフィックや見せ方を考える仕事をされていたこともあり、あれもこれもと個展の相談をしていきました。そのアイデアがどれも素晴らしくて、最終的にほとんど田中さんの案、デザインで構成してもらえることになりました。イラストレーターひとりの個展とちょっと違う、バリエーション豊かでおもしろい展示にしていただけて、本当に感謝しています。

 

Q.ハムスターさんは装画と挿絵をまるっと1冊描かれるお仕事が多いですね。きっかけになったお仕事はありましたか?

A.講談社さんの「疲れがスーッと消える! 超脱力こんにゃく体操」です。まるっとお願いいただくのはとても嬉しいです!

 

「ターミナル」

「ビュッフェ」

 

Q.お仕事をされる日の、1日のタイムスケジュールを教えていただきたいです。

A.●午前中
メールや家事、ラフを描くなど
●12-16時
昼食、仕事
●16-17時
おやつ、いなげやに買い出し
●17-19時
仕事
●19-23時
家事、夕飯、運動、お風呂など。
●24時
仕事に余裕があれば就寝。ない時は………

 

「マトリョーシカ鎌鼬(かまいたち)」

 

お土産屋さんをイメージしたペナントや手描きの絵馬。

 

Q.イラストレーターになってよかったなと思う瞬間、大変だなと思う瞬間はありますか?

A.本のお仕事が多いので、編集さんに褒めていただいた時と、読者の方から感想が届いた時です。個展はその両方とも直接聞けるので、たまらないです。大変だなと思う瞬間は、眠い時ですかね…基本的に楽しい仕事です。
Q.今後の活動予定、やっていきたいこと、お知らせなどありましたらぜひ!

A.いただいたお仕事を丁寧にやりつつ、街で見つけた面白い一場面や、脳内でくつろぐ生き物たちを描くこともやっていきたいなと思っています。絵本、映像、広告など、未経験のお仕事も募集中です。

 

伊藤ハムスターさん、ありがとうございました!!!

ハムスターさんのこれまでの作品をたっぷり堪能できる作品集「chamopon」(¥3,000)は会期後もHBギャラリー店頭でご購入頂けます!

agoera個展「光が震えるような」

今週の作家さんはagoeraさんです。HBでは約3年ぶりの個展開催となりました。柔らかな光に包まれた何気ない日常の風景。agoeraさんが描くことで、特別な1日だったと思えるような温かさと儚さが感じられます。日々がより愛おしくなるような作品たちをお楽しみください!

 

「Peanut butter」

 

Q.イラストレーターとして10年以上活動されているとのことですが、大変だったこと、続けてきて良かったなと感じる瞬間はありますか?描き続けてこれた理由など…お聞きしたいです。

A.仕事が終わったあと、お礼の言葉をいただくと毎回続けてきてよかったなと感じます。展示で感想をいただくことも励みになります。大変なことはいろいろありましたが大概のことは手間をかければ解決するので今思えば大して大変ではなかった気がします。
なぜ描き続けられたかよくわからないです。基本的にやりたいことをやるというのが大事だったと思います。自分が楽しめずに描いた作品は見る人にも伝わってしまうものがあるような気がします。

 

「憂い」

 

「波の音」

 

Q.今回個展のために制作されてみて、これまでと変わったこと、変わらないことがありましたらお聞かせください。

A.個展の度に毎回テーマや挑戦することを決めて取り組んでいましたが、今回はテーマは設けずに好きに描いてみました。今まで肩肘を張っていたのが、今回はかなり自然体で取り組めました。表現の幅は昔と比べて広くなってきたと思いますが、描きたいモチーフはあまり変わっていない気がします。

 

Q.agoeraさんの思う、個展のよいところって何でしょう?

A.今やインターネットで気軽にいろんな作品を見られるようになりましたが、一つの場所に作品を集めて作り上げられる世界観はネット上で表現しきれないことに改めて気付かされました。個人的にはまとまった作品を制作することで自分が何をしたいのかという本音みたいなものが見つけられるのも個展のよいところだと思います。

 

「Fall in Autumn」

 

 

Q.今後の活動予定、お知らせなどありましたらぜひ。

A.来年に台湾で個展、再来年に東京で個展を予定しています。

 

agoeraさん、ありがとうございました!

