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高橋あかね個展「Oracle」

今週の作家さんは高橋あかねさんです。HBでは初めての個展開催です。オーストラリア在住の高橋さん、滞在期間中に制作した新作を展示していただきました。広大な自然のような、エネルギー溢れる作品をお楽しみください!

 

「Town or countryside」

今回のテーマには、Oracle=”神の声”のような意味合いがあるそうです。オーストラリアの豊かな自然から受ける偉大なものや、エネルギーを絵にされたそうです。今まではこのようなテーマを持ったことが無かったそうですが、約10ヶ月前にご家族とオーストラリアへ移住したことで、心が開放できるようになり絵も変化したとのこと。現在は庭の一角にアトリエを作り、外の空気を感じながら描いているそうです。汚してもいい環境で、おもいっきり描きたい気持ちがずっとあった、と高橋さん。滞在している町は、かつてヒッピーの町だったそう。住民たちは環境を意識していて、ファストフード店も拒否し、ローカルのお店を大事にしているとのこと。

「Everything goes well」

 

色々な手法を研究したいそうで画材もさまざま。和紙やアクリルガッシュ、オイルパステル、メディウムなど、大きなストロークで思い思いに描かれています。正面の壁にはアボリジニの聖地、エアーズロックを描いた作品も。実際に行ってみると、時間帯や天気で見え方が違っていてとても綺麗だったとのこと。大きな麻に描いたことで、オーストラリアのワイルドな自然を表現されました。

 

パリへ滞在しそこで描いた作品も。その土地その土地で、使う色彩も変化しています。

半年後にはまた違う土地へ移り住む予定だそうで、オーストラリアでも展示をしてみたいと高橋さん。これからも日本や海外で展示を続けて、経験を積んで行きたいそうです。イラストレーションのお仕事はこれから。既存の絵を使ってもらえるようなお仕事をしてみたいとのこと。今後の作品も楽しみです!

和田誠 追悼展

今週は和田誠さんの追悼展です。これまでにトムズボックスやHBで展示した作品や、1970年代にお仕事で描かれた原画、線画や油彩など和田さんの色々なタッチを見ることのできる、盛り沢山の展示となりました。和田事務所秘蔵の本やグッズの販売、一部の作品原画の販売も急遽決定!和田さんの温かい作品たちをぜひ見にいらしてください!

 

「黄金狂時代」

「映画・JAZZ & POPS」シリーズ

1970年代に描かれた作品たち。本の装画やカレンダーの絵など。

 

和田さんの俳画は、HBでの展示では最後に描き下ろしていただいた作品となりました。

「和田誠 追悼展」は1/15(水)まで(1/12(日)休廊、最終日は17時まで)です。お見逃しなく!!

冬期休廊、オンラインショップお休みのおしらせ

まことに勝手ながら、
12月26日(木)~ 1月9日(木)まで、冬期休廊とさせて頂きます。
それに伴いまして、HBオンラインショップの発送業務もお休みさせていただきます。
休廊期間中にいただきましたご注文やお問い合わせについては、
1月10日(金)以降に順次対応させていただきます。
商品発送は1月11日(土)以降となります。商品到着が遅れますことご了承くださいませ。

ご不便をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

牧野伊三夫展 HB no.18

毎年恒例、ラストの展示は牧野伊三夫さんです。
完成まで4年、牧野さん初の作品集『椰子の木とウィスキー、郷愁』がついに発売です!
これまでのイラストレーションのお仕事の数々、牧野さんと交流のあるデザイナーや編集者などのエッセイ約20編を収録。厳選された1000点の作品が収録されています。読み物としてもオススメな1冊、ぜひお手にとってご覧いただきたいです!

 

 

今年の作品は、屋外でスケッチしたもの、夢に見た世界の記録、日々の暮しの断片など。

 

「夏の緑」

 

「画室詩」

 

「友人たちの歌のために no.3」「友人たちの歌のために no.2」

 

「ビル・エヴァンスのピアノ曲より no.3」

 

「外灯の静寂」

ご自宅から毎日眺めているという、お気に入りの景色。
これからも描いていきたい景色、と牧野さん。

 

 
牧野さんのこれまでが凝縮された味わい深い作品集「椰子の木とウィスキー、郷愁」は、これからイラストレーターやデザイナーを志す方は必見の1冊です! 牧野さんの個展は12月25日水曜日(最終日のみ17時まで)まで。お見逃しなく!

黒田愛里個展「PLAYGROUND」

今週の作家さんは黒田愛里さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
“遊び場”をテーマにカラフルな遊具で遊ぶ人たちと楽しい雰囲気を表現されました!思わず入ってみたくなる空間演出もお楽しみに!

