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収穫祭 中村隆個展「土のうえ 空のした」

今週の展覧会は、HBギャラリーで毎年開催されるココ・ファーム・ワイナリーさんとの企画展、収穫祭です。
ワインラベル制作をイラストレーターさんやデザイナーさんにお願いし、それに伴い個展を開催して頂きます。今年の収穫祭記念ワインは中村隆さんに制作いただきました。すべて収穫祭のために描かれた新作の展示です!中村さんのカラフルなペン画の世界をお楽しみください!

https://cocowineshop.com/SHOP/ACB-3343.html

https://cocowineshop.com/SHOP/ABB-3342.html

<イラストレーション: 中村隆 /デザイン:HBスタジオ>

ワインはココファームオンラインショップで販売中です。
https://cocowineshop.com/SHOP/AAB-3341.html

ワインラベルの絵柄は、3種類のワインに合わせて描きおろして頂きました。かわいらしい動物たちと細やかな点描が美しい特別なワインです。
ずらりと並んだ展示作品は、約1年半かけて描かれた新作。”収穫”をテーマに中村さんのご実家のある新潟の景色や、日々の暮らしを丁寧に描かれました。物を食べること=いつでも収穫の上に成り立っていると感じたという中村さん。中村さんのやさしい眼差しが感じられる作品たちです。

 

間近で見る原画は、フリーハンドとは思えない超絶技巧の数々…!
中村隆個展「土のうえ 空のした」は12/4(水)まで(最終日のみ17時まで)です。お見逃しなく!

町田七音個展「figment」

今週の作家さんは町田七音さんです。HBでは3年ぶり2回目の個展開催となりました。引き寄せられるような瞳と、美しい乳白色の肌を持つ女性たち。静かな中にも力強さを感じる町田さんの立体世界をお楽しみください!

milky white ≠ [ lost color ]

 

乳白色で統一された今回の作品たち。これまでの方向性とは何か違うものをやりたかった、と町田さん。全身像ではなく、すべてがトルソのような立体作品です。かちっと綺麗に作り込んで来たこれまでの作品と違い、ラフな要素を入れてみたかったとのこと。なかなかその表現が出来ずに模索していたそうですが、胴体を荒く削ったように見せたり、粘土をくっつけてからちぎったり…と試していくうちに、この表現も悪くないかもと思えるようになったとのこと。ラフな部分は「残す」というより「作る」という感覚だった、と町田さん。今回制作されたのは町田さんの想像上の人物で、モデルはいないのだそう。

 

milky white = [ goat horn ]

milky white = [ possibility ]

milky white = [ hide one eye ]

粘土を触りながら作りたいものを考えていくそうで、ラフスケッチもほとんど描かないそうです。まず粘土で大まかな全体像を作り、そこから頭部、髪の毛、胴体などのそれぞれのパーツを切り分けて彫っていくとのこと。作りながらイメージが固まっていくため、どうしても考える時間が多くなる、と町田さん。どつぼにはまると長く、何かが違う…の繰り返しになるそうです。独学で立体制作を初めて2019年で10年。節目の年に個展をしようと思い、今回の個展開催を決めたとのこと。

町田七音個展 「figment」は11/20(水)まで(最終日のみ17時まで)です。美しい作品たちとぜひ間近で対面していただきたいです!

 

milky white = [ downcast eyes ]

ファイルコンペ、作品の入れ方について

HBファイルコンペの際に作品を入れていただく「作品ファイル」について、
搬入手順に沿ってご紹介いたします。

 

<ファイルへ作品を入れていただく手順>

①こちらで用意したファイルへ、各自で作品をファイリングして頂きます。(※直接搬入の方のみ)
最初のページには、(申込期日までに応募料と一緒にお送り頂いた)応募用紙が入っています。

 

 

② 作品は①の次のページから。右のページのみに入れていきます。
*直接搬入の場合は、作品の順番をあらかじめセットしてお持ちいただくと、搬入がとてもスムーズです。
*郵送搬入の場合は、お送り頂いた状態で、いちばん上に絵が見える作品から1ページ、2ページ..とファイルいたします。

 

*見開き作品の場合は左右のページに入れます。

 

 

③ 最後に代表作品AとBを見開きになるように入れます。
*直接搬入の場合は、あらかじめ代表作品を最後(19枚目と20枚目)にセットしてお持ち頂くと搬入がスムーズです。

 

 

 

④これでHBコンペのファイルが完成です。

 

