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堀川直子個展 「Emotional Landscapes」

今週の作家さんは堀川直子さんです。7年ぶりの個展、HBでは初めての開催となりました。
昨年アイスランドを旅した堀川さん。自然豊かな風景を、堀川さんならではの色彩とタッチで、アイスランドの空気を表現されました。ぜひお越しくださいませ!

 

 

今回のテーマはアイスランド。アイスランドへ行く目的のひとつは”Iceland Airwaves”という音楽フェスを見に行くことだったそうです。昨年、会社を辞めることを決めてから、個展をすること、音楽フェスとアイスランドの景色を見たいという目標ができ、今回の作品のテーマへとつながりました。連日、夜になると街中のカフェやコンサートホールでライブが開催されるというIceland Airwaves。堀川さんもお目当ての歌手のライブ会場を調べ、街を巡ったそうです。ライブのない昼間には、観光地や美術館、アイスランドの景色を楽しむ日々だったとのこと。

 

 

タイトルとなった『Emotional Landscapes』は、歌手ビョークの曲の歌詞からとったもの。堀川さんはアイスランドの景色を見たときに、ビョークの歌詞そのものが広がっていると感じ、とても心が動かされたそうです。電線も家もほとんどなく、岩や苔、枯れ草、氷河が存在する僻地で自然にほど近い土地。見たときの感動や空気感をそのまま絵にとじこめました。

 

 

フリーランスのイラストレーターとして13年ほど活動をされている堀川さん。続ける秘訣は、辞めないことだそうです。元々、ご自身では絵が上手いとは思っていないそうで、絵がうまくなりたいという目標があることが、続けるモチベーションになっているとのこと。

イラストレーターの仕事を続けていく難しさはいつも感じているという堀川さん。末永く、おばあちゃんになるまでずっと続けていきたいそうです。

 

あいざわりさ子個展 「ヒミツノコベヤ」

今週の作家さんはあいざわりさ子さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
カラーペンで描かれた、色とりどりの唯一無二の世界観。あいざわさんならではの独特な配色、自由な筆の運びは見ているだけで楽しい気分に!お見逃しなく!



普段から女の子をテーマに作品を描かれるあいざわさん。外国のキャンディーやジェリービーンズのような、色とりどりの不思議な女の子の世界を描かれました。去年から描きためていた新作がずらりと並びます。紙の裏とオモテ、両方から描くというユニークな手法で、裏から描いたときのかすれが特徴的です。和紙とカラーペンが見事にマッチした発色の美しさは原画ならではです!

 

 

今年、お仕事では文芸誌の連載の挿絵を担当されました。元々は早稲田大学の文学部で勉強をされていたそうで、お話を読む事はもちろんのこと、まだ世に出ていないお話を読み、そこから絵を作っていくことが楽しかったそうです。文学部で勉強したことが活きて嬉しいとのことでした。
女の子の少し怖い部分や、かわいいけれど毒のある一面、ブラックメルヘンを描きたい、とあいざわさん。これからも女の子のことをテーマにして描いていきたいそうです。

 

 
今後も本の装画や、文芸に関わるお仕事をずっと続けていきたいそうです。いずれは広告のお仕事や、女性に向けたお仕事もやってみたいとのことでした。模様を描くことがお得意なあいざわさん、テキスタイルや包装紙にも興味があるそうです。デザインをしてもらうことで、絵がどのように使われ、どこに文字が入るのかがとても楽しみとのこと。女性が絵を見て、華やかな気持ちになるような作品を描いていけたら、とお話してくださいました!

 

藤枝リュウジ個展「WHAT IS THIS?」

毎年恒例となった藤枝リュウジさんの展覧会、今年も大好評開催中!
今年もたくさんの愛くるしいキャラクターたち登場しました!
藤枝さんならではの、でこぼことした絵の具の質感、テープを貼付けた原画は楽しさいっぱいです!
ぜひ見に来てください!

作品はオンラインショップからもご購入いただけます。
http://hbgallery.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=254648&sort=n

 

 

展示は10/11(水)の17時までです。お見逃しなく!!

村上朋子個展「立ち止まってみたら」

今週の作家さんは村上朋子さんです。HBでは約2年ぶり、2回目の個展開催となりました。
のびのびとした構図と、シンプルにデフォルメされた色とりどりの植物たち。
パーツは紙からハサミで切り出しているというユニークな手法です!ぜひ見にいらしてください!