「The light in the woods」

 

藤井紗和個展「北の庭」

今週の作家さんは藤井紗和さんです。HBでは約3年ぶり、3回目の個展開催となりました。植物がお好きな藤井さん、ベランダの植物へ水やりをするときには、故郷である北海道旭川の風景を思い出すそうです。幼い頃によく連れられ通った旭川・嵐山の植物や、山へ向かうお父さんの背中、美しい草花たちなど、藤井さんの中に残る温かい記憶をテーマに描かれました。オイルパステルで描かれた、のびのびと心地よい筆致をお楽しみください!

 

 

広大で自然豊かな土地で育った藤井さん。都心に住んでいる今、ベランダで植物を育てることで、自分は自然が好きなんだなと感じることが多くなったとのこと。特に興味を持たれたのは庭だそうで、人工物でもなく完全な自然でもない、その間に存在しているところに惹かれたそうです。昔から庭をテーマに描かれた絵画や詩歌も多く、人には自然を身近に感じたいという気持ちや自然を愛でる気持ちが昔からあるのだなと思ったとのこと。そんな思いから今回の制作がスタートしたそうです。

庭と言っても多種多様な庭がありますが、自分が描く庭とは?と考えた時に、生まれ育ったゆかりのある土地を中心に描いてみようと思ったそうです。住んでいたお家とは別の場所にある、彫刻家のお父さんが作業場にされている鷹栖の山が、藤井さんにとっては庭のような存在だったとのこと。そこでは山ぶどうが自生していたり、まだ実はつけませんが、さくらんぼ、ぶどう、りんごの木が植わっており成長の様子を見に行ったり、草の手入れをしたりブルーベリーを収穫したり、何をするでもなく「明日は鷹栖へ行くか」と、家族みんなでおにぎりを持って作業場で食べた日もあったりと、何となく行きたくなる場所だったそうです。帰省した際にも、鷹栖の山へ行くと「北海道に帰ってきたな」と感じるとのこと。

 

 

藤井さんのお父さんの作業場がある鷹栖の山。白樺の木からは樹液を採集するそうです。

 

描かれたのは、オオウバユリ、カタクリ、エゾエンゴサク、エゾカンゾウ、オオハナウドなど北海道にゆかりのある植物や、実家で飼っていた猫のラッピー、スコップなどの園芸道具。特に植物は、特徴を出しつつ自分の好きな形になるように描くことが難しかったとのこと。のびのびとした、かわいい形になったらいいなという心持ちが大事だったそうです。見ている人にも楽しさが伝わったら嬉しいです、と藤井さん。

 

 

今回描くにあたり、地元のことを今まで以上に知ることができ、まだまだ不思議な植物や生き物がたくさん生息しているんだなと感じたそうです。これからまた面白いものを見つけて描き続けていきたい、と藤井さん。今後の作品も楽しみです!

 

 

HB FILE Vol.32 & HB WORK Vol.3 お申し込み受付中!

HB FILE Vol.32 & HB WORK Vol.3 、同時応募の締め切り日が近づいてきました!
HB FILEのみ、又はFILEとWORK両方へご参加される方は10/15(金)までのお申込みがお得です!お忘れなく!
(HB WORK Vol.3のみのお申込みは3/7(月)が〆切です)

パスマーケットお申込みページ
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012yhaxr51s11.html 

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<HB FILE 応募要項>

 

 

 

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 <HB WORK 応募要項>

 

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<HB FILE 小冊子>

大庫真理個展「Daily Drawings」

今週の作家さんは大庫真理さんです。HBでは初めての個展開催となりました。HBファイルコンペVol.30では副田高行さんの特別賞を受賞。のどかな心地よい線画が印象的でした。今回も日常をテーマに、人々の穏やかな営みが感じられる大庫さんならではの線画をお楽しみください!

