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5/29(金)~6/3(水)の営業時間変更のお知らせ

5/29(金)~6/3(水)に開催される伊藤ハムスター個展「Hamster Box」は
緊急事態宣言解除に伴い、下記の営業時間へ変更させていただきます。

5/29(金)…11:00~18:00

5/30(土)…11:00~18:00

5/31(日)…終日休廊

6/1(月)…11:00~19:00

6/2(火)…11:00~19:00

6/3(水)…11:00~17:00

 

お間違いのないよう、お気をつけてお越しくださいませ。何卒宜しくお願い申し上げます。

出口えり個展「隙間から見てる」

今週の作家さんは出口えりさんです。HBでは昨年の3月以来、2回目の個展開催となりました。第37回ザ・チョイス年度賞では見事大賞を受賞された、今注目の作家さんです!2017年から描きためていたオリジナル作品や、最新のお仕事の原画、新作のグッズやZINEもお楽しみに!

チョイス年度賞受賞作品「昼の戸棚は案外暗い」

 

昨年の3月に開催した初個展で、戸棚の中を描いた作品「昼の戸棚は案外暗い」とが思いがけず好評だったという出口さん。飾ってみるまで自分ではよくわからなかったそうで、描き直そうかとも思っていた程だったとのこと。でも皆に良いと言われているのだから、この絵をもっと表に出してあげたいという想いになり、様々なコンペに挑戦されていたそうです。何度目かの挑戦で、イラストレーター・丹地陽子さんの目にとまりザ・チョイスに入選。そして今回の年度賞大賞という大きな結果に繋がりました。この絵に魔力があるなと思っていたので、ひょっとしたら賞をとれるかもと思っていた、と出口さん。丹地さんの審査評で「満点にしたい」というコメントがとても嬉しかったとのこと。

 

戸棚の絵がきっかけで描こうと思ったという写り込みのシリーズ。

 

「ずっと前からそこにいる」

 

小説『恋愛未満』(篠田節子著)の装画

 

『アノニマだより32号』の原画

出口さんの初仕事は『アノニマだより』のイラストレーションを描くお仕事で、昨年の個展DMを見たデザイナーさんからのご依頼だったそうです。持ち込みや個展がきっかけとなり、文芸誌の挿絵や本の装画のお仕事など、着実に実績を増やされている出口さん。昨年の個展で鈴木成一さんから「綺麗すぎ、淡すぎ」とアドバイスを頂いたことをきっかけに、よりコントラストを高めて、ひっかかりのあるような絵にしたいと思いながら制作していたとのこと。そんな出口さんの成長が感じられる展示となりました。

 

小説『逃げる』(永井するみ著)の装画

文芸のお仕事がずっとやりたかったのでもっと装画を描きたい、と出口さん。人の顔を描くことがお好きだそうで、そういったお仕事にも挑戦してみたいそうです。ずっと好きな恩田陸さん、佐藤多佳子さんの小説の装画を担当したいという目標も。近頃、After Effectsを習得されたそうで、動画の案件もぜひ挑戦してみたいとのこと。AD・河西達也さんとのパッケージのお仕事も夢だそうです。出口さんのさらなるご活躍が楽しみです!

平井利和個展「WORKS」

今週の作家さんは平井利和さんです。HBでは5回目の個展開催となりました。2015年からイラストレーターとしての活動をスタートした平井さん。今回はこれまでの5年間の集積を感じられる展示内容となりました。葛西薫さんとの伊藤忠商事の広告のお仕事や、エディトリアルやアパレルのお仕事等、一堂にご覧いただけます。新作のオリジナルグッズの販売も!お見逃しなく!

 

今回はこれまでのお仕事の中でも特に自信のあるものや、その状況に対してうまく解答できたと思うものを展示されたそうです。いくつか絵柄のスタイルをお持ちの平井さんですが、1つのスタイルで出来ることと出来ないことがあり、お仕事によって応用が求められることがあるとのこと。タッチのいい所と融通が効かない所は結びついていると感じるそうで、仕事で無理矢理何かに合わせようとすると、うまくいかないことがあると感じるそうです。仕事に対して標準を合わせるならいくつかスタイルがあった方がいいと思った、と平井さん。

 

これまでは、お仕事の依頼が来れば対応できると思い、自分の理想形だけをポートフォリオで見せていたとのこと。今思えば、いい絵を描ければそれでいいという考えだったかもしれない、と平井さん。ある程度出来ることを見せてあげないと仕事に結びつくのは難しいと感じたそうです。考え方を外へ合わせる時期に来たかなと思うようになったそうで、一度そういう自分を見直す機会ができるのもいいのではと、今回の展示を考えたそうです。

↑打ち合わせの場で、絵を描いたり、レイアウトを提案したというお仕事。

 

安定して仕事を得ることが目標、と平井さん。モノクロは強いけれど一度使われると同じ印象になってしまうため、色でもイメージを変えていきたいそうです。次回作も楽しみです!