普段の暮らしの中で見つけた花々をテーマにされている村上さん。見つけたときの嬉しさや驚きが表現されているような楽しい作品です。花の形は紙をハサミで切り出した後、パソコン上で構成していくとのこと。色の組み合わせや質感はデジタルならではの美しさがあります。

 

年々少しずつお仕事が増えてきているという村上さん。売り込みはメールですることが多いそうです。普段は看護のお仕事もされているため、仕事のない日に合間をみつけて絵を描いているとのこと。最近ではお仕事で描いた線画のタッチも評判がよかったそうで、お仕事の幅が広がりつつあるようです。

今後も、様々なお仕事をやってみたいと村上さん。どんなお仕事の依頼が自分に来るのか、いつも楽しみなのだそうです。また、80歳、90歳になってもご活躍されているイラストレーター方を見て、自分はどんなふうに年をとっていくのか、絵が変わっていくのか楽しみだそうです。長く絵を描き続ける覚悟が感じられた村上さんの展示でした!

中島梨絵個展「コントラスト 2」

今週の作家さんは中島梨絵さんです。HBでの個展は約7年ぶりの開催となりました。
これまで手掛けられた装画は100冊以上! 小説家さんからのご指名もある人気イラストレーターさんです。
今回展示されたのはすべて個展のための描きおろし。なかなか見ることのできない美しい原画の数々、お見逃しなく!

 

 

テーマは”コントラスト”。2014年に開催された個展も同じテーマで制作、もっと描いてみたいと思い今回また新たな作品を描かれました。前回は黒を基調とした絵が多かったため、今回は色彩を意識した絵を描こうと思ったそうです。”コントラスト”という言葉からイメージした光と影の様々なシーン。普段から思い浮かんだイメージをメモしておくことも多いとのこと。人物はほとんど想像で描くそうです。

お仕事で描く絵と並行して、8月に入ってから個展作品の制作を開始。見事に描き上げ、ほっとした様子の中島さんでした!




仕事の絵だけを描いていると自分の絵がマンネリ化し、思考もワンパターン化してしまうとのこと。中島さんご自身の更新作業として、オリジナル作品を描く個展は意識的にやらなければ、と思っているそうです。



黒を基調とした絵で個展をした後は、ホラー小説や怖い絵を描く仕事が増えたそうですが、元々の軽やかなタッチも両方描いていきたいとのこと。自分がどこまで描けるか幅を広げたいそうです。
装画が描きたくてイラストレーターになった、と中島さん。今後もずっと文芸のお仕事をやっていきたいとのことでした!

会場ではオリジナルポストカード¥150も好評販売中!展示の記念にぜひ!

 

仲條正義個展「2017、仲條」展

今週の作家さんは、アートディレクターの仲條正義さんです。

HBのこの時期恒例の目玉展示として、楽しみにされてる方も多いのではないでしょうか。今年のキーワードは、食べる?トランプ?昔のハワイのポスター?オール新作、摩訶不思議な仲條ワールドをご堪能下さい!

作品は¥97.200-(税、送料、額込み)で販売いたします。tel.03-5474-2325(HBギャラリー)

 

 

 

竹内巧個展「Basketball Days」

今週の作家さんは竹内巧さんです。HBでは初めての個展開催となりました。
使い込まれたバスケットボール、履き慣れたシューズ、お気に入りのジャージ…など、質感表現豊かに描かれました。
バスケット経験者ならではの視線がユニークな作品たちです! ぜひご覧くださいませ!

 

 

中学、高校とバスケットボール部に所属されていた竹内さん。その後、10年程プレイから離れていたそうですが、30才くらいから地域のチームに所属し再開。今も定期的に仲間たちとプレイを楽しんでいるそうです。
今回は10代の頃をイメージした、バスケットボールの好きなワンシーンを描かれました。

 

 

イラストレーションを描き始めたのはまだ最近という竹内さん。
印刷会社で営業職を経験後、元々興味のあったデザイン系の仕事へ進むため、デザインの専門学校へ入学。現在はデザイン事務所でお勤めされながら絵を描いているそうです。2013年にはパレットクラブへ入学、1年間在学した後、個展やグループ展を開催し作品を発表されています。
画材はすべてペンタブレット。デザインをする際に使っていたもので、合間に遊びで絵を描きはじめたことがきっかけだったとのこと。これまでさまざまな画材を試してみたそうですが、やはり今のペンタブレットでの描き方、タッチが一番良かったそうです。

 

 

今後は地元、長野県にまつわるお仕事をやってみたいとのことでした。食べ物の絵もお得意な竹内さん、パッケージのお仕事にも興味があるそうです。モノ、人物、風景に挑戦された竹内さんの新作、ぜひ見にいらしてください!

 

 

河合真維個展「呼吸する星」

今週の作家さんは名古屋在住のイラストレーター、河合真維さんです。HBでは今回が初個展、2年前にはHBファイルコンペVol.25 鈴木成一特別賞を受賞され、グループ展で作品を発表していただきました。今回は、動植物と女の子をまとう空気や時間をテーマにアクリルで丁寧に描いています。河合さんの描く美しい幻想的な世界、ぜひご覧いただきたいです!