「屋内庭園」

2年ほど前から、身の回りのことや、散歩をした際に見かけた人物や景色をテーマにドローイングを描き始めた大庫さん。今もテーマは変わらず、シンプルな線画で描くというスタイルを続けられています。昨年の受賞者展で展示した作品は、ご自身で振り返るとまだただ描いただけの作品だったのでもうすこし何かする必要があると思ったそうで、今回の個展では自分の視点で画面作りをし、どこを見て描きたいと思ったかが伝わるよう、これまでとは違った意識のもと制作されたとのこと。

「チューリップ」

「山の日」

新作はこれまで描いてきたものと比べて、倍以上の大きな画面に描かれました。画面が小さいと偶然できたものでも成立していたそうですが、今回はただ描いただけだと成立しない大きさだと感じたそうです。白と黒のバランスや、余白のことを考えたり、もう少しやれることがあるのかなと、表現の広がりを感じたとのこと。資料にしているものはご自身で撮影した写真など。それらの写真と、必要な資料を探して、良い部分を組み合わせるように画面を作るそうです。この先、仕事で描く際には必要な作業だなと感じたとのこと。

「遠くの方へ 3」

「高いところ」

イラストレーターの仕事を始めたのは2018年。挿絵や装画などエディトリアルの仕事の依頼が多いそうです。現在のタッチになる前には、とにかくイラストレーションの仕事がやりたいという想いで、様々なタッチに挑戦。やりがいはあるものの、受け身になりがちなスタイルになっていたそうです。次第に「このスタイルで長続きするのかな?作り込んでいく楽しみがあるのかな?」と模索するように。今の筆のタッチに行き着いたのは、青山塾へ通ったことも大きなきっかけだったそうです。

「待ち時間」

自分のできることや得意分野があると思うので、これまでの実績ももちろん大事にしながら、今回のタッチにも寄せていきたい、と大庫さん。自分の好きな感じとすり合わせが出来てきて、これだったら長く続けられそうと思えるものにようやくなったとのこと。今、スタートに立てた気持ちです、とお話してくださいました。今後益々のご活躍が楽しみです!

SEIICHI個展「COMFORT OBJECTS」

今週の作家さんはSEIICHIさんです。初めての個展開催となりました!HBファイルコンペVol.30では鈴木成一さんの特別賞を受賞。玄光社チョイスでの入選も続くなど、いま注目の作家さんです!心地よいフォルムを求めて描かれた新作や、チョイス受賞作品など、SEIICHIさんならではのユニークなテクスチャーと技法で描かれた原画の数々をお楽しみください!

 

コンフォートオブジェクトとは、ライナスの毛布のように、幼い子どもが持っていると安心するような物を指すそうです。自分でも心地よいと思う形や、テクスチャーのある物体を作りたいという思いが今回のテーマに。モチーフは車や馬、飛行機など、子どものおもちゃからアイデアを膨らませることが多いそうです。昔ながらの、量産するために形を省略したような素朴なものに惹かれるとのこと。

 

 

元々はエアブラシを使用して描かれていたSEIICHIさん。昨年のHBファイルコンペ受賞者展後、部屋の片付けをしていたところ、エアブラシの洗浄液をこぼしてしまったとのこと。それを紙で拭いた途端、文字が転写していることに気づいたそうです。そんな、ひょんな出来事から生まれた今回のエアブラシの洗浄液を用いた技法。版画のような質感ですがすべて1点ものの原画です。液体の滲みを生かす表現が出来るところが面白いとのこと。デジタルとアナログの作業を行ったり来たりし、2つの良いところを使ったハイブリッドのような表現にうまく着地できた、とSEIICHIさん。ただ印刷するだけではない、滲みの表現が強みだそうです。

 

 

テクスチャーの組み合わせや、形を考えることに時間はかかるそうですが、それが決まれば描く作業はとても早く、スピードが必要とされる仕事でも問題ないとのこと。来た球をうまく返すようなつもりで、依頼があればどんなお仕事でもやってみたい、とSEIICHIさん。本や雑誌など紙モノには特に興味があるそうです。仕事をすることで「こういう広がりがあるんだ」と自分でも楽しみたいとのこと。今後益々のご活躍が楽しみです!

夏季休廊、オンラインショップお休みのお知らせ

8月12日(木)~8月19日(木)まで、夏季休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの受注・発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
8月20日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

HB FILE COMPETITION vol.31 河西達也賞 野口奈緒子個展「Fragments:フラグメンツ」

HBファイルコンペvol.31 受賞者展もいよいよラスト! 今週の作家さんは河西達也さんの大賞を受賞された野口奈緒子さんです。昨年10月に開催された個展「いつかの風景」での展示作品を応募されたところ見事大賞に輝きました!心地よい風が吹き抜けるような、美しい風景の数々をお楽しみください!