 

菅幸子個展「つらいことばかり」

今週の作家さんは菅幸子(さすが)さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
中国の十牛図をテーマに、ある一人の男性の人生を描かれました。まだ20代の菅幸子(さすが)さん、達観したユニークな作品をお楽しみください!

『摩訶不思議』

 

ある本と出会い、中国の十牛図を知った菅幸子(さすが)さん。悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもので、「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図というそうです。壮大なテーマだけれど誰もが感じる普遍的なテーマだと思い、自分もこういうことを描いてみたいと思ったそうです。菅幸子(さすが)さんは普段、1人の人物を主人公に作品を描かれるそうで、今回は2~3年前から描いている坊主の男をメインに描かれたとのこと。自分を見失うシーンから始まり、日々、生活をしながら自分をみつけていきます。

 

『耽る』

『弔う』

 

昨年個展を決めてから、しっくりくるタイトルがなかなか思い浮かばなかったという菅幸子(さすが)さん。そんなとき、ふと、日常は辛いことばかりだなと感じたそうです。その日は普通の1日だったそうですが、もしかしたら日々の生活は辛いことが根底にあるのかもと思ったとのこと。平和が一番と言われているのもそういうことからなのではと思ったそうです。タイトルの「つらいことばかり」にはそんな人間の幸せの本質がテーマとして込められているそうです。

 

『漫歩く』

 

雨に打たれたり、休んだり、生きることだけがただの目的。何のために生きているのかではなく、生きているだけで十分…そういうことを淡々と描きたいと思った、と菅幸子(さすが)さん。原画は書のような太く力強い線と、繊細な人物画のギャップがユニークな作風です。デジタル主流の時代だけれど、こういう感じも廃れさせたくない、と菅幸子(さすが)さん。不詳な感じもお気に入りとのこと。

 

『走馬灯』

 

イラストレーターの平井利和さんと一緒に持ち込みに行った事がきっかけで、自分でも営業をするようになったとそうです。現在2つのお仕事が進行中とのこと。本の装画はいま一番やってみたいお仕事だそうです。今後のさらなる目標としては、イラストレーションも役者も文筆業も、さまざまな表現ができる人になりたいとのこと!これからのマルチな活動が楽しみです!

『十牛図』(第一図)

5/22(金)~5/27(水)の個展中止のお知らせ

<個展中止のお知らせ>

5/22(金)~5/27(水)に開催予定のしんやゆう子さんの個展は中止となりました。

コロナの一日でも早い終息を祈っております。

4/2(木)~5/7(木)まで休廊いたします。

新型コロナの影響を考慮し、4月2日(木)〜5/7日(木)まで休廊とさせて頂きます。
土居香桜里さん、植松しんこさん、大久保つぐみさん、鈴木理子さんの展示は中止となります。
この様な状況になり本当に残念ですが、また安心して作品を見られる場を作りたいと思っております。
どうぞご理解頂けますと幸いです。

*HBオンラインショップは通常営業いたしますが、ご連絡が遅れる場合がございます。
ご不便をおかけいたします。

 

 

HB展

急遽開催!「HB展vol.4」
唐仁原教久(のりぼう)、唐仁原多里、藤井紗和、桑原紗織、夜久かおり、新スタッフのみやたみくの6名のグループ展です!マスクを着用の上、ご無理のない範囲でお立ち寄り頂けますと嬉しいです。(期間中、日曜休廊)

<営業時間>
3/27(金)12:00~19:00 *初日のみ12:00オープン
3/28(土)11:00~19:00
3/29(日)休廊
3/30(月)11:00~19:00
3/31(火)11:00~19:00
4/1(水)11:00~17:00

唐仁原多里

夜久かおり

 

NORIBOU

 

藤井紗和

 

みやたみく

 

桑原紗織

3/27(金)~4/1(水)の個展中止のお知らせ

明日3/27(金)から4/1(水)まで開催予定だった井田千秋さんの個展は、新型コロナの影響を考慮し中止とさせて頂きます。
コロナの一日でも早い終息を祈っております。

工藤慈子個展「文字と丸-球美主義Ⅴ-」

今週の作家さんは工藤慈子さんです。HBでは約7年ぶりの個展開催となりました。すべて丸だけで絵を描く「球美主義 – キュビズム -」作品と、全ての文字が1枚に繋がる切り文字をライフワークとされている工藤さん。今回は全長7.5メートルの抽象画と、梶井基次郎『櫻の樹の下には』の全文を切り文字を表現されました。宇宙のようなスケールを感じる作品をお楽しみください!

