大野博美個展「跡形」
今週の作家さんは大野博美さんです。HBでは2年半ぶり、2回目の個展開催となりました。街並みや植物、人物など、好きなものを思い思いに描かれたという新作たち。また現在、大野さんが挿絵を担当されている『リバー』(奥田英朗 著)の原画の展示も!大野さんならではの迫力のある筆致をお楽しみください!
昨年から今年にかけ、2本の新聞連載の挿絵を担当されていた大野さん。物語と共に過ごした1年だったようです。普段はアナログで描かれていますが、連載時は効率の良さからiPadを用いて描かれたとのこと。しばらくデジタル中心だったため、久しぶりに手を絵の具まみれにして描いては消して、跡形を残しながら描きたいと思い、今回の個展タイトルに。
iPadで描かれた連載の挿絵。
『ドクター・デスの再臨』/中山七里 著 2020.10~2021.3 (日刊ゲンダイ連載)
『星屑』/村山由佳 著 2020.10~2021.8 (地方新聞連載)
新作は人物や風景、植物など描きたいものを中心に。どうせコロナで誰も見に来てくれないだろう…と思い、好きなものを描いちゃえ!と吹っ切ることが出来たそうです。今回、特に目をひくのが大きな画面で植物を描かれたシリーズ。やっぱり大きなサイズで描くと楽しい、と大野さん。
『リバー』/奥田英朗 著 (小説すばる連載) の原画
新聞連載のお仕事はまたぜひやってみたいそうです!今後ますますのご活躍が楽しみです。
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