*背表紙はこのようになっています。


*審査シールは、
審査員の方が評価された作品(ファイル)に貼るシールです。
特に評価の高い作品にはシールが2つ貼られます。
審査員の方ごとに色が決まっています。

 

 

 

 

<よくあるご質問>

Q1:台紙(257mm×364mm B4サイズ)に対する作品のサイズについて。
A. 特に決まりがありませんが、大きめが見やすいです。

 

 

Q2:代表作品がヨコ型の場合。
A-1. ヨコの状態の右下に代表作品カードを貼ります。

 

A-2. ファイルに入れる時は、以下の図のように入れます。

 

その他詳細につきましては、下記リンクよりダウンロードをお願いします。
HBファイルコンペVOL.30応募要項→http://hbgallery.com/compe.html

 

田尻真弓個展「ひより」

今週の作家さんは田尻真弓さんです。HBでは5年ぶりの個展開催となりました。
今夏は春夏秋冬をテーマに、あまり描いたことがなかったという風景画を中心に色彩豊かに描かれました。すべて個展のために描かれた新作です!これまで描かれたお仕事の貴重な原画の数々も。ぜひお越しくださいませ!

「 雪中日和 」

 

今回の個展では、今まで描いてこなかったものや苦手と思っているものを描くことが課題だったという田尻さん。1月から12月まで、季節感ある風景画を描かれました。アイデア出しが難しく時間がかかったそうですが、とにかく描き始めて考えながら進めていったとのこと。原画を見せる事はめったにないので、手描きの良さなどを感じてもらえたらうれしいです。

 

「 散歩日和 」

「田植え日和」

 

人物画のお仕事をたくさん経験されている田尻さん。今回は寄をてらわずに描きたいという想いで、自然な表情や仕草の女子高生を描くことにも挑戦されました。普段は原稿に書かれた風貌などからキャラクターのビジュアルを肉付けするように描くそうですが、ゼロから描くのは意外に大変だったとのこと。今回は風景と人物の両方を描いてみたけれど、まだ同じ感じには描けていないような気がする…と田尻さん。今後の課題だそうです。

 

 

「1日1落語」の原画。

ギャラリーの元オーナー唐仁原が田尻さんに課した、落語家の似顔絵。過去に展示のために描いた稲川淳二の似顔絵を見てもらったことがきっかけでした。落語の動画を見聞きしながら特徴を捉えていったという田尻さん、5月22日から9月5日まで毎日描き続けTwitterに投稿。個展が終わったらまた再開予定だそう。
絵の構成力と迫力、仕事の美しさは原画ならではです。プロフェッショナルな作品の数々をぜひ見にいらしてください!

 

草間花乃個展「Raspberry」

今週の作家さんは草間花乃さんです。初めての個展開催となりました。
古着好きな2人の女の子の日常を、季節の移り変わりと共に描かれました。アンティーク家具や美しい模様の壁紙など、草間さんの好きな世界感がたくさんつまっています。温かみのある原画をぜひご覧いただきたいです!

 

 

趣味や好みが似かよっていて外見的にも双子のような友達をイメージして描かれたという2人の女の子。お化粧をしたり、自転車に乗ったり、お茶をしたり…と、好きなことがたくさんつまった楽しい時間が描かれています。ノスタルジックな雰囲気の三つ編みの女の子は、子供の頃に読んでいた「メリーポピンズ」や「赤毛のアン」のイメージから来ているとのこと。
画材はアクリルガッシュと色鉛筆。服も背景もどちらも柄で描きこまれていながら、濃密さだけでなく透明感も感じられる作品です。

 

 

服の模様や部屋の壁紙など、丁寧な描き込みが魅力の草間さんの作品。壁紙やアンティーク家具がお好きだそうで、日頃から集めていた資料を元に描いているそうです。描くときは大変だけれど、出来上がるとやっぱり好きだなと思う、と草間さん。人物を描くときは、小学生の娘さんや海外のモデルを参考に。大人になりすぎないように、リアルになりすぎないように気をつけたそうです。

2人目のお子さんを産んでから、イラストレーターを目指したという草間さん。子育てと絵は両立できないと思い、一度は描くことを辞めていたそうです。けれども、いつまで経っても手は離れないと思い、6年のブランクを経て再び絵を描き始めたそうです。自然と描きたいと思ったのは女の子の絵。普段は一人でいるのが好きなタイプだそうで、絵の中の双子のような女の子の世界は未知の世界だそうですが、可愛くて絵にしたくなる魅力があるとのこと。影響を受けた作家は、林静一、高橋真琴、中原淳一だそうです。