 

「Fragments:」

前回の個展で初めて風景画に挑戦された野口さん。よく通るお気に入りの場所や、描きたいと思っていたけれどうまく表現ができなかった風景を、今回ようやく形にできたそうです。風が吹くと気持ちのよい場所や、影の形が綺麗な場所をみつけると絵にしてみたいと思うとのこと。空を描くことが多く、線は細やかな分、余白は大胆に気持ちよく。寂しくならないように、でも描き込みすぎないようにと、筆の止め具合を大事にされているそうです。

 

「いつだってここは」

「深く、やわく」

コンペに応募するのは昨年で4回目。その時は描けたと思って応募しているけれど、あとから見返してみると「よく人に見せたな…」と感じる作品も多いそうです。前回応募された個展の作品は、風景を描き始めたばかりで自信がなかったそうですが、じっくり見てくれる方が多く評判もよかったとのこと。大賞の知らせを聞いたときは、びっくりしてしまい、いいのかな…という気持ちと別の野口さんかもしれない、という半信半疑な状態に。クリスマス頃の知らせだったため、いいプレゼントでした、と野口さん。

 

「8月」

今回は男の子や建築物を描くことにも挑戦され、少しずつ幅を広げていければとのこと。本の装画やパッケージ、ポスターのお仕事を手がけてみたいそうです。展示は8/11(水)まで(最終日のみ5時まで)、美しい原画をぜひご覧頂きたいです!

 

「ふたり」

HB FILE COMPETITION vol.31 鈴木久美賞 橋本佳奈個展「TOTEM あわくゆくところ」

HBファイルコンペvol.31 受賞者展、第5週目の作家さんは鈴木久美さんの大賞を受賞された橋本佳奈さんです。昨年初めての応募で見事大賞に輝きました。1枚の絵からそれぞれの物語を感じるような、表現力豊かな描写が鈴木さんの目にとまりました。今回の新作では夏を意識した涼しげな作品も!橋本さんの新境地をお楽しみください。

「夜の池」

タイトルになった「TOTEM」には「象徴」という意味合いがあるとのこと。とある人物の人生の象徴となるシーンやモノをテーマに描かれました。そのテーマの中心となったのは、橋本さんが過去に描かれた「夜の池」という1枚に登場する人物。この人物の過去はどんなものだったのか、橋本さん自身が知りたいと思い、今回描いてみようと思ったそうです。関わってきた人物やモノ、思い出を想像し描かれたという、ユニークな発想から生まれた作品たち。普段から空想の世界を絵にすることが多く、今回の試みも「一人遊びのようなものです」と橋本さん。

 

リアルではないこことは違う別の世界であり、自分のことではなく、知らない誰かをテーマに描くことが多いとのこと。コンペに応募したきっかけは、ご友人のイラストレーターさんから「やってみたら?」と背中を押してもらったことだったそうです。自分の描く空想の世界はイラストレーションのコンペには向いていないんじゃないかと感じていたそうですが、そのご友人の一言で「試しにやってみようかな」と思えたとのこと。向いていないかもしれないというのは思い込みだったことに気づかされた、今回結果につながったことで自信にも繋がったそうです。

橋本さんの初めてのお仕事は、今まさに進行中の鈴木久美さんデザインの本の装画とのこと。完成が今から楽しみです!今後も大好きな本や雑誌にまつわるお仕事ができればいいです、と橋本さん。展示は8/4(水)まで開催中(最終日のみ17時まで)、丁寧に描かれた原画をぜひご覧いただきたいです。

HB FILE COMPETITION vol.31 鈴木成一賞 POOL個展「SIBLING」

HBファイルコンペvol.31 受賞者展、第4週目の作家さんは鈴木成一さんの大賞を受賞されたPOOLさんです。昨年初めての応募で見事大賞に輝きました。審査員の鈴木さんからは「どこか遠くへ連れて行ってくれる魅力に溢れている」と高評価が。POOLさんの初個展、ぜひお楽しみくださいませ!

 

SIBLINGとは、性別や出生順に関係のない兄弟、姉妹を差す言葉。POOLさんの作品のコンセプトは常に変わらず、国籍や人種、年齢、性差の持ち込まれない、どこかにある景色に立つ群像を描かれています。

 

 

今後どんな景色を見せてくれるのか楽しみです!
HBオンラインショップでは期間限定でZINEの販売、ジークレー作品の販売もスタートしました。
残りわずかですのでお早めにどうぞ。 http://hbgallery.shop-pro.jp