「抽象 in 球美主義」

 

600枚もの絵がずらりと連なる巨大な抽象画。画家アドルフ・ヴェルフリの展覧会に触発されて描きはじめたというこの作品、ヴェルフリの作品のひとつに紙を継ぎ足して描いているものがあり、その繋ぎ目が格好いいと感じた工藤さん。その雰囲気だけでも感じてみたいと思い、今回の手法に挑戦されました。はじめから完成図は決めずに、模様を描いては継ぎ足し…を感覚で描き進めていくそうです。睡眠時間を削りながら約2年かけて完成。今回の展示でご自身でも初めて全貌を見ることができ、こんな模様を描いていたんだ、と驚きがあったそうです。心のままに描きたいものだけを描くことができて、とにかく楽しかった、と工藤さん。

 

『櫻の樹の下には』(切り文字)

『櫻の樹の下には』(切り文字)

 

もう一つの作品は、絵を描くよりも前から人知れず制作していたという切り文字。初めて人に見せたのは青山塾へ通っていたとき。こんなものも作っています、とこれまでの切り文字作品を見せたところ「面白い!」と良い評価をしてもらえたそうです。人に言われて初めて気づいたという工藤さん、その後は依頼されて制作することもあり、結婚式のウェルカムボードに参加者100人分の名前をすべて繋げて切り文字にした経験も。その頃から「文字を切るのって面白い」と感じ、熱心に制作するようになったとのこと。今回は春の個展開催に合わせ、梶井基次郎の『櫻の樹の下には』の全文を絵を組み合わせながら切り文字で表現されました。すべてカッターを使った手作業。少しずつ文字が切り抜かれていき、光に透かして向こう側を見る瞬間がとても楽しいとのこと。

 

『櫻の樹の下には』(切り文字)

『般若心経  宇宙』(切り文字)
今後も絵のお仕事は何でもやってみたいそうです。近い目標は、パソコンの勉強をすること。今はまだ抜け殻状態で先のことは考えられませんが、 次はたぶん具象を描きたくなると思います、と工藤さん。次回はどんな作品で驚かせてくれるのか楽しみです!

 

 

太田侑子個展「影の中、光の中」

今週の作家さんは太田侑子さんです。HBでは初めての個展開催となりました。瑞々しい色彩とインパクトのある画風で、装画や挿絵のお仕事でご活躍中の太田さん。抜群のスキルで描かれた原画の数々、光と影やグラデーションの描き方は必見です!ぜひお越しくださいませ!

 

 

今回の作品はすべて個展のために描かれた新作。以前は一瞬の動きや風景を切り取るイメージで描いていたそうですが、今回は自分で作った物語や何かが起きそうな雰囲気を自分で演出して描いたとのこと。スナップ的な絵だと”自分の絵”という印象が薄かった、と太田さん。自分の絵であるように、自分で演出することに努めたそうです。約1年間、仕事の合間に描かれた作品で、制作時間は1日で描けるものもあれば4日くらいかかるものも。仕事の絵の本描きは2~3日あれば描けるそうです。ラフの時間も合わせれば1週間くらいとのことで、どんどん仕事が来ても対応できるそうです。

 

 

 

油彩画出身の太田さん、3~4年程前からイラストレーターへ転身。油彩画で賞を受賞し美術館で展示をするなど、精力的に活動されていたそうです。しかし誰でも気軽に見に来てくれる感じではなく、多くはコレクターやお金持ちの方ばかり。普通の生活から一線をおいている感じが寂しかった、と太田さん。すぐに作品の価格を聞かれ、絵が本当に好きなのかわからず悲しい時もあったそうです。学生時代から興味のあったイラストレーションの世界、出版物になるとたくさんの人の目にとまるし、絵を売らなくてもいい。本来、色々な人に見てもらい生活に寄り添ったりする絵を描きたかった太田さんは、次第にイラストレーターの仕事に興味がわいたそうです。実際に仕事をしてみると、1~10まで自分でプロデュースする絵画の世界とは違い、デザイナーさんとの関わりで絵が向上していく感じや、人との関わりが多いと感じたそう。イラストレーターさんもアドバイスをくれたりする。絵画は各々が独立していて、よりシビアな世界とのこと。長い間ここには居られないと思い、絵画のマーケットからどんどん離れて行った、と太田さん。

 

 

 

大学時代から培ってきたスキルを生かし、少しずつお仕事が増えてきている太田さん。現在は装画や挿絵が主なお仕事だそうですが今後は広告のお仕事もぜひやってみたいとのこと。今後益々のご活躍が楽しみです!