 

 

色をたくさん使って描くことが好き、という黒田さん。今回はさまざまな遊具と遊ぶ人たちを、黒田さんならではの楽しくのびやかな色彩で描かれました。様々な色彩で描かれていても、見事なバランスでまとめられた作品たち。パソコン上で色計画をしてから絵具で塗っていくそうです。危なっかしい感じや、遊び場ならではの動きのある構図やダイナミックさが楽しい作品たち。海外の遊具など、実際にあるものも描かれているとのこと。DMのビジュアルは、大人も子供も1日中遊び、その夜に見た夢をイメージして描かれたそうです。静けさと、楽しい余韻がつまった1枚。

 

 

会場のあちらこちらに飾られた小さな遊具。紙粘土で作られた立体作品と、木や段ボールで作られたオブジェも見どころです!

 

 

会場ではオリジナルグッズも販売中!マグカップやハンカチ、キーホルダーなどご自身で様々なグッズを展開されています。黒田さんらしい明るい色彩とユニークな絵柄がポイント。

 

12月にぴったりな演出も。黒田さんのアイデアが光る、ワクワクする空間となっております!
黒田愛里個展「PLAYGROUND」は12/18(水)まで(最終日のみ17時まで)です!ぜひお越し下さいませ!

北澤平祐個展「花と生活」

今週の作家さんは北澤平祐さんです。HBでは2年ぶりの個展開催となりました。
最新作は、雑巾掛けや階段掃除、お皿洗い…など日常の一コマと、そこから連想した花をモチーフにした空想の世界を組み合わせて描かれました!これまでにないパターンのような絵柄が美しい作品です。
洋菓子のフランセレモンショップキャラメルゴーストハウスのパッケージ画が大人気の北澤さん。フランセのパッケージ原画や、これまでのお仕事の装画なども展示中!お見逃しなく!

会期終了後はHBオンラインショップで原画をご購入いただけます。残り僅かです!ぜひご覧くださいませ!
http://hbgallery.shop-pro.jp/

収穫祭 中村隆個展「土のうえ 空のした」

今週の展覧会は、HBギャラリーで毎年開催されるココ・ファーム・ワイナリーさんとの企画展、収穫祭です。
ワインラベル制作をイラストレーターさんやデザイナーさんにお願いし、それに伴い個展を開催して頂きます。今年の収穫祭記念ワインは中村隆さんに制作いただきました。すべて収穫祭のために描かれた新作の展示です!中村さんのカラフルなペン画の世界をお楽しみください!

https://cocowineshop.com/SHOP/ACB-3343.html

https://cocowineshop.com/SHOP/ABB-3342.html

<イラストレーション: 中村隆 /デザイン:HBスタジオ>

ワインはココファームオンラインショップで販売中です。
https://cocowineshop.com/SHOP/AAB-3341.html

ワインラベルの絵柄は、3種類のワインに合わせて描きおろして頂きました。かわいらしい動物たちと細やかな点描が美しい特別なワインです。
ずらりと並んだ展示作品は、約1年半かけて描かれた新作。”収穫”をテーマに中村さんのご実家のある新潟の景色や、日々の暮らしを丁寧に描かれました。物を食べること=いつでも収穫の上に成り立っていると感じたという中村さん。中村さんのやさしい眼差しが感じられる作品たちです。

 

間近で見る原画は、フリーハンドとは思えない超絶技巧の数々…!
中村隆個展「土のうえ 空のした」は12/4(水)まで(最終日のみ17時まで)です。お見逃しなく!

町田七音個展「figment」

今週の作家さんは町田七音さんです。HBでは3年ぶり2回目の個展開催となりました。引き寄せられるような瞳と、美しい乳白色の肌を持つ女性たち。静かな中にも力強さを感じる町田さんの立体世界をお楽しみください!

milky white ≠ [ lost color ]

 

乳白色で統一された今回の作品たち。これまでの方向性とは何か違うものをやりたかった、と町田さん。全身像ではなく、すべてがトルソのような立体作品です。かちっと綺麗に作り込んで来たこれまでの作品と違い、ラフな要素を入れてみたかったとのこと。なかなかその表現が出来ずに模索していたそうですが、胴体を荒く削ったように見せたり、粘土をくっつけてからちぎったり…と試していくうちに、この表現も悪くないかもと思えるようになったとのこと。ラフな部分は「残す」というより「作る」という感覚だった、と町田さん。今回制作されたのは町田さんの想像上の人物で、モデルはいないのだそう。

 

milky white = [ goat horn ]

milky white = [ possibility ]

milky white = [ hide one eye ]

粘土を触りながら作りたいものを考えていくそうで、ラフスケッチもほとんど描かないそうです。まず粘土で大まかな全体像を作り、そこから頭部、髪の毛、胴体などのそれぞれのパーツを切り分けて彫っていくとのこと。作りながらイメージが固まっていくため、どうしても考える時間が多くなる、と町田さん。どつぼにはまると長く、何かが違う…の繰り返しになるそうです。独学で立体制作を初めて2019年で10年。節目の年に個展をしようと思い、今回の個展開催を決めたとのこと。

町田七音個展 「figment」は11/20(水)まで(最終日のみ17時まで)です。美しい作品たちとぜひ間近で対面していただきたいです!