 

 

大学時代は現代アートを学ばれていたことから、イラストレーションはより大衆的なものと捉えているそうです。わからなさすぎるものは描かずに、素直に「可愛い」「綺麗だな」と伝わるような絵を描きたい、と草間さん。
これまでのお仕事は本の装画や百貨店のビジュアル、雑誌の星座占いコーナーのイラストレーションなど、幅広く活動されています。ラフが決まれば塗りの作業は早いそうで、完成させるまではだいたい1週間程度とのこと。今回の絵を描くにあたり、広告と装画、どちらにも使ってもらえるような絵を探っていた、と草間さん。華やかさや顔の表情などは特に意識されたそうです。

今後益々のご活躍が楽しみな草間さん。絵を描く楽しさが伝わってくる作品たちをぜひご覧いただきたいです!

 

菅野博子個展「㊎メダル」

今週の作家さんは菅野博子さんです。HBでは約2年ぶり、13回目の個展開催となりました。
今回は、菅野さんの地元・いわきののどかな風景や、愛猫ミィ〜、ご家族やご友人など好きな人々を描かれました。菅野さんののびのびとした気持ちの良いタッチをお楽しみください!

 

「ハルコさん 89歳」

2年前に開催された個展後から、コツコツと絵を描きためていた菅野さん。身近な人物から著名人まで好きな人を思い思いに描かれました。来年の東京オリンピック開催にあやかり、タイトルは「金メダル」に。DMには菅野さんのお母さんが描かれています。オリンピックでは金メダルは1つだけれど、モデルになってくれた人、動物たち皆に金メダルをあげたいという気持ちで描いた、と菅野さん。

 

「ヤンくん ♂」

「庭の車の上のミィ〜」

ずっと見てきたお母さんと飼い猫のミィ〜。ふたりとも年をとってきたなぁと感じるそうです。でも今回はタイトルも絵も、明るい印象になって良かったとのこと。2年間、描きたいものをたっぷり描けたそうです。

 

 

見に来た方が知らない人ばかりだとつまらないと思い、著名人も描かれました。田辺聖子さん、佐藤愛子さん、忌野清志郎さん。田辺さんは菅野さんのお母さんと同い年。今年亡くなってしまったけれど、学生時代から田辺さんの本が好きでよく読んでいた、と菅野さん。佐藤愛子さんは90歳半ば。元気に頑張っているので描きたいと思ったそう。いわきにも講演に来てくれた、大好きな方。そして前々からファンだったという清志郎。会場では清志郎のBGMが流れることも。

 

「アトリエのミィ〜」

人物や動物は写真を撮って描いたとのこと。風景はいつもその場で描いているそうです。地べたに座り、大きな石の上に紙を斜めに置いて描いたり、小さな絵は膝の上にのせて描いたりするそうです。船の絵を描く時は海風が強く、普段立てているイーゼルを使うことができなかった、と菅野さん。

「7月の小名浜漁港No.1」

描くときに気をつけていることは、一番最初に描いたラフの線を生かすようにして描くことだそうです。描き込むとリアルになってしまうため、気に入った線を最後まで使いたいという気持ちなのだそう。
いつも作品と共に気持ちのよい風を運んでくれる菅野さん、次回はまた2年後に個展を開催予定です!お楽しみに!

谷山彩子個展「忘れないように – ABCからZまで – 」

今週の作家さんは谷山彩子さんです。HBでは7年ぶりの個展開催となりました。
美味しいお肉の部位のこと、お料理の調味料のことなど、様々な覚えておきたいことを自由に描かれました。谷山さんのアイデア光る作品たちをぜひご覧ください!

「FILLET(ヒレ)」

 

お話も絵も1冊まるごと手掛けられた絵本「文様えほん」(あすなろ書房)を制作されたことをきっかけに、調べて描くことが楽しくなった、と谷山さん。今回は普段の生活ですぐ忘れてしまうもの、覚えておきたいものがテーマ。普段から食べることも作ることも大好きだそうで、おせちの縁起物や和食器の名称、調味料のことなど、画材もタッチもさまざまに描かれました。きっかけは、居酒屋で何度聞いても覚えられないお肉の部位の名称だったとのこと。それらの「どうしても覚えられないこと」をA~Zの箱に入れるように、何を描こうか考えていったそうです。それぞれの作品にまつわるエピソードも見どころです!

