高山裕子個展 「水面にうつる風景を眺めて」
今週の作家さんは高山裕子さんです。HBでは初個展となります。
本の装画を中心にご活躍中の高山さん。思わず手にとりたくなるような本の顔として、様々なジャンルの物語を彩られています。今回は”水面にうつる風景”をテーマに美しい水面の揺らぎを、高山さんならではのタッチで表現されました。ずっと眺めていたくなるようなワンシーンを、ぜひご覧いただきたいです!
これまでも数々の展示で作品を発表されてきた高山さん。
“いつか行きたい風景”を主なテーマとして描き続けています。
今回のテーマは”水面”。実際に目にする風景よりも、水面に映った風景の方が美しく感じることが多いそうです。そんな気づきから、風のゆらぎや水面の曖昧な表情を、高山さんならではの視点で掬いあげています。
描きすぎずに表現できる高山さんのタッチと、水面というテーマがぴったりな今回の作品たち。実際に行きたい風景と、水の異次元な雰囲気、さらにはどこかわからない空気感がプラスとなり、見たことのない景色が生まれました。自分にしか見えないような、人の気づかない光の部分などを描いていきたいそうです。
これからも装丁のお仕事はもちろんのこと、これまでやってこなかったような絵のお仕事もしてみたいそうです。ご自身では、作品をファブリックにした”着れる絵”としても展開されています。絵をもっと身近に感じてほしい、という想いがたくさんの方に伝わるのではないかなと思いました。今後のご活躍も楽しみです!
↑高山さんの絵がプリントされたファブリック「水面」
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