 

milky white = [ downcast eyes ]

田尻真弓個展「ひより」

今週の作家さんは田尻真弓さんです。HBでは5年ぶりの個展開催となりました。
今夏は春夏秋冬をテーマに、あまり描いたことがなかったという風景画を中心に色彩豊かに描かれました。すべて個展のために描かれた新作です!これまで描かれたお仕事の貴重な原画の数々も。ぜひお越しくださいませ!

「 雪中日和 」

 

今回の個展では、今まで描いてこなかったものや苦手と思っているものを描くことが課題だったという田尻さん。1月から12月まで、季節感ある風景画を描かれました。アイデア出しが難しく時間がかかったそうですが、とにかく描き始めて考えながら進めていったとのこと。原画を見せる事はめったにないので、手描きの良さなどを感じてもらえたらうれしいです。

 

「 散歩日和 」

「田植え日和」

 

人物画のお仕事をたくさん経験されている田尻さん。今回は寄をてらわずに描きたいという想いで、自然な表情や仕草の女子高生を描くことにも挑戦されました。普段は原稿に書かれた風貌などからキャラクターのビジュアルを肉付けするように描くそうですが、ゼロから描くのは意外に大変だったとのこと。今回は風景と人物の両方を描いてみたけれど、まだ同じ感じには描けていないような気がする…と田尻さん。今後の課題だそうです。

 

 

「1日1落語」の原画。

ギャラリーの元オーナー唐仁原が田尻さんに課した、落語家の似顔絵。過去に展示のために描いた稲川淳二の似顔絵を見てもらったことがきっかけでした。落語の動画を見聞きしながら特徴を捉えていったという田尻さん、5月22日から9月5日まで毎日描き続けTwitterに投稿。個展が終わったらまた再開予定だそう。
絵の構成力と迫力、仕事の美しさは原画ならではです。プロフェッショナルな作品の数々をぜひ見にいらしてください!

 

草間花乃個展「Raspberry」

今週の作家さんは草間花乃さんです。初めての個展開催となりました。
古着好きな2人の女の子の日常を、季節の移り変わりと共に描かれました。アンティーク家具や美しい模様の壁紙など、草間さんの好きな世界感がたくさんつまっています。温かみのある原画をぜひご覧いただきたいです!

 

 

趣味や好みが似かよっていて外見的にも双子のような友達をイメージして描かれたという2人の女の子。お化粧をしたり、自転車に乗ったり、お茶をしたり…と、好きなことがたくさんつまった楽しい時間が描かれています。ノスタルジックな雰囲気の三つ編みの女の子は、子供の頃に読んでいた「メリーポピンズ」や「赤毛のアン」のイメージから来ているとのこと。
画材はアクリルガッシュと色鉛筆。服も背景もどちらも柄で描きこまれていながら、濃密さだけでなく透明感も感じられる作品です。

 

 

服の模様や部屋の壁紙など、丁寧な描き込みが魅力の草間さんの作品。壁紙やアンティーク家具がお好きだそうで、日頃から集めていた資料を元に描いているそうです。描くときは大変だけれど、出来上がるとやっぱり好きだなと思う、と草間さん。人物を描くときは、小学生の娘さんや海外のモデルを参考に。大人になりすぎないように、リアルになりすぎないように気をつけたそうです。

2人目のお子さんを産んでから、イラストレーターを目指したという草間さん。子育てと絵は両立できないと思い、一度は描くことを辞めていたそうです。けれども、いつまで経っても手は離れないと思い、6年のブランクを経て再び絵を描き始めたそうです。自然と描きたいと思ったのは女の子の絵。普段は一人でいるのが好きなタイプだそうで、絵の中の双子のような女の子の世界は未知の世界だそうですが、可愛くて絵にしたくなる魅力があるとのこと。影響を受けた作家は、林静一、高橋真琴、中原淳一だそうです。

 

 

大学時代は現代アートを学ばれていたことから、イラストレーションはより大衆的なものと捉えているそうです。わからなさすぎるものは描かずに、素直に「可愛い」「綺麗だな」と伝わるような絵を描きたい、と草間さん。
これまでのお仕事は本の装画や百貨店のビジュアル、雑誌の星座占いコーナーのイラストレーションなど、幅広く活動されています。ラフが決まれば塗りの作業は早いそうで、完成させるまではだいたい1週間程度とのこと。今回の絵を描くにあたり、広告と装画、どちらにも使ってもらえるような絵を探っていた、と草間さん。華やかさや顔の表情などは特に意識されたそうです。

今後益々のご活躍が楽しみな草間さん。絵を描く楽しさが伝わってくる作品たちをぜひご覧いただきたいです!