 

「MONYOU(文様)」

普段のお仕事では実用系やビジネス系、法廷や弁護士のことなど、難しいことをわかりやすく絵にする場面が多い、と谷山さん。難しいことをひとつひとつ紐解いて行く感覚で、それも楽しいとのこと。今回描かれた「魚醤のできるまで」や「茶碗蒸しの作り方」なども、谷山さんが描くと、一目で楽しくわかりやすいものに。軽やかにイラストレーションの本質を見せてくださいました。これからも様々なシーンで谷山さんのイラストレーションとエッセンスは欠かせないものになるでしょう。

「CHAWAN-MUSHI(茶碗蒸し)」

  

「O-SE-CHI(おせち)」

コバヤシヨシノリ個展「アバヨーイ」

今週の作家さんはコバヤシヨシノリさんです。HBでや2回目の個展開催となりました。
今回は石垣島への旅行をきっかけに知ったという、南大東島に住む子供たちのことについて描かれました。三線の音色や、大自然と海風を感じられるような空間となっております。ぜひご覧くださいませ!

 

石垣島へ旅行をした際に、西表島や竹富島などの島巡りをされたコバヤシさん。小学校と中学校はあるけれど高校がないことに気付いたそうです。「みんな高校のある島へ行くよ」地元の方にそう教えられたとのこと。島からは通えずに、親元を離れて暮らす子供たち。コバヤシさんの娘さんが15歳で高校へ行く年だったそうで、そのことがひっかかっていたそうです。日本にどれくらいあるのだろう…気になり調べ始めたことが今回のテーマにつながりました。
個展準備はテーマを決めた2年前からはじめたというコバヤシさん、石垣島から帰ってすぐにこのことをテーマにしたいと思ったそうです。

 

 

今回描かれたのは南大東島について。沖縄から東に400km離れている島で、フェリーで1日かかるそうです。ほとんどが畑でサトウキビ畑しかないような大自然。進学で親元を離れなくてはならない子供たちは、1人暮らしを始める子、昼間アルバイトをして夜間学校へ行く子もいるそうです。コバヤシさんが興味を持ったのが「ボロジノ娘」という島の民謡グループについて。3月4日の「三線の日」にみんなの前で家族への想いを込めて唄を披露する風習があるとのこと。今回描かれたのは特定の人物ではなく、最後の唄をうたって旅立って行くという15の春をテーマにしたそうです。

 

 

個展のために制作されたZINE「アバヨーイ」には漫画も掲載。 ずっと頭の中で冊子の構成を考えていたそうですが、1年前に漫画を描こうと決めたそうです。絵で説明できない部分を誰でもわかりやすく伝えられたらと思い、漫画を描くことに。小学校6年生のときに描いた4コマ漫画以来だったそうで、ほぼ初めて描いたとのこと。ぼんやりとストーリーを考えながら進めていたという今回の作品たち。思考錯誤ではあったけどやっと固まって来た、とコバヤシさん。

今後の目標は、夏休みの課題図書の本に携わること。今後ますますのご活躍が楽しみです!

<臨時休廊のお知らせ>

<臨時休廊のお知らせ>

台風19号の接近に伴い、10月12日(土)は休廊とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

山﨑正樹個展「街の思い出」

今週の作家さんは山﨑正樹さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
公園に咲いている植物や好きな建物、懐かしい電車など、山﨑さんの好きな街とそこでの思い出を絵にされました。手描きの味わいが楽しい赤1色で塗られた様々なカタチをお楽しみください!

「山手線」

「こどもの城」

 

「庭園美術館」

散歩がお好きな山﨑さん、日々見てきた東京の変化や思い出をテーマに描かれました。電話ボックスや昔ながらのタクシー 、駅の懐かしいベンチなど近頃見かけることの少なくなったものや、山﨑さんの思い出のある場所をモチーフとしています。赤ペンでぐりぐりと塗っていき、白い線を浮かび上がらせるように描いているそうです。心地よいデフォルメが楽しい作品たち。

「東京タワー」

 

どの場所も実際に行き写真を撮って描いているそうです。そのままトレースするとつまらなくなってしまうそうで、一度スケッチしたものを下絵にして描いているとのこと。手描きの揺れのあるいびつな線や、色ムラのある素朴な雰囲気は原画ならではです。

「伊勢丹」

これからもずっと絵を描いていきたい、と山﨑さん。お仕事では雑誌や本の挿絵を描いてみたいそうです。今後のご活躍が楽しみです!

 

「三軒茶屋中央劇場」