 

地球のような惑星のような、夢と現実の境目のような…そんな空気感を意識して描いているという河合さん。今回の作品には人工物は描かれておらず、水や植物、自然に囲まれて暮らす少女を描いています。どこか懐かしさも感じる河合さんの作品。昔の絵本に影響を受けたそうですが、今の感覚も取り入れ、古くさくならないようにと気をつけて描いているとのこと。幻想的な色彩、グラデーションやにじみなど、ずっと見ていたくなる作品たちです。

 

 

幼い頃はマンガ家になりたかったという河合さん。高校の頃からデザイン科で勉強をされ、卒業後は愛知県立芸術大学でデザインを専攻されました。在学中は自分の幅がどこまで広がるのか、自分の表現を確定させてよいのか、画風を変えながら苦手なことにも挑戦し、ずっと絵を描いていたそうです。最近になりようやく自分の得意な世界感に気づき、描きたいものが描けるようになってきた、という実感があるそうです。

 

 

今後、イラストレーションのお仕事はなんでも挑戦してみたいそうです。特にCDやグッズ、書籍など、製品になるお仕事に興味があるそうです。ご自身では、作品集の制作も検討しているとのこと。これからますますファンが増えそうな期待の作家さんです!東京での貴重な展示、ぜひ見にいらしてください!

 

副田高行賞 原裕菜個展「港町」

夏のファイルコンペ展もいよいよラスト!トリをつとめるのは副田高行賞に輝いた原裕菜さんです。
幼い頃から祖父母の住む長崎へ訪れることの多かったという原さん。長崎で目に映った強く印象に残っている風景を描かれました。原さんが制作されたアニメーションも展示しております、ぜひ見に来てください!

 

 

 

今回描かれた黒のシリーズは元々、原さんの個人的な実験で描いたものでした。昨年参加されたグループ展「DLI展」で試しに描いてみた作品だったそうで、最初は6点ほどの枚数だったものを、コンペに向けて20点に増やし応募。受賞の知らせを聞いた時は、まさか賞をとれるとは思っていなかったそうでびっくりしたとのこと。描かなすぎて怒られるかなとも思っていたそうですが、他の方から見るとおもしろいんだと改めて感じたそうです。
最近では『BUTTER』の装画を見て原さんの絵を知ってくださる方が多いそうです。徐々にお仕事も増えてきました。

 

 

今回はアニメーション制作にも挑戦されました。受賞作の一連のシリーズから、なにか発展させたものを作りたいと思い、絵を動かしてみようと思ったそうです。パラパラ漫画のようにたくさんの枚数を描き、合成や描き直しをくり返して完成。音楽はドイツ在住のアーティストの友人に作ってもらったそうです。長崎のお祭りを彷彿とさせるドラやシンバルの音、和・洋・中が合わさるような異国感ある長崎の雰囲気を見事に表現されました。2人でイメージを行き来させ作りあった作品となりました。

 

 

これまで本や雑誌のお仕事が多かったそうですが、これからまだまだ広げていきたいとのこと。アニメーションや、ストーリー性のあるPV、絵本にも挑戦したいそうです! 今後益々のご活躍が楽しみです。

 

永井裕明賞 宮嶋結香個展「Without haste,but without rest.」

夏のファイルコンペ展、第6弾は永井裕明賞に輝いた宮嶋結香さんです。
一昨年の特別賞受賞に続き、昨年は見事大賞に選ばれました。宮嶋さんの力強さとしなやかさのあるタッチで描かれた動物たち。迫力のある展示となっております。お見逃しなく!

 

 

宮嶋さんの最近のテーマは動物。想像で描くことが多いそうで、元々は、人間と動物の間のような生き物や、植物を擬人化したような謎の生き物を描くことがお好きだったとのこと。描いていくうちに、サルや鳥、馬など実際にいる動物を多く描くようになったそうです。タイトルには『急がずに、だが休まずに。』というゲーテの格言を用いています。宮嶋さんご自身、『ウサギとカメ』のカメのように物事に取り組んでいきたい、という想いが込められているそうです。

 

 

今回の応募にあたっては、版画作品とドローイング、ご自身で自信作を厳選し両方のタッチをファイル作品におさめました。どちらのタッチも魅力的な宮嶋さんの作品、画材は違うものの、描いている内容からは圧倒的な存在感がありました。これまでほとんど絵で賞をとったことがなかったそうで、今回の大賞受賞はとても嬉しい出来事だったそうです。

画材はアクリルや鉛筆、色鉛筆、クレヨン。紙は紙袋や米袋など、一度捨てられたものを使用することもあるそうです。自然なしわが魅力とのこと。

立体作品、リトルモンスター。木の枝やコルク粘土などを利用したかわいらしいキャラクターたち。

 

一昨年の特別賞を受賞後、初めての装画のお仕事も。宮嶋さんは主に展示活動を軸としているそうですが、今後はイラストレーションのお仕事もやっていきたいとのこと。いつか絵本にも挑戦してみたいそうです。宮嶋さんの画材や技法にとらわれない自由な作品たち、今後も楽しみです!