仲條正義賞 角田正之個展「平面ブルース展」
HBファイルコンペvol.24 大賞展7週目は仲條正義賞を受賞された、角田正之さんです。
不思議なマスクをかぶったような、愛らしいキャラクターが多く登場する角田さんの作品。
一体これは何だろう?と、見る人を惹き付けるユニークさが魅力です。
どの作品も純粋に、手の動くまま楽しく描いている様子が伝わってきます。
今回は5回目の応募で、見事に大賞に輝きました。そんな角田さんの集大成をぜひご覧ください!
— 今回の展示はどんなテーマで描かれたのですか?
フラットっぽいのを描いていたり、ペタっとしたものを描いています。
トッカフォンドが好きで、深みのある悲しげなものを描きたいなと思って制作しました。
— 不思議なキャラクターのようなものがたくさん出てきますが、顔が特徴的ですよね。マスクのような。
あまり表情を描きたくなくて、人にフォーカスされる気がしてちょっと嫌だなと思いました。
顔にマスクをかぶせたり、色で塗りつぶすような描き方になりました。
画面の雰囲気で見せたいというのがあります。
— 描くときには、物語や設定など決めているのですか?
設定を考えて描くときもあるのですが、まじめな絵になってしまってダメなことが多いです。
そういう描き方も嫌いではないのですが、考えないときのほうが描けます。
絵の具を散らかしたりして、塗りつぶしていく途中で形にして、画面上で変わっていく感じが描いていて楽しいです。
— 楽しく描いているんだろうなというのが伝わってきます。
今後、こういうお仕事をしてみたいなどありますか?
何かあればぜひやってみたいですが、そんなに欲求が強いわけではないです。コンペも仕事につなげたくて
応募したというよりは、審査員の方々に自分の絵を見てほしくて応募した、という感じです。
— HBのコンペに応募されたのは何回目ですか?
5〜6回くらいだと思います。
— 個展は初めてだそうですが、展示してみていかがでしたか?
色々な方々とお会いできて、とても刺激になりました。
それと、展示することで客観的に自分の作品を見ることができ、またやりたい事が増えました。
— 現在は、デザインのお仕事をやりながら絵を描かれているとのことですが、
今後もお仕事をしながら絵を描いてこうかなという感じでしょうか。
そうですね、絵は今後もずっと描いていくと思います。
— 壁画など、大きいサイズの絵もいつか見てみたいです。また作品を拝見できるのを楽しみにしております!
審査員の仲條さんと。
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